2012年7月20日から9月30日まで,カプコンの「モンスターハンター」シリーズをテーマにしたイベント
「モンスターハンター・ザ・リアル 2012」 が,大阪府の
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン で開催される。
ベテランハンターならご存じだとは思うが,これは2011年8月から9月にかけて開催された「
モンスターハンター・ザ・リアル 」の第2弾で,ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのリリースによれば,前回は約20万人もの“ゲスト”が来場したイベントだ。
本アトラクションは,ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの入場料のみで体験できるので,遊びに行ったときは,ぜひ足を運んでみてほしい。
本稿では,開催に先駆けて7月19日に開催された
「モンスターハンター・ザ・リアル 2012」前夜祭 の模様をレポートしよう。
「モンスターハンター・ザ・リアル 2012」の場所は,パーク内の“ステージ18”。メインゲートを入ってすぐ左の通路を入って行けば,たどり着けるはずだ
前回の開催 では,実物大のリオレウス希少種の展示で数多くのハンター達に大きな衝撃を与えたが,今回は
リオレウス希少種 に,実物大の
リオレイア希少種 が加わり,“月下の夜会”のようなシチュエーションを実現している。
さらにリオレイア希少種は,アニマトロニクスを駆使した“動く”実物大のモデルという点もポイントだ。4Gamerでは,前夜祭でお披露目された動くリオレイア希少種をムービーで撮影した(
関連記事 )ので,まだ見ていないという人はぜひチェックしてほしい。
なおスタッフによれば,リオレイア希少種は10分おきに“動く”そうで,その動きは3種類あるとのこと。
“動く”リオレイア希少種直撮りムービー
“動く”リオレイア希少種直撮りムービー
VIDEO
リオレイア希少種の大きさは,全長(頭から尻尾までの長さ)が約20m,全幅約10m,頭部の高さは約3mとなっており,総重量は20tにも及ぶ。
写真を見れば分かるように,撮影しようとしても翼の両端までフレームに入れるのがやっとであり,2頭同時に1枚の写真に収めるのも難しいほどである。
写真やムービーでもその雰囲気は伝わるかとは思うが,実物の迫力は段違いである。都合が付けば,ぜひユニバーサル・スタジオ・ジャパンを訪れて,自分の目でリオレイア希少種とリオレウス希少種の勇姿を確認してほしい。
本イベントには,ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのオフィシャルサポーター,モンハン部の部員,Ustream番組「ハギとこ」の視聴者が招待されており,本開催に先駆けて同イベントを体験できた
前夜祭のオープニングセレモニーでは,タンジア港の受付嬢と“ほぼ実物大”のアイルーが,何かを持って登場。実は,前回開催で制作されたリオレウス希少種が,
ギネス世界記録 に「最も大きなビデオゲームキャラクターの像(Lagest statue of a videogame character)」(
※ )として認定されたことが発表された。
※全長約20,000cm/横幅17,000cm/奥行き8,593cm,2012年7月18日現在
“ほぼ実物大”のアイルーが持っているのが,ギネス世界記録の認定証。衣装はコラボクエストで手に入る装備(※9月1日より会場限定で先行配信予定)のアイルー版だ。なお受付嬢はユニバーサル・スタジオ・ジャパンのエンターテイナーなのだが,本イベントに合わせて特別に用意された衣装を着用している
「モンスターハンター3(トライ)G」プロデューサーの辻本良三氏
続いて,ゲストとして「
モンスターハンター3(トライ)G 」プロデューサーの
辻本良三氏 が登場。なんでも辻本氏は,2011年の実績を見てユニバーサル・スタジオ・ジャパンによる制作物のクオリティには信頼を寄せていたため,完成するまで実物を見ないと決めていたとのこと。完成したリオレイア希少種を見たのは初めてだと話していた。
また辻本氏は,2011年のイベントが終わったあと,また一緒に何かをやりたいと話したことがきっかけで,「MH3G」のコラボクエストが実現したと話していた。その後,ユーザーからの意見をもらいながら,今回の「モンスターハンター・ザ・リアル 2012」が実現したと述べた。
