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METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER公式サイトへ
  • KONAMI
  • コナミデジタルエンタテインメント
  • 発売日:2025/08/28
  • 価格:スタンダードエディション:8580円(税込)
    デラックスエディション:9790円(税込)
    Premium Pack:3万8500円(税込)
    Premium Pack(ゲームソフトなし):2万9920円(税込)
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[プレイレポ]「METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER」の無料アップデート,オンライン対戦「FOX HUNT」はそこにあるのに“見えない”
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印刷2025/10/29 17:45

プレイレポート

[プレイレポ]「METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER」の無料アップデート,オンライン対戦「FOX HUNT」はそこにあるのに“見えない”

 「メタルギアソリッド」シリーズのナンバリング第3作をリメイクした「METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER」PC / PS5 / Xbox Series X|S)の無料アップデート,「FOX HUNT」が2025年10月30日10:00に配信開始となる。
 このオンライン対戦モードにはゲーム内課金要素が存在せず,マッチングは同機種のプレイヤー同士とのことだ。事前に試遊する機会を得たので,インプレッションをお伝えしよう。

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「METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER」公式サイト


 「FOX HUNT」では本編の主人公であるネイキッド・スネークではなく,「FOX」部隊の隊員候補の1人を操作し,ほかの候補たちと「サバイバルキャプチャー」「サバイバルイントルード」(以下,順にキャプチャー,イントルード)と呼ばれる2つのルールで競い合う。
 プレイヤーは2人1組のチームとなってフィールドに送り込まれ,最大6チーム(12人)によるサバイバルを繰り広げる。持ち込めるのはサバイバルナイフと特殊なギリースーツ(狙撃手が使う迷彩服)「AT-CAMO」のみ。それほかの武器やアイテムは,本編同様に現地で調達するしかない。

プレイヤーは「FOX」部隊の隊員候補
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「変装」により姿を変えられる。ゲームをプレイすると手に入るコインと引き換えに,新たな変装やカムフラージュを選択できる
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 サバイバルに重要なことは,AT-CAMOによるカムフラージュ5種の使い分け,敵の気配を探知する特殊能力「ネイキッドセンス」,そして周囲を見回して敵のカムフラージュを見破る,プレイヤー自身の注意力だ。

 プレイヤーキャラクターはスネークと同様,匍匐やローリング,段差の登攀にエルード(ぶら下がり)といったアクションができる。物陰に隠れ,地面を這い,ライバルに見つからないよう行動して目的の達成を目指す。
 通常,戦場で身を隠すには,草木が多ければグリーン,雪原であればホワイトといった,周囲の地形に合わせた迷彩服を着用する。本編ではさまざまな場所で新しい迷彩服を手に入れていたが,AT-CAMOは登録しておいた5パターンのカムフラージュを自由に変更できる。

 キャラクターの背中でAT-CAMOが勢いよく広がり,カムフラージュに身体が覆われると,周囲の葉っぱや雪に溶け込む効果が高まり,一見しただけでは分からなくなる。
 実際,プレイ中には自分が隠れているすぐ近くを敵が通り過ぎていくことも珍しくなく,誰もいないと思っていた場所から敵の奇襲を食らうことが何度もあった。
 自分も敵もステルスの達人だらけというわけで,まったく油断ならない。実にスリリングだ。

雪の地面に溶け込んでいる。一見しただけでは分からないだろう(上)。もちろん,使用する場所を間違えれば,大いに目立ってしまう(下)
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 カムフラージュを見破る手段も用意されている。
 1つは周囲を観察することだ。偽装しているとはいえ,不用意に動けば発見されてしまうだろう。
 そして,AT-CAMOは全身を覆うわけではなく,身体の前面や足の裏はそのままなので,じっくり観察すると,そこに敵がいることが分かる。

 なお,AT-CAMOの使用中に攻撃を受けると,そのカムフラージュがしばらく選択できなくなる。草むらに草のカムフラージュで隠れている敵に攻撃を当てれば,敵は別のものを選ぶしかなくなるので,それだけ見つけやすくなるわけだ。

 カムフラージュを見破るもう一つの手段が,前述のネイキッドセンスである。これはスタミナを消費して,敵や物資の位置を探る特殊能力だ。移動中のように目立つ行動ほど探知しやすいが,伏せて動きを止めたり,AT-CAMOを展開したりしている見つかりづらい。
 敵のネイキッドセンスに対する“発見されやすさ”は,「モーションインジケーター」が目安になる。なるべく目立つ行動を避けて,ゲージの上げないように心がけたいところだ。

