
プレイレポート
[プレイレポ]「GBVSR」に参戦するガレヲンはコマンド投げ持ちのパワータイプ。先行試遊版で気になるプレイフィールを確かめてきた
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今回,配信に先駆けて実施されたメディア向け体験会でキャラクター性能やプレイフィールを確かめてきたので,その内容をお届けする。なお,今回プレイしたものはあくまでも試遊時点のバージョンであり,製品版とは内容が異なる可能性があるので注意してほしい。
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ガレヲンとは……
ガレヲンは,「グランブルーファンタジー」(以下,グラブル)に登場するキャラクターで,「六竜」と呼ばれる強力な力を持つ竜の1人。本来の姿は強大な竜だが,人の姿を模すこともでき,グラブルやGBVSRには人型でプレイアブルキャラクターとして参戦している。
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性能面の大きな特徴は,コマンド投げによる強力な崩しを持っていることで,接近時には打撃と投げの2択という,シンプルな崩しのプレッシャーを相手に与えられる。ただし,機動力はあまりないので,接近するまでのプロセスを考えるのが重要なキャラとなりそう。また,マーカーを設置して,その位置に岩石を落とすアビリティを持つため,オールレンジで戦えるキャラともいえる。
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やや癖はあるものの,けん制面で優秀な通常技が揃う
ガレヲンは機動力が低めで,自身で積極的に相手に触れていくのはやや苦手。そのぶん,遠MやしゃがみM,遠Hといった扱いやすそうなリーチに優れた通常技が用意されているので,中間距離でけん制を仕掛けていくのが良さそうだ。
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攻めの起点となるダッシュ攻撃は,ダッシュLがオーソドックスな有利状況を作れるもので,ダッシュMがダウンを取れる下段攻撃,ダッシュHがヒット時に相手を浮かせるコンボ用となっている。ダッシュHからは近Hがつながるので,大きなダメージを与えたいときのコンボパーツとして重宝しそうだ。
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そのほかで優秀に感じた通常攻撃は,下段かつ多段攻撃のしゃがみUと,めくりに使えるジャンプUあたり。ガレヲンはしゃがみLが下段攻撃ではないため,ヒット確認しやすいしゃがみUが下段択の要となりそう。ジャンプUは攻めに使うのではなく,画面端を脱出したいときなど,防御面で役立つだろう。
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攻めにアクセントを加える特殊技の激震
Uボタンで発動する激震は,ダメージを与えないものの,下段判定でヒット時に相手を浮かせる特殊技となる。タメることもでき,タメた場合は全画面に下段の攻撃判定が発生する。
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近距離でのヒット時はそのままアビリティで追撃できるほか,後述するアビリティの落石でマーカーを設置している場合,その位置に岩石を降らせる。落石と激震を組み合わせることでオールレンジでけん制ができるため,試合を動かすアクションとなりそうだ。
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投げに特化したアビリティ群。優秀な打撃技の土の理は使い道が重要に
ガレヲンのアビリティは,5種類(地上4種,空中1種)のうち,3つが投げ技となっており,やや癖は強い。けん制やコンボに使えるものが少ないため,優秀な打撃技となる土の理をどのように使うかが重要となりそうだ。
また,アビリティアイコンの有無に関係なく使えるアルティメット版もさまざまな状況で使いそうで,奥義ゲージの使い方もプレイヤーの色を出せる要素となるだろう。
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■土の理
土の理は,けん制やコンボ,攻め継続に使える優秀な打撃技だ。発生の早いL版はけん制とコンボに使いやすく,M版は発生が遅いがガード時に有利フレームを取れるため,崩しのチャンスを生み出せる。
H版はヒット時に画面端で追撃ができるだけでなく,ガードされても有利状況となる。攻めの起点となるため積極的に使いたいが,しばらく再使用できなくなるので使いどころは見極めたい。
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アルティメット版は地上ヒット時に膝崩れダウンを誘発し,空中ヒット時には位置を問わず壁バウンドを誘発する。けん制からのコンボで使うのが基本だが,アビリティアイコンがなくても使用できるので,さまざまなシーンで役立ちそう。
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■破嵐岩
破嵐岩は,空中の相手だけを投げられる空中投げのアビリティ。基本的にはコンボパーツとして使用する。無敵時間はアルティメット版にしかないため,対空投げとしてどこまで機能するかは未知数だ。H版は頂点付近で岩石を投げ飛ばすため,遠距離からのけん制として使っていけるかも。
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■大地への回帰
大地への回帰は,地上の相手を捕まえて投げる,いわゆるコマンド投げだ。発生はそこまで早くないが,見てから対応はできないため,打撃との2択で崩しを狙っていける。また,落石が設置されていると追加ダメージが与えられ,さらに画面端などで追撃を入れられるようになる。
