GiGO EXPO ZEROが初開催。アミューズメント施設の「今」と「これから」を秋葉原で楽しんできた

　2025年6月21日と22日，東京都のベルサール秋葉原にて「GiGO EXPO ZERO」が開催された。これはアミューズメント施設のブランド，GiGOがさまざまなエンタメコンテンツとコラボしたイベントだ。来場者はステージイベントやグッズの買い物を楽しんでいた。

スタッフが元気に呼び込みをしていた

　念のため，GiGOについて説明しておくと，その前身はセガが運営していたアミューズメント施設事業だ。それがGENDAに譲渡され，ブランド名を変更している。名称や母体こそ異なるが，現場レベルでは今もクラブセガやハイテクランドセガのDNAは受け継がれている……これはいささか感傷的すぎる“まとめ”だろうか。

秋葉原のメインストリート，中央通りの風景の一部としておなじみ

　筆者が訪れた1日目のステージイベントでは，BEMANI PRO LEAGUE SEASON5に参戦するGiGOチームの新ユニフォームのお披露目をはじめ，アース製薬の公式Xアカウント（→リンク）の中の人を招いたトークショー，YouTubeで配信されている「たいにぃVlog」の出張版などが行われていた。

ステージに登壇したGiGOチームの選手たち。このあと，秋葉原のGiGO3号館でファンミーティングも実施していた

アース製薬がプライズ化を検討している3つの案から選ぶ参加型企画。会場の拍手の大きさが選考基準の1つとなったが，「アース隊長ぬいぐるみ」が選ばれた。個人的には「アースノーマット仮眠帽子」が一押しだったが……

声優の千春さん，渡瀬結月さん，青木陽菜さんらが出演した出張版「たいにぃVlog」は，GiGO公式YouTubeチャンネルでアーカイブを配信中

　物販スペースでは，「ドールズフロントライン2：エクリシウム」やSANKYO，コトブキヤ，ブシロードなどがブースを出展していた。アミューズメント施設でゲットできるプライズだけでなく，グッズショップなどで販売されるアイテムも購入できた。

ドルフロ2のブース。暑かったため，アイスバーもよく売れていたようだ

SANKYOのブース。パチンコ・パチスロ化された作品のグッズのほか，「パチスロ からくりサーカス」の実機展示も

ブシロードブースでは，ミニクレーンゲームのプライズ「ぷちっしゅ！」をイメージしたフォトスポットを展開。ぷちっしゅ！　なのにデカい

5月にお目見えしたばかりのキャラクター，めあろのフォトスポット

「GOODSMILE RACING ＆ TeamUKYO」のイメージキャラクター，レーシングミクのスタンディ

レーシングミクが描かれたフードトラックも出動していた

　GiGO EXPO ZERO会場の雰囲気を感じてもらえただろうか。ステージイベントや映像配信を通じて「ユーザーと近い関係を築き」，異業種とのコラボでアミューズメント施設の「新たな可能性を追求し続ける」。初開催となるイベントに足を運んでみて，GiGOの理念を垣間見たような気がする。


　現在，アミューズメント施設やアーケードゲームの置かれた環境は安泰とはいえない。しかし，人間の五感を刺激する「リアルな場」の魅力はこれからも求められるはずだ。GiGOはそれを信じているからこそ，今後もアミューズメント事業やリアルイベントを続けていくのだろう。
　もし次回の開催があれば，ぜひ参加してみてほしい。

「GiGO EXPO ZERO」公式サイト