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まだまだ銀河は拡張中。人気SFストラテジー「Stellaris」プレゼンレポート[TGS2025]
登壇したのはマネージングコンテンツデザインリードのチャド・イングリス氏(Chad Inglis)だ。冒頭では流ちょうな日本語で挨拶してくれた。
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“グランドストラテジー”と呼ばれるジャンルに属する本作は,ランダムに生成される広大な銀河で,自分の帝国を築き,繁栄を目指すのが目的のゲームだ。たくさんある種族,思想,技術を選び,自分だけの帝国を作れるのが面白いところ。
ゲームは基本的にリアルタイムで進み,資源開発や新たな惑星への入植をしながら領域を拡大していく。ランダムに生成される銀河ではランダムにイベントが発生し,プレイヤーの選択によって銀河の歴史が紡がれていく。
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ほかの帝国との外交,相容れない帝国の存在,覇権を狙う帝国の誕生,未開惑星の発見と介入,帝国をどう導いていくかが重要となる。銀河の設定を作り出して,その歴史を眺めていくだけでも楽しい。
「Stellaris」は2016年にリリースされたタイトルで,すでに9年の歴史がある。そして今でも新しいDLCがリリースされており,本体のみ(いわゆるバニラ)の状態と比べて,ゲームはかなり拡張されている。
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9月22日には最新拡張パック「シャドウ・オブ・ザ・シュラウド」が配信された。また,5月5日にも本年度最大級の拡張コンテンツ「バイオジェネシス」がリリースされている。これらの拡張コンテンツを導入していくことで,また違ったプレイ環境を構築でき,飽きずに楽しめるというわけだ。
最後に行われた質疑応答で,「これまでたくさんのDLCをリリースしているが,そのアイデアはどこからでているのですか?」と質問したところ,すごくいい笑顔で「私も含め,チーム全員がサイエンスフィクションの大ファンです。常にインスピレーションを探しており,多くの作品からそれを得ています」と答えてくれた。
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PC版では継続的なアップデートが実施されている一方,PS4版とXbox One版の新規開発はすでに終了している。しかし,2026年にはPS5版とXbox Series X版が「シーズン08」バージョンとして発売される予定だ。
ちなみに本作は,リリース当初は日本語化されていなかった。そのため,難解なゲームシステムや複雑なイベント内容を不慣れな英語で読み解く必要があり,プレイへのハードルは高かったといえる。
しかし2020年にPS4版が日本語でリリースされ,その後2022年にはPC版も公式に日本語対応が行われた。今では,じっくりと安心してプレイできる環境が整っている。長く遊ばれるゲームには相応の理由がある。遊んでみれば,それが分かるはずだ。
「Stellaris」公式サイト
4Gamerの東京ゲームショウ2025記事
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