「ネイキッドセンス」の使用中,敵が目立つ行動をしていれば位置を特定しやすい。特定した敵は赤く光り,ミニマップにも表示される
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「モーションインジケーター」は画面中央の下部に表示されている。静止していると低くなるが,走ろうものなら一気に上がる
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 キャプチャーとイントルード,それぞれのミッションは「3分×4フェイズ」の構成だ。各フェイズの終了時にプレイヤーが脱落し,最後まで生き残った者の所属チームが勝利となる。

 キャプチャーでは,フィールドにばら撒かれたカエル人形「ケロタン」を手に入れることが目的だ。フェイズ終了時にケロタンを持っていれば次に進めるのが,そうでなければ脱落だ。
 プレイヤーは複数のケロタンを所持できる。ケロタンの数はプレイヤーより少なくなっていくため,集められると強力な妨害となる。

 なお,自分がケロタンを持っていても,チームメイトが未所持であれば脱落してしまう。仲間に譲ることも必要になるだろう。
 そして,敵を倒して奪い取ることも可能だ。このあたりの駆け引きはデスゲームのようでもあり,さまざまな生存戦術が生まれそうな予感がする。

「このあたりにケロタンが存在する」ことは分かる状態でスタート
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ネイキッドセンスで敵を捉えれば,ケロタンの有無も判明する。ケロタンを持っているなら,積極的に攻撃すべきだろう
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 ケロタンが存在するエリアは示されるが,正確な位置は分からないのもポイントだろう。タイムリミットがあることに加え,ライバルもケロタンを探しており,いつどこから撃たれるかもしれないという緊張感もある。
 そのため,ケロタンはフィールドに存在しているのに,注意力が足りないと「見えない」ことがあるのだ。

 ネイキッドセンスを使えば位置を特定できるが,スタミナを消費するため,いざというときにローリングできなくなる恐れもある。それだけに目標を見つけたときには,ちょっとしたカタルシスを味わえる。

そこにあるのに“見えない”の一例。赤さびた床にケロタンが置かれているのだが,注意していないと見逃してしまう
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 一方,イントルードはフィールドに点在するアヒル人形「ガーコ」を巡る戦いだ。ガーコも正確な位置は分からないため,フィールドを探索する必要がある。
 ガーコは持ち運ぶことができない,これがケロタンとの違いだ。フェイズ終了時にガーコの周囲にいれば勝ちとなるが,ガーコを起動させた状態で数秒留まって「ゾーン認証」を完了する必要がある。つまり,フェイズ終了の直前,ガーコの周囲に飛び込んで勝ちを拾う,なんてことはできないわけだ。

 また,ガーコを起動すると周囲に光るフィールドが展開し,非常に目立つ。こうなると敵もやってくるため,いかにしてフェイズ終了まで耐え抜くかが重要だ,
 守る側は設置式地雷「クレイモア」や敵の注意を逸らす「デコイ」,攻める側は「グレネードランチャー」や「ガスグレネード」といった範囲攻撃の装備が有効になりそうだ。

 なお,いずれのルールもフェイズ内ではリスポーン(再出撃)が可能だ。

ガーコを起動すると目立ってしまう。しかし,起動後に数秒間は周囲に留まらないと脱落となってしまう。タイミングが重要だ
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 そこにあるのに“見えない”状況は,敵との戦闘にカオスをもたらす。
 確かに周囲をチェックしていたはずなのに,意外なところから麻酔銃を撃たれて昏倒させられた……なんてことは珍しくない。逆に,敵に奇襲を仕掛けられる機会も多い。
 してやられたときに悔しさ,うまく敵を欺いたときの快感が味わえるのだ。

 そして,こうした状況は眺めていても楽しい。脱落したプレイヤーは観戦モードにより,ほかのプレイヤーの周囲を見られるようになる。尾行されているのに気づかなかったり,ガーコやケロタンを見逃していたりといったハプニングが起こるので,試遊の際にも笑いや歓声が聞かれた。

脱落後,仲間が生き残っていれば仲間の様子を,そうでなければほかのプレイヤーの様子を観戦できる
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 銃器が登場する対戦モードではあるが,戦うことばかりが最適解ではない。そして,誰もが知っている“かくれんぼ”のスリルに満ち満ちている,というのが率直な感想だ。
 お馴染みの段ボールで潜み続けたプレイヤーが勝ち進むこともあり,実に「メタルギアソリッド」らしい。

 もちろん,逃げ回っているだけでは勝てない。フィールドを探索して自分に合った銃器を手に入れ,さらに強化するアップグレードキットも抜かりなく集めておくことも重要だ。プレイヤーの習熟次第で,さまざまなセオリーや戦法が生み出されるだろう。

AT-CAMOのカムフラージュの中には,地面にガーコが置かれているように偽装するパターンも
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「クールデコイ」は機体のデコイが出現して敵の目を奪う。「メタルギアRAY」のほか,さまざまな機体が出てくるようだ
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