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[キャリアクエスト]“自分なりの好き”を仕事にするには? シフォンのデザイナーとプログラマーに聞くゲーム業界への“飛び込み方”【PR】
本記事では,各企業から受託を受けて開発などを行うほか,オンラインゲーム『M2-神甲天翔伝-』の運営や,PC向けブラウザタイピングゲーム『タイピングちゃんねる』などを手掛ける株式会社シフォンにて,2DデザイナーのA.R.さんとプログラマーのY.S.さんの2人にインタビューを実施しました。
今回は「就活編」として,自身の学生生活や就活での経験,実際に入社してからのエピソードをお聞きしたので,その様子をお届けします!
なお,本記事は4GamerとGame*Sparkによって共同制作された連載記事となります。
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ゲーム業界就活イベント「キャリアクエスト」公式サイト
“モノ作り”から広がる興味
Game*Spark:
インタビューの導入として,自己紹介をお願いします。入社年度や部署についてお聞かせください。
A.R.さん:
2020年度に入社しました。現在は新規開発チームで,主に2Dデザイナーとして働いています。『タイピングちゃんねる』のチームにも所属しています。
Y.S.さん:
私は2022年度の入社です。職種としてはプログラマーで,A.R.さんと同じく『タイピングちゃんねる』のチームに所属しています。プログラマーとは言いつつ,プログラム以外にもインフラやサーバーなど,幅広い分野に携わっています。
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Game*Spark:
学校では,どのような分野を学ばれていましたか。
A.R.さん:
キャラクターデザインの専攻で,キャラクターや一枚絵のイラストの技術を学んでいました。その他に,背景イラストやUI,アイテムデザイン,アニメーションやLive2Dなど,ゲームで使用する2D周りの技術を幅広く学びました。
Y.S.さん:
専門学校でC++とDirectXを中心に,ゲームの作り方を基礎から学びました。ゲーム本体を作る部分だけではなく,PhotoshopやMayaなどのリソース関連も学んでいたほか,LinuxやApache,MySQL,PHPなどのサーバー関係も軽く手を出していたので,分野としては広く学んでいました。
Game*Spark:
学生時代に打ち込んできたことについてお聞かせください。また,その活動は現在の仕事にも活かされていますか。
A.R.さん:
元々,高校まではアナログで絵を描いていたので,専門学校に入って初めてちゃんとしたデジタルツールに触れるという状況でした。学校では周りのクラスメイトはデジタルで絵を描いていて,ツールの使い方を知っている前提で授業が始まったので,とにかくついていくために,慣れるためにひたすらデジタルツールを触っていました。
ポートフォリオや卒業制作でデジタルツールを触って表現してみたいことが広がり,その延長でデザインに付随する2Dやアニメーション系のツールなど色々と触っていました。就職してからは使ったことのないツールも必要とされることがあるので,そういったシーンでの抵抗感が少なくなったのは経験が活きているなと感じます。
Y.S.さん:
ゲームエンジン部分の設計に力を入れたことですね。UnityやUnreal Engineなどが代表的なものになると思うんですが,通っていた学校ではそういったものを使わずに,その根幹の部分から自分たちで作っていく,という方針がありました。
授業ではみんなで一緒に組み立てていくという感じでしたが,授業で習ったものだけだと気に入らない部分も多かったので,拡張用に自分でゼロから組み直したりしていました。本体の動きなども丁寧に設計を行い,後から拡張がしやすいようにしました。そういった根幹部分の設計に力を入れた感じです。
授業で習ったものって,仕事で必ず使うか分からないものが多いなと後から思ったんですが,そうした根幹の設計部分はコードを書くプロジェクトならどんな場面でも使えるので,そこは今でも仕事に活きているなと思っています。
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Game*Spark:
