刀剣男士たちと過ごす祝いの宴。「刀剣乱舞 大本丸博 2025」富士ステージ，18日【昼の祝宴】レポート

　DMM GAMES，ニトロプラスによる刀剣育成シミュレーション「刀剣乱舞ONLINE」（BROWSER / iOS / Android）の10周年記念行事「刀剣乱舞 大本丸博 2025」が，2025年1月18日，19日に千葉県の幕張メッセで開催された。

　本稿では，1日目の富士ステージ（幕張メッセイベントホール）で行われた，キャストイベント【昼の祝宴】をレポートしていく。

1月18日（土）昼の祝宴 出演者（敬称略）
鳥海浩輔 （三日月宗近 役）
浪川大輔 （大典太光世 役）
浅利遼太 （ソハヤノツルキ/平野藤四郎/明石国行 役）
緑川光 （数珠丸恒次 役）
櫻井トオル （蜻蛉切/山伏国広/同田貫正国 役）
髙橋孝治 （太鼓鐘貞宗 役）
立花慎之介 （小竜景光 役）
市来光弘 （大和守安定 役）
濱健人 （陸奥守吉行 役）
前野智昭 （山姥切国広 役）
興津和幸 （蜂須賀虎徹 役）
新垣樽助 （長曽祢虎徹/ へし切長谷部/千代金丸 役）
阪口大助 （不動行光 役）
井上和彦 （山鳥毛 役）
置鮎龍太郎 （日光一文字 役）
関俊彦 （一文字則宗 役）
高橋広樹 （笹貫 役）
榊原優希 （京極正宗 役）
杉田智和 （孫六兼元 役）
浦和希 （火車切 役）
寺島拓篤 （「刀剣乱舞無双」面影 役）
山口勝平 （「刀剣乱舞無双」こんのすけ役）
板垣奏太郎 （PCブラウザゲーム『刀剣乱舞ONLINE』主題歌「夢現乱舞抄」（2016年8月‐2020年7月））

キャストとともに振り返る
「刀剣乱舞」シリーズの歴史

　イベントは，「刀剣乱舞ONLINE」で1月14日に新たに更新された新オープニング映像「あなたと 私と」からスタート。刀剣男士たちと審神者（プレイヤー）を結ぶ大事な曲であり，映像を見ているだけで10年間のさまざまな思い出が浮かび，感慨深い気持ちになった。


　司会進行を担当するのは，ニッポン放送のアナウンサー吉田尚記さんと，「刀剣乱舞無双」にて“こんのすけ”を演じた声優の山口勝平さんだ。山口勝平さんは和装で，きつね耳もつけており，こんのすけを彷彿とさせる姿だった。

　オープニングでは，キャスト陣がそれぞれの刀剣男士のセリフとともに登場。抜刀ポーズを決めたり，刀剣男士の祝装と合わせた色見やデザインのジャケットを身にまとっていたりと，キャスト陣の作品愛が垣間見えた。

司会の山口勝平さんを含め，22人の声優陣がズラリと並ぶ様は壮観だ

　挨拶は三日月宗近役の鳥海浩輔さん，陸奥守吉行役の濱 健人さんが代表して，あらためて作品への想いと審神者への感謝を語った。

　最初の企画は，板垣奏太郎さんによる「夢現乱舞抄」（「刀剣乱舞ONLINE」主題歌／2016年8月〜2020年7月）のライブだ。長らく作品を彩ってきた名曲を，伸びやかな歌声で歌い上げる。会場の審神者たちも，思い思いの色のライトを振って，パフォーマンスを盛り上げていた。


　続いては，年表を見ながら「刀剣乱舞」シリーズの歴史を振り返る企画だ。年表には文字が読めないほどびっしり書かれており，歴史の重さを感じる。ここでは年表を振り返るだけでなく，公式パンフレットに掲載されている，キャスト陣らの「本丸プロフィール帳」にちなんだトークも展開された。

　10年と歴史が長く，出演キャストも多いため，“黎明期”と“成長期”の2グループに分けて行われた。“黎明期”には初期から本丸を支えてくれた刀剣男士を演じるキャスト陣が揃い，“成長期”は若手からベテランまでバラエティ豊かな顔ぶれとなった。

　「本丸プロフィール帳」にちなんだトークは，キャスト陣の「本丸名と一言」「あなたの審神者としてのスローガン（本丸の運営方針）」「近侍にするならどの刀剣男士？」といったテーマで繰り広げられた。

画像は公式ポストより

　「近侍にするならどの刀剣男士？」では，山鳥毛が最も人気を集めていた。井上和彦さんも山鳥毛を選んでおり，その理由は山鳥毛の元の主，上杉家の縁の地（新潟県）出身である阪口大助さんから，強くオススメされたからだそうだ。

　「本丸名と一言」では，寺島拓篤さんが「ウチの子をオンラインにも実装してください，いや城」という切実な想いが詰まった名をつけていた（文字数的に入らないというツッコミも入っていた）。

　その想いが届いたのか，【夜の祝宴】の「十重発表」では新刀剣男士「面影」（刀剣乱舞ONLINE Ver.）の実装が発表された（該当ポスト）。どんな姿で，どんな活躍を見せてくれるのか今から楽しみだ。

ミラクル連発！
「各部隊協力 刀剣プチ演練」

　バラエティ企画「各部隊協力 刀剣プチ演練」では，3つの部隊に分かれてゲームが行われた。ゲームは2種目あり，各部隊が成功するごとにゲーム内アイテム一口団子×3つが審神者にプレゼントされる。

　最初の「ストップウォッチチャレンジ」は，10周年にちなんで“10秒で時間を止める”ゲームだ（±0.5秒以内までOK）。3人チャレンジして，2人クリアできたら成功となる。

　成功タイムで止めた……と思いきや，再び秒数のカウントが始まってしまうハプニングが起きたり，見事成功した部隊もいたり，さまざまなドラマが見られたゲームとなった。

　次のゲームは，「お絵描き伝言チャレンジ」だ。4人で挑戦し，最後の人までお題が伝わったと審神者＆山口勝平さんが判断したら成功となる。

　お題は「提灯」で，第一部隊と第三部隊は順調に伝言が続いていったのだが，第二部隊だけ様子が異なり，途中で独自の解釈が含まれる形に……。その様子を見守っていた山口勝平さんの姿も印象深かった。

　豪華キャスト陣がワチャワチャとしている姿をたっぷりと見られる貴重なバラエティ企画だった。

本丸の様子をのぞけるオリジナル朗読劇

　イベント終盤には，全キャストが登壇する朗読劇が用意されていた。本丸で行われる祝宴に，客人が招かれている……という内容だ。おもてなし番長に任命された三日月宗近や，彼の指示のもとで刀剣男士たちが宴の準備を進めていく様子が描かれた。


　蔵や厨など，いろいろな場所で過ごす刀剣男士たちの日常や，道場で真剣に鍛錬する様子を，生朗読で堪能できたのは幸せな経験だ。


　ちなみに，客人として招かれていたのは面影とこんのすけで，面影と本丸の刀剣男士たちの交流風景も微笑ましかった。また，ステージに“おっきい こんのすけ”と“おっきい くろのすけ”が登場し，観客をわかせた。

　さらに，不思議な箱から，主題歌「あなたと 私と」を手掛けた松任谷由実さんからの手紙が届く展開や，出演者による「あなたと 私と」の合唱が披露されるなど，10周年の祝宴にぴったりなステキな朗読劇だった。

　最後にキャストより，あらためて審神者への感謝が語られ，華やかな祝宴は幕を閉じた。

「刀剣乱舞 大本丸博 2025」公式サイト