「ハースストーン」，次期拡張版「ウンゴロ最後の秘境」のハンター用カード4枚を4Gamer独占公開。クエスト「食物連鎖」が登場

　Blizzard Entertainmentは，デジタルカードゲーム「ハースストーン」（PC / iOS / Android）の次期拡張版「ウンゴロ最後の秘境」を2025年7月9日にリリースする。続々と新カードが公開される中，4Gamerにもハンター用カード4枚の情報が届いたので紹介しよう。

　本拡張版では，「大魔境ウンゴロ」を象徴するキーワード「クエスト」が再登場する。その1枚が，1コストのレジェンド呪文「食物連鎖」だ。


　クエスト中，攻撃力が1，3，5，7の獣を手札から使用すると，報酬として5コスト9/9の急襲ミニオン「ジャングルの暴君ショック」が手に入る。
　これは「攻撃力が8，6，4のランダムな獣を得る。それらのコストを2にする」という雄叫び効果を持っており，5ターン目にショックを出し，6ターン目にショックの効果で手に入れた3枚の獣を出す動きが強そうだ。

　新レアミニオン「恐翼の破壊者」は，6コスト7/5の急襲持ちで，新キーワード「系譜」によって，前のターンに獣を出しているとコストが2下がる。そのため，1ターン目にクエスト，2ターン目に「コンゴウインコ」と「今日の釣果」，3ターン目に「キング・ムクラ」，4ターン目に「恐翼の破壊者」と展開すれば，最速で先攻5ターン目にショックを出せる。

　しかし，このルートはかなりの強運が求められるので，現実的な話をすると，ショックの着地を1ターン遅らせて，3ターン目に「ご主人様の呼び出し」を使うことになるのかもしれない。

　ショックから手に入るカードがランダムなので，クエストを達成するために失ったボードアドバンテージを取り返せるのか不安だが，デッキ構築でさまざまな工夫が可能な面白いクエストだと感じた。


　また，3コストのレアミニオン「草を食むステゴドン」と，5コストのエピック呪文「恐竜術の極意」の情報も届いている。
　前者は0/5のスタッツで，自分のターンの終了時に，手札，デッキ，陣地を問わず，このカードの攻撃力が＋1される。
　後者は，自分の手札，デッキ，陣地のすべての獣に＋2/＋2を付与する。


　どちらも，手札やデッキが強くなるという点でユニークだが，長期戦を見据えたカードとして，強化項目がスタッツだけなのは少し寂しい。
　序盤をどのように耐えるのか，高いスタッツをどのように勝利につなげるのか，考える必要があるだろう。

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