
プレイレポート
[プレイレポ]「ドラゴンボールZ KAKAROT」の最新DLC「-DAIMA- 魔界の大冒険! PART1」を先行試遊。自分の足で大魔界を駆け巡り,「群集バトル」で敵をぶっ飛ばせ!
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「ドラゴンボールZ KAKAROT」は,国民的人気アニメ「ドラゴンボールZ」の世界を追体験できる「超悟空体験」を謳ったアクションゲームだ。
今回の新DLCは2024年にアニメが放映された最新シリーズ「ドラゴンボールDAIMA」をテーマとした2部構成になっている。まずは7月17日に「冒険」をキーワードに物語の前半を再現した「-DAIMA- 魔界の大冒険! PART1」が配信される予定だ。
DLCは独立した世界になっており,本編をクリアしていなくてもプレイ可能だ。今回の試遊会では,悟空たちが「第3魔界」に到着してからの内容を約2時間ほど体験できた。
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「ドラゴンボールDAIMA」では悟空が小さな姿になってしまったうえ,仲間のデンデがさらわれてしまう。悟空はデンデを助けるため,元の姿に戻るため,そして強いヤツと闘うために大魔界で冒険を繰り広げる。
こうした設定はDLCでも再現されており,悟空は小さな姿で如意棒も使って闘う。冒険というテーマも相まって,アニメの最序盤を思わせるものがある。
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本編では舞空術で空を飛んでいた悟空だが,大魔界では空気が重い関係で自分の足で移動する必要がある。
あらゆる地形を飛び越えて目的地まで最短コース……というわけにはいかないが,ダッシュは可能だ。さらにフィールドには探索を面白くするさまざまな要素が用意されているため,大魔界を駆け巡ること自体が楽しく感じられる。
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道には本編同様悟空の強化に使える「Zオーブ」が並んでおり,ダッシュで回収していくのが気持ちいい。ちょっとした脇道などには宝箱が置かれており,必殺技を習得する「Dメダル」など貴重な品が手に入る。
また,サブクエストをくれる人々や,釣りができるポイント,後述する薬虫の採取ポイントもある。しっかり探索するほど悟空を強くできるのである。
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主な探索要素としては「浮島」と「魔界のウワサ」が存在する。
浮島は大魔界のあちこちに浮いている巨大な岩塊で,レアなアイテムや宝箱が手に入る可能性がある。浮島に行くには近くにある「浮島ポイント」を探し出さなければならない。
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魔界のウワサは,いわゆるジャーナル系の収集コンテンツで,マップ上で拾うと各種の設定を確認できる。「ドラゴンボールDAIMA」は大魔界という特殊な世界が舞台になっているだけに,前提となる設定が多い。
魔界のウワサを集めれば,こうした部分を再確認できるため,アニメ未試聴の人も安心して作品の世界に浸れるというわけだ。
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ちなみに,ファストトラベルも大魔界の設定を踏まえた「スカイシード」となっており,移動時は「大鬼花」の種にまたがってすっ飛ぶ楽しそうな姿が見られた。冒険を楽しむ「ドラゴンボールDAIMA」らしい雰囲気がしっかりと再現されている。
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第3魔界の王の娘であるパンジに関して深掘りがされているのもファンには嬉しいポイントだ。パンジの自宅であるカダン城には「パンジの部屋」があり,彼女にまつわるエピソードをフルボイスで見られる。中にはアニメ本編では語られなかったゲームオリジナル要素もあるというから,こちらも楽しみだ。
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そして,爽快なバトルはDLCでも健在だ。悟空は小さな姿になっているが,格闘攻撃や気弾のボタンを連打するだけで攻撃がつながっていく。そのうえで必殺技や瞬間移動による回避といったテクニックもあり,奥深さを兼ね備えている。
武器は自由に伸び縮みする如意棒となり,必殺技の中にも如意棒を振るう「旋風棒打」が登場している。超サイヤ人への「フォームチェンジ」も最初は封印されており,さまざまな意味で大人の悟空とはひと味違う。
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今回アニメのムードをゲームで表現しているのが,「群集バトル」である。すでに視聴済みの人なら,5話でたくさんの兵士を相手に悟空が腕試しをするあのシーンがゲームで楽しめる,といえばわかりやすいだろうか。
