［G★2009］B2Bエリアで見つけたガーラジャパンの新作MMO，「iL：Soulbringer」。ペットの交配システムなど新情報をお届け

　ガーラジャパンが日本での正式サービスを予定してるMMORPG，「iL: Soulbringer」。ライセンス契約の発表時に記事を掲載して以来，追加情報の出てこなかった本作だが，メーカー向けのB2Bエリアでガーラのブースを発見したので，さっそく話を聞いた。

　質問に答えてくれたのは，本作の開発会社である NFLAVORのディレクター， David Bae氏と，マネジメントチームのアシスタントマネージャー Jessica Hwang氏。
　以前の記事でも紹介したとおり，本作は「ピオ」というペットを育成することで，プレイヤーキャラクターも成長していくという特徴的なシステムを持つ。プレイヤーは両腕と体，そして指輪という形でピオを装備でき，スキルなどのアビリティもキャラクターではなく，ピオが覚えていくのだ。
　今回は，両氏の説明から分かった「ピオの交配要素」について詳しく紹介していこう。

NFLAVORのディレクター， David Bae氏

　本作におけるピオは，上述のように，ペットであると同時にキャラクターの能力を左右する重要な存在だ。そんなピオ同士を交配させ，より強力なピオを誕生させるわけである。

　交配の方法は，街にいるNPCのブリーダーを訪れ，手持ちのピオのうち，交配させる2体を選択するという単純明快なもの。ただしピオにはオスメスの区別があるので，異性同士でなければ交配できないという制約がある。まあ，異性であれば種類の違うピオ（つまり，装備箇所の違うピオ）の交配も可能なので，いろいろな組み合わせを試してみるのが良さそうだ。

マネジメントチームのアシスタントマネージャー Jessica Hwang氏

　そうはいっても，必ずしも親より強いピオが生まれるとは限らず，また交配したピオが消滅してしまうこともあるので注意が必要だ。このあたりはやはり，運次第ということらしい。

　また，こうして誕生した子供のピオは，必ずレベル1で生まれてくるので，レベルの高いピオ同士を交配させるのはリスクを伴う行動といえる。レベルが高いほど，強い子供が生まれる確率も高くなるが，せっかく高レベルに育てたピオを交配させるのは，あまりオススメできないそうだ。
　また交配では突然変異が起こることもあり，とくに能力が高いピオの場合は「とてもつよい○○」といった称号が付与されることもあるらしい。


　さて，最後に気になる日本サービスのスケジュールについても聞いたが，残念ながらここでは明かせないとのこと。
　しかし準備は着々と進行しているそうで，David Bae氏はこの期間を「近年ますます早くなるコンテンツ消費スピードに対応するため，コンテンツ生成システムの構築にあてている」と説明してくれた。続けて氏は日本のプレイヤーに向け，「日本でサービスを開始するときには，多くのコンテンツを用意できるようにがんばります」とコメントした。

　Jessica Hwang氏の言葉によれば，本作の一番のウリは，可愛らしいモンスターやキャラクター，そしてピオをコレクションしていく楽しさにあるという。ピオは卵から孵して育てていくほか，プレイヤー同士のトレードでも入手できるそうなので，この手の育成ゲーム，コレクションゲームが好きな読者は，今後のガーラの動きに注目していよう。