では次に,就職活動の時はどんな業界をチェックされていたかについてお聞かせください。
A.R.さん:
私の学校は,求人票や会社説明会などが一般の企業よりもゲーム系が多かったので,基本的にはゲーム業界を目指すという感じでした。入学して1ヶ月後にはゲーム系の会社説明会があったので,そこからゲーム会社に向けて作品を作っていきました。
コンシューマー系の開発会社だと3Dでの仕事が多く,2Dデザインの仕事はスマートフォンゲームの開発をしている企業が強かったので,Live2Dなどでキャラクターの一枚絵が動くグラフィックが流行っていたということもあり,そうした企業を中心に探していました。
Y.S.さん:
専門学校に入った頃にはゲーム業界を目指していました。ゲーム業界を知らない人でもわかるような大企業だと部分的に携わるような仕事しかできないと思い,いろんな分野の仕事ができるようなところに行きたかったので,そこを中心に調べていました。
Game*Spark:
エンターテインメント系のコンテンツには元々興味がありましたか?どういうジャンルに興味があったか,ということも含めて教えていただければと思います。
A.R.さん:
元々イラストを描くことが好きだったので興味はありましたが,ゲームだけでなくもっと大きな括りで,周りの人が喜ぶようなエンターテインメントの根幹の部分に興味を持っていました。
私はデザイナーとして会社に入りましたが,個人的にはゲームでなくても,自分の持っているものでエンタメに関わったり,周りが喜ぶようなものが作ったり,そういったことに携われたりできればいいなと思っていました。
Y.S.さん:
子供の頃からものづくりがめちゃくちゃ好きで,授業でも工作が好きでした。音楽も好きで高校時代は軽音楽部にも入っていたんですが,自分で何かを生み出すという行為が楽しくて,将来はそういった仕事に就きたいというのは昔から思っていました。
なぜゲームのプログラマーを選んだかというと,一番影響が大きかったのは『マインクラフト』です。『マインクラフト』はMODコミュニティがとても盛んで,いろんなMODがありますが,自分で作りたいなと思いちょっと勉強し始めた結果,これが一番自分に向いているなと思って。あとはもう学ぶしかなく,ゲームを学ぶために専門学校に入ったという流れですね。
実は“深く考えていなかった”…入ってみてわかったことは?
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Game*Spark:
「業界の動向」「福利厚生」「働き方」など,就活時に重視されていた要素はありますか。
A.R.さん:
「会社の雰囲気が自分に合うか」というのを重視していました。
会社のモットーが「最先端の技術で革新的な新しいものを作る」というような大きいことを言っているようなところだと,自分には現実味がちょっとなくて。ただ,シフォンでは会社のホームページに「なぜこの会社を作ったか」というビジョンが具体的に載っていたりして,それを見て自分もそこに携われるんじゃないかという気持ちになり,応募しました。
Y.S.さん:
僕は正直言うとあまりそういった部分を深く気にしておらず,ホワイトっぽい感じならまあ大丈夫かなというぐらいしか考えていませんでした……。
就活中には考えられていませんでしたが,シフォンで実際に働いてみて,家賃補助やオフィス内で無料で飲めるドリンクの存在などを考えると,結構ありがたいなという実感がありますね。
Game*Spark:
面接時に伝えられて印象的だったことはありますか。
A.R.さん:
もう5〜6年前なので,はっきりとは覚えていないのですが……。ゲーム会社にはどこも大きいデザインチームがあって,デザインチームに対して頼まれたアイテムやキャラクターのデザインを,最終的にプログラマーやプランナーに納品して確認してもらうというイメージがあったので,そういった仕組みはあるのか質問した時に,「プロジェクト単位でデザイナー,プログラマー,プランナー関係なく,一つのプロジェクトにアサインしてみんなで作り上げている」というお話を聞いて,ちょっとイメージが変わりました。
Y.S.さん:
面接でされた質問で一つだけ覚えているのが「『学校の同級生の中で,自分しか知らない技術はコレ!』と自信を持って言えることは何ですか?」と聞かれたことです。技術系のものは流行り廃りが激しいので,常に新しい情報をキャッチアップしていくことが大事なんだなと改めて思いました。