群集バトルでは多数の敵がフィールドに出現し,倒しても次々と増援がやってくる。初の群集バトルでは170人の兵士を倒さなければならない。
1体1体はそう強いわけではないが,さすが大魔界の住人だけあり,パンチ一発で吹っ飛ばせるほどヤワではない。そんな敵たちは数が多いうえに素早く,散開して悟空を狙ってくる。
タフなやつや飛び道具持ち,味方を援護するバフ能力を持つ者が連携し,さらには強めの精鋭が混じってくるため一筋縄ではいかず,独特のプレイフィールになっているのが面白い。
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また,今回のDLCはパーティの仲間が助けてくれるサポートシステムの存在感がより増しているという印象を受けた。小さな姿になった界王神や,謎の少年魔人グロリオといった新メンバーが独自のサポートスキルで悟空を援護してくれるのだ。
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界王神は相手の動きを止める「ゴッドバインド」に悟空を回復させる「ゴッドキュア」を持つ補助寄りのキャラクターで,グロリオは「フラッシュボルト」「雷光閃蹴撃」といった雷の攻撃技を使用可能だ。
仲間たちは基本的にオートで闘いをサポートし,彼らと連携することも可能だ。たとえば悟空の「ブローストライク」は威力こそ高いがリーチが短く,普通に使ったのでは当てづらいのだが,界王神のゴッドバインドで動きを止めてからなら安心して使える。
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なお,パンジはサポートメンバーとは別枠の「ゲストキャラクター」となり,直接闘ってはくれないが,敵を妨害するスキルを使ってくれる。ノーコストかつ自動なので,難しい操作が苦手という人にはありがたいシステムといえる。
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そして,本編同様にサポートスキルを使ってゲージを溜めると,悟空とサポートメンバーがともに必殺技を放つ「Zコンビネーション」を発動できる。
群集バトルのZコンビネーションは,使うと確実に命中するという特性はそのままに,敵の撃破数を一気に増やすことができる。撃破数はコンボ数の補正を受けて増えていくのだが,これを意識しない状態でぶっ放しただけでも70人近くの敵が一気に吹っ飛んだ。
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また,大魔界のバトルでは「頭痛」「炎上」「毒」などの状態異常が発生し,HPが減り続けるなど厄介な効果を持っている。
これらの状態異常には,フィールドでの採取や町で買える薬虫が効く。状態異常自体は戦闘が終われば回復はするものの,素早く治しておくに越したことはない。バトルとフィールド探索を結び付ける要素ともいえるだろう。
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1対1で強敵と対峙するバトルも待ち受けている。今回はグロリオとの対決を体験できたが,地上のバトルは本編とはまた違った味わいがある。群集バトルと強敵との闘いで“味変”しながら「ドラゴンボールDAIMA」らしい闘いを楽しめる。
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今回のDLCは,自分の足で魔界を駆け巡るという体験が新鮮だった。山の上にあるアイテムを取るためのルートを探すなど,空を飛ばないからこその探索の楽しさが輝いていたという印象だ。
Zオーブや宝箱,浮島のおかげで寄り道をするのも楽しく,あちこちに足を運びたくなる。そして,スピーディーな群集バトルと,緊張感あふれる強敵との闘いはそれぞれに違った魅力があり,本編をじっくりとやり込んだ人も,新たな気持ちでプレイできるだろう。
なお,「物語体験」をキーワードにアニメ後編を描く「-DAIMA- 魔界の大冒険! PART2」もリリースされる予定となっている。クライマックスの超バトルがどのように再現されているのか,こちらも期待しよう。
DLC発売を記念して,本編と「-DAIMA- 魔界の大冒険! PART1」「-DAIMA- 魔界の大冒険! PART2」がひとまとめになった「DAIMA エディション」が 7月17日に発売されるので,こちらでシリーズに入門するのも良いのではないだろうか(パッケージ版はPS5のみ)。
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「ドラゴンボール Z KAKAROT」公式サイト
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ドラゴンボール Z KAKAROT
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- ライター:箭本進一

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