
プレイレポート
[プレイレポ]「GBVSR」のウィルナスは接近戦の爆発力に長けた手触りのキャラクターに。グラン,ジータ,ナルメアのEX版にも触れてきた
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今回,Cygamesで実施された先行体験会で,ウィルナスと同時に追加実装されるグラン,ジータ,ナルメアのEX版の手触りを確かめてきたので,その内容をお届けする。なお,今回プレイしたものはあくまでも試遊時点のバージョンであり,製品版とは内容が異なる可能性があるので注意してほしい。
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グラン,ジータ,ナルメアの3キャラクターにEX版が登場!
今回のアップデートにおけるサプライズな追加実装として発表された,グラン,ジータ,ナルメアのEX版は,アビリティ構成がガラリと変更されており,まるで新キャラクターのような手触りを楽しめた。
なお,3キャラクターの通常攻撃はオリジナル版から変更がないようで,アビリティ構成と特殊技の変更が主な調整点のようだ。
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EX版のグランは,今回の3キャラクターのなかでもとくに大幅な調整が加えられている印象だ。
もともとのグランは,すばやいアクションと特殊技の「パワーレイズ」を使った緩急ある動きが強力だったが,特殊技が「ライジングソード」に変わり,アビリティも4つ構成に変更されたことで,より多彩な動きを見せられるキャラクターになった。
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アビリティは,飛距離が短くなったことで使い心地が変化した「レギンレイヴ」,ヒットorガード時にほかのアビリティとライジングソードにキャンセルできる「アーマーブレイク」,突進しつつ斬撃を放つ「ディストリーム」,回し蹴り後に突進する「ドライブバースト」の4つだ。
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パワーレイズがなくなったのは手痛いが,アーマーブレイクによる近距離戦の爆発力を獲得したEX版のグラン。高い機動力や,接近戦に長けた通常攻撃はそのままなので,扱いやすさは変わらず,新たな味を使い手に提供してくれそうだ。
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EX版のジータは,レギンレイヴとアーセガルを強化する「アナザーブレード」が特殊技になり,強化技を活用しつつ立ち回るキャラクターに調整されている。
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アビリティの構成は,使いやすいシンプルな飛び道具となった「レギンレイヴ」,もともとの性能と変わりない「ライジングソード」,前進しつつ突きを放つ「アーセガル」,オリジナル版では特殊技だった「ドライブバースト」の4つだ。
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ジータは,アナザーブレードが追加されたことで,相手に常にアイコンを溜めさせない動きを強要させられるようになった。優秀な通常攻撃とけん制の飛び道具として使いやすいレギンレイヴは健在なので,ふだんどおりに立ち回り,チャンスを見つけ次第,アナザーブレードでアイコンを溜める,といった立ち回りが有効そうだ。
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ナルメアはもともと,「神楽の構え」と「源氏の構え」という2つの構えを使い分けるテクニカルなキャラクターだったが,EX版では構えが1つになり,アビリティも3種類とシンプルで扱いやすいキャラクターに調整されている。
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アビリティ構成は,多段ヒットする突進技の「千紫万紅(せんしばんこう)」,無敵技として割り込みに使える「至人己無(しじんはおのれなし)」,連続技で重宝する突進技の「風花(ふうか)」の3つ。特殊技の居合斬りを放つ「刹那(せつな)」が設定されており,こちらはこれまでどおり,中距離でのけん制に役立つだろう。
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今回の3キャラクターで,もっともシンプルにまとめられている印象を受けたEX版のナルメアだが,オリジナル版のテクニカルさとは対極の調整を施されているようで,より多くの人にナルメアを触ってほしいといった,開発からのメッセージを受け取ったようにも思えた。「ナルメアは好きで触ってみたいけど難しいから……」と敬遠していた人にこそぜひ触ってみてほしい。
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ウィルナスはGBVSRのルール外の動きを見せる,近距離特化のパワー型キャラクターに
今回新たに追加されるウィルナス(CV:水中雅章)は,創世記より存在する強力な力を持つ「六竜」の1人。前回追加されたガレヲンが「金」の名を冠していたが,ウィルナスは「朱」となる。