逆に自分が伝えられて良かったこともあって,「5年後,10年後にはどんな人になりたいですか?」という質問に「技術的なことだったら何でも,その人に聞けば問題を解決できるような人」だと答えたことは印象に残っています。自分の中では,今はそれに近づけているかな,と少しですが思えています。
Game*Spark:
入社の決め手となったきっかけは,どのようなものでしたか。
A.R.さん:
シフォンの会社のホームページに掲載されていた,「シフォンは『M2-神甲天翔伝-』を改めて復活させるために立ち上げた」という社長インタビュー記事を見たことです。新しい楽しさを生み出すことを掲げる企業も素晴らしいですが,すでにあるゲームのサービスを継続して,お客様にプレイし続けてもらいたいという思いも素敵だなと。そうした,楽しいものを生み出した後に継続させていくというのがゲームにも大切なんだなと共感しまして,応募してみようと思いました。
Y.S.さん:
僕は,募集要項を読んで開発だけでなく運営を主に置いているなと思い,それだったら必然的にゲーム本体の開発以外の,いろんな周辺部分の技術にも触れる機会があるなと考え,そこを希望して今に至りました。
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Game*Spark:
就職が決まり,入社前に感じていたことと,実際に入社してからの感想をお聞かせください。
A.R.さん:
入社前は,シフォンで働いているデザイナーの先輩たちに会えることをすごく楽しみにしていました。どういう働きをしているのか,とてもワクワクしていましたね。
ただ,こういうインタビューもそうなんですが元々すごく緊張してしまうタイプなので,ちゃんと普通にお話できるのかは不安でした。また,卒業する頃にちょうどコロナ禍になってしまい,基本的にはリモートワークになったので,これからどうなるんだろうという漠然とした不安もありました。
実際に入社してみて,デザイン以外にもいろんなお仕事をさせてもらい,多くのことを学べています。ただ,自分が役に立てているのかよく分からず,そこは今でも不安ですね。でも,デザイナーの先輩たちもそういった経験を経ていろんなものを作ってきたのを見て,今は『タイピングちゃんねる』を大きくするとか,次に何を作るかというところを目指して頑張りたいと強く思っています。
Y.S.さん:
僕は新しい環境に身を置くことになるので,入社前は楽しみなことは全くなく,不安しかなかったです……。選考の中でインターンもあったのですが,コロナ禍で僕の時はリモートで実施されたため,実際の社内の雰囲気というものが掴みきれませんでした。出社日に初めて会社に行くという状況だったので,本当にもうどうなるか分からず不安でした。
でも実際に社内の雰囲気に触れてみると,その不安は解消されました。柔らかくて優しい雰囲気だったので,安心してやっていけたというのはありますね。自分からいろんなことを提案したりもできていると思います。とてもありがたかったですね。
Game*Spark:
では最後に,就活生だった頃のご自分に何かひとつアドバイスをするとしたら,どのようなメッセージを伝えますか。
A.R.さん:
学生のうちに他のプログラマーやプランナーを目指している人を捕まえて,一緒にゲーム制作だったり,チームで何かを経験しておきたかったという思いがあるので,ゲーム系の業界に行きたいなら是非やって欲しいと伝えたいですね。チーム制作は他の人ともかかわるので,職業間の連携や何かあった時の対処など,社会人になっても活きてくることはたくさんあると思います。
つまずくことが多いと思いますが,就職してからも同じ状況が発生するので,どう解決したらいいかという心の持ちようみたいなものが,学生の時から身についた上で就職できます。解決力も身に付きますし,デザイン側からも提案しやすいということが経験できるのも良いと思います。
Y.S.さん:
就職時に重視した要素についての質問で「全然考えていなかった」と答えましたが,「もう少しちゃんと調べておいた方が良いぞ。お前運が良かっただけだぞ」ということですね(笑)。
Game*Spark:
ありがとうございました。
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