
プレイレポート
深層墜下アクションストラテジー「Million Depth」試遊レポート。滅亡した地球を舞台に時間停止バトルやクラフトを楽しめる[TGS2025]
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本作は,少女「モマ」が「キミ」という人物を追い求めて100万階層の地底世界「ミリオンデプス」に墜ちていく,深層墜下アクションストラテジーだ。
今回の試遊版は10分間という制限はあったが,そのなかで体験できた本作の内容を紹介していこう。
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オープニングでは,モマが宇宙船から地球を眺めるシーンからスタートする。彼女の仲間たちは疫病で息絶えてしまい,さらに心の支えとなっていたキミとの連絡も途絶えてしまう。
そんななか,モマはキミに会うために,彼が住む地球に降り立つことを決意する。かつては青い星だった地球だが,すでに滅亡してしまい,地球で唯一の生存領域が地底世界「ミリオンデプス」だという。
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地球に降り立った彼女は,危険が潜む地底世界を進んでいくのだが,敵を倒すうえで彼女の大きな助けとなるのが,時間を制御する技術「ビオトープジャマー」だ。
この技術によって,“彼女が停止しているあいだは敵の動きも停止する”という時間停止バトルを行える。つまり,停止している時間で戦略を練って動き方を決め,襲いかかる敵に対処していくのだ。
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敵の倒し方についてだが,移動してぶつかることでダメージを与えられるほか,クラフトした「ハンマー」で攻撃できる。このハンマーは「リング」によって動かせるので,ぶつかれる位置にいない敵にも攻撃可能だ。
ただし,時間が停止しているのは,あくまでモマが停止しているあいだのみとなる。何か動作を行うと時間停止が解けてしまうので,要注意。
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もう1つ,本作のキモとなるのが,武器の“クラフト要素”だ。武器となるハンマーは,さまざまなパーツを組み合わせて強化でき,どうデザインするかはプレイヤー次第。三角のトゲを組み合わせて鋭利なパーツを作ったり,正方形のパーツを組み合わせることで武器の耐久を上げられたりなど,非常に自由度が高くなっている。
武器は,凹凸を作ることで“基本攻撃力”を上げられる。この基本攻撃力が与えられるダメージの根本になるので,凹凸は作っておいたほうがよさそうだ。ただし,武器には耐久度があるので,前述の正方形パーツで耐久を上げる必要もあり,どうデザインするかにはジレンマが生まれそう。
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さらに,この武器は敵に当てる部分によって効果が異なる。例えば,鋭利なパーツを作った箇所には“部分攻撃力”が発生し,より大きなダメージを与えられる。部分攻撃力が高い部分を敵に当てやすいデザインにするのが大事かもしれない。
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加えて,地下世界に落下して潜る際には,「酸素」が必要となる。一気に潜ろうとすると酸欠になってしまうので,特定の階層をスキップするためのアイテム「酸素ボトル」を消費しなければならない。
「サーチ機」を使うことで地下の状況がある程度明らかになるので,自身の所持している酸素ボトルの数と相談しつつ,その階層に挑むのか,もしくはスキップするのかを決めていく。
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今回の試遊では,一段階下の階層へと潜って間もないところで時間切れとなってしまった。なお本作は,Steamストアで体験版が現在公開されており,そちらはなんと本編3ルートのうちの1つ「αルート」を最後まで遊べるというものになっている。
この記事を読んで本作に興味を持った読者の人は,ぜひSteamの体験版を遊んでみてほしい。11月12日に発売される製品版では,前述のαルートに加え,「βルート」「γルート」を体験でき,そちらでは異なる物語の結末を味わえるそうだ。
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