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「Sky ふたつの灯火 - 前篇 -」先行上映イベントを開催。初の映画化「Sky」の魅力を梶 裕貴さん,コトリンゴさん,そして制作陣が語った
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「Sky ふたつの灯火 - 前篇 -」特設ページ
「Sky ふたつの灯火 - 前篇 -」は8月8日より全国の劇場で上映される。本作はゲームと連動し,ゲーム内イベントでは4章に分けられた映画の各章が順次公開される。
イベントでは先行上映に加えて,「Sky」のスペシャルサポーターであり,映画のナレーションを務める梶 裕貴さん,エンドソングを歌唱するコトリンゴさん,そしてゲームと映画のクリエイティブチームによるトークイベントが行われた。
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梶さんとコトリンゴさんは,映画の上映前に登場した。実際にゲームもプレイしているという梶さんは「セリフがなくてもコミュニケーションが成立するゲームの世界が,一体どんな映画になるのか」とドキドキしていたことを前置きしつつ,ゲームの世界を見事にアニメ化したことを称賛。「より大きなスクリーンで観ることで,作品の良さが伝わる」と魅力を伝えた。
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自身が星の子としてゲームを長くプレイしているからこそ,セリフがない形で映画を成立させてほしいという思いは強く,そこにナレーションという形で必要最低限の情報を伝えつつ,可能な限り完成した作品を邪魔しないように「語り」を担当したという。
その内容について,ゲームではプレイヤー自身が世界を飛び回って進んでいくことに対し,映画は自身と切り離した存在のキャラクター達が繰り広げる物語を客観的に楽しめる作品だと評した。
また,映画ではケヴィン・ペンキン氏が音楽を担当していることを挙げ,世界観や雰囲気を大切にした楽曲を紡いでいて,極端な話,目をつぶっていてもその世界に浸れるような仕上がりになっているとアピールした。
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一方,コトリンゴさんは「私まだゲームをプレイしていないんです」と告白。ゲームより先に映画を先入観なく観たことで,鑑賞後のユーザーの気分を決めつける音楽ではなく,余韻に浸っている気持ちを包み込むような音楽を目指したそうだ。
楽曲のオファーにあたり,「Sky」のオーディオデザイナー水谷 立氏に作品のヒントをもらい,劇中にはつらいシーンもあるが,悲しいだけでは終わらない希望を感じさせるような楽曲にしたと語った。
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作品を通して印象に残ったテーマについて,梶さんは「つなぐ」という言葉を挙げ,観終わったあとに誰かと感想を共有したくなる,「Sky」ならではのテーマを強く感じたと述べる。「この映画は“観る点滴”」とたとえ,大切な人にその感想を伝えて,新たな星の子達と旅に出てほしい,と来場者に向けて伝えた。
コトリンゴさんも大切な人への想い,それに対する癒しが作品にあふれていると答え,劇場でどっぷりと世界観に浸かってほしいとメッセージを送った。
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本編上映後には,映画のクリエイティブチームによるトークセッションが行われた。
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エグゼクティブプロデューサーのジェノヴァ・チェン氏は「当初は(映画に)セリフを入れることも検討した」と明かす。しかし,仮面を着けている登場人物達がしゃべっている様子はしっくり来ないことから断念。そこで,本作ならではの音楽による表現が重要視されることになった。
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プロダクションデザイナーのセシル・キム氏は「アニメーションにおいては偉大なる先人がいて,自分達もそこから大きな影響を受けた」と述べ,本作は自分達のスタイルやカラーで表現したかったとコメント。
表現するものがゲームでもアニメでも,そのスタイルを変えることはなく,体験した人に感情を伝えつつ,ゲーム作品としての没入感を壊さないことに集中した結果,まるで絵本のような「Sky」の世界を表現することができたという。
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音楽を担当したケヴィン・ペンキン氏は,監督のエヴァン・ヴィエラ氏と話す中で,自分の音楽でどんなことが伝えられるかを迷いつつも,映画の劇伴というよりゲーム的な音楽を作ることにチャレンジしたと語る。
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また,エヴァン・ヴィエラ氏は,「Sky」の世界観における設定をたくさん盛り込みたい気持ちが強かったという。ただ,いろいろなものを見せようとすると伝えたいメッセージがぼやけてしまうので,キャラクターの感情に寄り添い,キャラクターの考えが観客自身の気持ちにシンクロするような作り方に徹したことを明かす。
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「Sky」のゲーム開発に初期から携わり,劇場版にはプロダクションデザイナーとして関わった田邊裕一朗氏は,ゲームの世界観を壊さずに,映画を観ることで同じ世界を体験できるような作り方に取り組んだという。
「マナティーに目を付けたらダメ」「キャラクターのマスクを取るのはNG」など,「エヴァン君には無理な注文をたくさんして困らせた」と苦笑いをしつつ,演出と音楽の力で言葉がなくても感動できる作品が完成した,と制作陣を称えた。
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ジェノヴァ・チェン氏は,映画のストーリーを組み立てるまでに2年を費やし,それを細分化したものをPlayStation版やNintendo Switch版のローンチトレイラーに組み込んでいたことを明かす。その過程で試行錯誤とブラッシュアップを重ねて,チーム全員が満足できる内容に仕上がり,結末もようやくビジョンとして見えてきたという。
「前篇」に続く物語の全貌を届けられる日を楽しみにしている,と来場者に向けてメッセージを送った。
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「Sky ふたつの灯火 - 前篇 -」は8月8日より全国の映画館で公開される。ゲーム内イベントでも公開されているが,劇場版には特別な演出が盛り込まれ,終演後に詳細なメイキング映像が追加されている。ぜひ鑑賞して,その感想をプレイヤー同士で共有してほしい。
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- ライター:稲元徹也

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