
プレイレポート
[プレイレポ]「プラグマタ」は,銃撃とハッキングを融合した斬新なアクションが楽しめる。謎に包まれたストーリーにも期待が高まる
![]() |
「プラグマタ」は,カプコンが2026年に発売を予定している新作アクションゲームだ。舞台は月面に建てられた研究施設。この施設では,物体の形状や性質をコピーできる夢の素材「ルナフィラメント」が研究されていたが,あるときを境に連絡が途絶えてしまう。
プレイヤーが操作するのは,調査チームの一員「ヒュー・ウィリアムズ」。デモは,気絶していたヒューが目を覚ますシーンから始まる。状況の説明は一切ないが,ヒューはアンドロイドの少女「ディアナ」に助けられ,ともに行動することになる。
![]() |
ゴツい宇宙服を着た大柄な男と,その背に乗る小さな少女――この対比だけで強いインパクトがあり,ふたりがどんな運命を辿るのかと想像を掻き立てられる。
施設ではアンドロイドやドローンといったボットたちが徘徊しており,容赦なく襲い掛かってくる。ヒューは「グリップガン」と呼ばれる銃で応戦するものの,ボットは装甲に守られていて有効打を与えられない。そこで活躍するのがディアナの「ハッキング」だ。
![]() |
ディアナは外部からボットのシステムに干渉し,装甲を開いたり防御力を下げたりといった援護を行える。このハッキングは「4×4」や「5×5」に区切られた「ハッキングマトリクス」で表現され,点在するコマンドを一筆書きの要領でつなぎ,最終的に実行ノードへ到達すれば成功となる。
![]() |
ハッキングに成功すれば装甲が開き,露出した内部へ射撃することで大ダメージを与えられる。ヒューとディアナの連携が重要となる,特徴的なバトルシステムだ。
![]() |
![]() |
![]() |
施設には,「ハッキングノード」と呼ばれるアイテムがあり,マトリクスに新たなコマンドを追加できる。たとえば「デコード」は,防御力を下げる効果を付与するもの。装甲展開と組み合わせれば,より効率的に敵を弱体化できる。
戦闘はTPSの射撃とハッキング操作を同時に行うことになるが,複雑という印象はない。敵の攻撃を避けつつハッキングを行い,弱点を突いて射撃する――この流れはむしろ直感的だ。慣れてくると自然にマルチタスク的な戦闘をこなせるようになり,爽快感が増していく。
![]() |
試遊の終盤には大型ボットとの戦闘も体験できた。真正面から銃撃を浴びせても効果は薄く,やはりヒューの武器とディアナのハッキングを組み合わせて戦う必要がある。今回使用できた銃器は「ステイシスネット」(敵を拘束)と「ショックウェーブガン」(高威力近距離武器)の2種類。ステイシスネットで敵を止め,ハッキングで装甲展開+防御力低下を仕掛け,その隙にショックウェーブガンを叩き込む――という戦略的な手順で突破できた。武器やノードが増えれば,さらに幅広い戦術を楽しめそうだ。
![]() |
![]() |
![]() |
今回の試遊は戦闘面が中心だったが,月面施設には消えた職員たちの記録が大量に残されており,物語面への期待も高い。かつては平和だった施設に何が起きたのか。ディアナの正体は何なのか。2026年の発売,そして今後の続報に大いに注目したい。
![]() |
「プラグマタ」公式サイト
キーワード
- PS5:プラグマタ
- PS5
- アクション
- アドベンチャー
- SF
- カプコン
- プレイ人数:1人
- PC:プラグマタ
- PC
- Xbox Series X|S:プラグマタ
- Xbox Series X|S
- プレイレポート
- ライター:箭本進一
- gamescom 2025
- ムービー

(C)CAPCOM
(C)CAPCOM
(C)CAPCOM