見た目どおりの明朗快活な好漢で,GBVSRにおけるキャラクター性能も,イメージどおりの近距離戦を得意とするパワータイプのものに仕上がっている。
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ウィルナスの最大の特徴は,ダッシュがなく,代わりにステップを備え,それに伴いダッシュ攻撃が存在しないこと。全キャラクターの共通システムであり,有利を取れる「ダッシュL」がないのは手痛いが,その代わりに


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また,ウィルナスは通常攻撃の連続技である,トリプルアタックも存在しない。ほかキャラクターと触り心地がまったく違うキャラクターであり,GBVSRに慣れた人ほど戸惑うかもしれないが,特殊なゲージやアイコン,構えといったものは用意されていないので,極端に操作難度の高いキャラクターではないので安心してほしい。
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接近戦からの中下,投げと打撃の択一でガードを揺さぶる
ウィルナスの特殊技の「フレイムクロー」は,しゃがみガードができない中段攻撃となっており,ヒット時には追撃を叩き込める。発生はそこまで早くないためガードされやすいが,これを意識させて,下段攻撃や投げといったシンプルな崩しでプレッシャーを与えていこう。
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■ハドロンスマッシュ
ハドロンスマッシュは,前方に正拳突きを繰り出す打撃技。密着でガードされる反撃を受けやすいので,けん制で繰り出す場合は先端を意識したい。また,ガード時にのみ多段攻撃となる変わったアビリティになっており,カタリナのライトウォールといった単発のみ受け止めるアーマーを貫通してくれる。
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■フレイムアッパーカット
フレイムアッパーカットは,踏み込んでアッパーカットを繰り出す。M版とH版に無敵が付与されるため,対空や切り返しに重宝する。アルティメット版はより切り返しとして信頼できる性能になっている。
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■ヴォルカニックニー
ヴォルカニックニーは,前方に移動しつつ膝蹴りを放つ。ガードされても隙が少なく,H版は有利状況となる。中距離からの一気の接近手段として重宝しそうだ。アルティメット版は,ヒット時に位置によって相手を画面端まで吹き飛ばすが,吹き飛ばし演出が入った場合,大きな有利フレームは稼げないので注意したい。
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■ラヴァスワイプ
ラヴァスワイプは,前進しつつ足元を薙ぎ払う下段判定のアビリティ。距離調整で後ろ歩きする相手や,フレイムクローを警戒して立ちガードする相手への崩しとして使っていきたい。
また,M版は発生は遅いがガードさせて有利状況を生み出せる。警戒されていると割り込まれてしまいそうだが,アクセントの一つとして選択肢に用意したい。
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■マグマチェンバー
マグマチェンバーは,奥義ゲージを100%使用する無敵が付与された突進攻撃。おもに連続技や,無敵時間を生かした切り返しとして使っていこう。
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■ウィルナスキック
ウィルナスキックは,画面端まで届くほどの突進力を持つ解放奥義。近距離でないと追加演出に移行しないが,離れた位置の相手にも狙いやすい。
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ウィルナスとEXキャラクターは8月5日に実装
今回の試遊会は,会場でEX版キャラクターの存在が明らかになり,そのぶん試遊時間を割くことになったため,ウィルナスの性能を掘り下げるのは難しかった。
しかし,各種突進技が優秀であり,近距離戦での爆発力に長けているので,現行キャラクターでいうところのソリッズのようなキャラクターを使いたい人にピッタリなのかもしれない。
触った直後は,「ダッシュLないのか……」とも思ったが,これはこれで新しい手触りであり(代替攻撃のひょうたんも強そう),GBVSRの味変をしてみたい人にもオススメのキャラクターといえそうだ。
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個人的に驚いたのは,やはりEX版キャラクターの追加だ。三者三様の調整を施されており,それこそ味変をしたい人にピッタリの追加要素といえる。今後さらに別キャラクター分が追加されていくかは不明だが,もしあるとすれば(とんでもない工数になりそうだが),プレイヤーにとってこれほど喜ばしいことはないだろう。
ウィルナスと3人のEX版キャラクターが追加される8月5日はもちろん,今後のアップデートにも期待したい。
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- 編集部:T田

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