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アルティメット版はもっとも発生が早いうえ,投げ判定の範囲も拡大している。コンボにも組み込めるので,いろいろな使い道が見つかりそうだ。
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■泥濘の抱擁
泥濘の抱擁は,唯一の空中アビリティで,空中から斜め下に降下して相手を掴む移動投げだ。立ち状態と空中の相手を投げられ,しゃがみ状態の相手は投げられない。崩しには使いにくいので,相手の飛び道具やけん制を避けたときに狙っていこう。
アルティメット版も使い方に変化はないが,スロー効果があるのでけん制の空振りなどにより差し込みやすくなっている。
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■落石
落石は,相手の足元にマーカーを設置するアビリティ。激震(U),大地への回帰,落石(アルティメット版)の使用時にマーカーの位置に岩石を落とす。
マーカーは最大4段階まで強化でき,L版は1段階強化,M版は発生が遅いが一気に4段階強化,H版は3段階強化する。
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アルティメット版は相手をサーチして岩石を即座に落とすもので,落とす岩石は1段階強化される。マーカーが設置されていない状態であれば1段階のものが,3段階であれば4段階のものが落下するといった具合だ。岩石は強化されるほど大きくなるので,段階が上がるほどけん制にも使いやすくなりそうだ。
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■大地の鼓動(投げ)
大地の鼓動(投げ)は,奥義ゲージを100%使用する発生の遅いコマンド投げ。暗転後に飛ばれてしまうためガード崩しとしては扱いにくいが,無敵時間があるので割り込みに使える。
投げ技ではあるが,地上空中問わず,連続技にも組み込めるのでコンボの〆に使っていこう。
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■大地の鼓動(飛び道具)
飛び道具版の大地の鼓動は,相手に触れた時点で竜巻に変化する光球を前方に飛ばす奥義。発生時に無敵がないため,コンボに組み込むのが基本の使い方となりそう。竜巻は一定時間相手を拘束するので,セットプレイなどにも使えるかも。
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■スワッター
解放奥義のスワッターは,大地の鼓動に似た発生の遅いコマンド投げ。大地の鼓動と同様に,暗転後に飛ばれてしまうためガード崩しには使いにくい。メインの使い方は,コンボ用か,ぶっぱなしの割り込みとなりそうだ。
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優秀なけん制で中〜遠距離戦を制し,近距離の2択に持ち込む
優秀な飛び道具や近距離戦に持ち込みやすい機動力がないガレヲンの立ち回りは,落石によるマーカー設置やけん制,遠Mや遠H,土の理などでの中〜遠距離戦がメインとなりそう。マーカー設置を嫌がる相手を迎撃しながらのらりくらりと戦い,チャンスを生み出したら一気に接近戦の2択に持ち込みたい。
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接近後は,打撃と大地への回帰による2択を仕掛けていきたいが,大地への回帰は発生が遅いため,相手に割り込まれやすい。暴れを潰す選択肢をしっかり用意しておくことが重要となるだろう。
また,大地への回帰を嫌って,後ろ歩きやバックステップで回避する相手にはしゃがみUが機能する。投げキャラの基本となる考えだが,相手の選択肢を見極めたうえで効果的な択を被せていこう。
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画面端では,コンボの〆にH破嵐岩から落石を設置でき,そこから有利状況のまま攻めに持ち込める。大幅に有利な状況ではないが,ダッシュLからさらに攻めを展開できるうえ,大地への回帰で投げれば追撃も入れられるため,大ダメージを与えるチャンスとなる。
GBVSRは画面端での攻めが基本的に強力なゲームとなるため,ガレヲンでもこの状況に持ち込めるようゲームメイクを考えていくのが良さそうだ。
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ガレヲンは5月28日に実装予定
意外とも思える投げキャラでの実装となったガレヲンだが,今回2時間ほど触ってみた印象としては,扱いに難しい感触はなく,距離ごとにやれる行動が用意されたオールレンジキャラクターのように感じられた。
ただし,けん制やコンボに使えるアビリティが少ないのは確かで,とくにさまざまな面で活躍しそうな土の理の使い方はプレイヤーの腕前が出そう。そのほかのアビリティはどれも用途が限定的なため,適材適所でうまく使っていく必要がありそうだ。
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グラブルでも人気キャラクターであり,ガレヲンが追加されるということで,これを機会にGBVSRを始めてみようと考えている人もいるはず。キャラクターモデリングも可愛く仕上がっているので,対戦ゲームはちょっと苦手……という人は1人用で動かして楽しむのも大いにありだろう。5月28日の参戦を楽しみに待ちたい。
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- 編集部:T田

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