辻本氏は,「モンスターハンター・ザ・リアル 2012」は前年の何倍にもパワーアップしたイベントになっているとコメント。「MH3G」リアル集会所や「
モンスターハンターポータブル 3rd 」のリアル集会浴場もあり,「モンスターハンター」の世界を楽しめる夢の国になっているので,ぜひ会場に足を運んでほしいと述べ,セレモニーを締めくくった。
それでは,「モンスターハンター・ザ・リアル 2012」の紹介をしていこう。
本アトラクションはウォークスルー型になっており,実物大で再現された「MH3G」「MHP3rd」のさまざまなオブジェクト,武器,防具などを堪能できるという内容だ。
また,「MH3G」のリアル集会場,「MHP3rd」のリアル集会浴場が用意されており,ハンター仲間と一緒に狩りを楽しむことができる。ACアダプタも用意されているので,バッテリー残量を気にする必要もないのもポイントだ。
また,タイムアタックコーナーでは3DSやPSP本体がソフトともに用意されており,手ぶらで来ても挑戦が可能となっている。
「MH3G」のリアル集会所は,4人×10席(ACアダプター完備)が用意されている。タイムアタックコーナーは最大40人が同時にプレイできるようになっている
「MHP3rd」のリアル集会浴場は,4人×5席にACアダプターが用意されているが,場内の長いすに座って自由に狩りを楽しむことも可能。「MHP3rd」のタイムアタックコーナーは,2人ペア×9席分となっていた
展示コーナーについては,以下にフォトレポート形式で掲載しておく。
「モンスターハンター3(トライ)G」コーナー
タンジアの港のクエストカウンター。普段は絶対目にすることのできない,受付嬢の本が見られるようになっている(触ったりはできないけど)。さらには,受付嬢憧れの銅鑼を叩くハンマーも!
ブラックライトで映し出されるラギアクルスの隣には,初(?)の立体化ギィギが
“最高のお面”もありましたよ
アイルーコーナー
アイルーコーナーは,7月19日発売のPSP用ソフト「アイルーでパズルー 」にアレンジされていた
ダウンロードコーナー
カプコンサマージャムのステージイベント で発表されたコラボクエストは,ここで受信できる。8月31日までは太刀「スターライトゲート」の生産素材が入手できるクエスト,9月1日からは防具・ブルースターシリーズの生産素材が手に入るクエストが配信される。最初に本体設定でインターネット接続設定を行う必要があるので,クエスト途中で入場しないようにご注意を。また,ダウンロードコーナーを除き,館内ではワイヤレス通信はオフにしておこう
スターライトゲートとブルースターシリーズを装備したハンターとプーギーも展示されている
「モンスターハンターポータブル3rd」コーナー
このコーナーでは,展示物を教官が解説してくれる。教官のコメントを読むのも面白い
シルバーソルシリーズとゴールドルナシリーズを着用した男女のハンターも
カーニバルゲーム
カーニバルゲーム「ペイントボールで一狩り行こうぜ!」は,1回500円/1000円で楽しめる。500円の場合は2個,1000円で5個のペイントボールを“支給”され,規定の個数内に台座に乗っている牛乳ビ……じゃなくてギィギを台座から落とすと,アイルー,チャチャ,カヤンバなどのぬいぐるみをもらえるという的当てゲームだ
そのほか会場では,イベント限定メニュー「こんがり肉G~ウルトラ上手に焼けました~」,「こんがり肉味ポップコーン」などが販売されている。また,約30種類ものイベント限定グッズが販売されている。
辻本氏が持っていたのは,アイルー/メラルー/プーギーがプリントされたロングタオル(1800円)。腰にはアイルーとメラルーのマスコット(各1050円)をぶら下げていた
会場で見かけたモンハン部のモテヤマ編集長とあずあずマネージャー。モテヤマ編集長が持っているのはプリントクッキー(1000円),あずあずマネが持っているのは,金銀夫婦のペアストラップ(1500円)だ
「こんがり肉G~ウルトラ上手に焼けました~」(1980円)は,2~3人でちょうどいいくらいのボリューム。対比できるよう,あずあずマネに持ってもらったのだが,その巨大さが分かってもらえるだろうか。ちなみに,挑戦しようと考えている人は,ウェットティッシュを持参することを強くお勧めする
そのほか,カリフォルニア・コンフェクショナリー前にあるハリウッド・ムービー・メーッキャップでメーキャップキット(2000円)を購入すると,アイルーかやプーギーのフェイスペイントサービスをしてくれる