「スト6」，世界大会「CAPCOM CUP 12」ライブ視聴チケットの価格調整を検討。10月下旬を目処に価格設定の背景や意図が発表予定

　カプコンは本日（2025年10月11日），対戦格闘ゲーム「ストリートファイター6」を用いたeスポーツイベント「CAPCOM CUP 12」「ストリートファイターリーグ: ワールドチャンピオンシップ 2025」の会場観戦チケットの抽選販売受付を開始した。それに合わせて，今後に発売を予定しているライブ視聴チケットの価格調整を検討する旨が明らかにされた。

＜カプコンeSportsイベント 有料チケットに関するお知らせ＞
本日より「CAPCOM CUP 12」「ストリートファイターリーグ: ワールドチャンピオンシップ 2025」の国技館の会場観戦チケットの抽選販売受付を開始いたします。

▼詳しくはこちら▼https://t.co/UdNZJzoxUf…

— CAPCOM eSports (@CAPCOM_eSports) October 10, 2025

　世界大会にあたるCAPCOM CUPのライブ視聴権が有料化されるのは今回が初となる。価格調整に関する発表は，ライブ視聴の有料化に対するファンの意見を受けてのものだ。


　この発表は，9月28日に東京ゲームショウ2025の「『CAPCOM eSports』日本×韓国 SPマッチステージ」で，著名なプロ選手が壇上に立つ形で行われた。その模様は，配信のアーカイブで確認できる。


　無料で提供されてきた大会が有料化されることを受け，ファンやプロ選手たちの間でさまざまな議論が発生した。この問題は海外にもおよび，ドミニカのMenaRD選手は「私の地域を含む多くの地域では，このゲームをプレイする余裕すらほとんどない」「ストリートファイターの頂点を楽しむ機会を阻まれるべきではない」と，批判の声をあげている（該当ポスト）。


　また，ストリートファイター6のディレクターを務める中山貴之氏が発表を知らされていなかった旨を明かしているなど（該当ポスト），決定プロセスに疑問を感じる要素があるのも確かだ。

　ライブ視聴チケットの有料化，および価格設定の意図などについては，10月下旬を目途に改めて発表されるとのこと。今後の動向が気になる人は，CAPCOM eSportsのXアカウントをフォローしつつ続報を待とう。

「ストリートファイター6」公式サイト