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印刷2025/07/08 11:26

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ゲームボーイのようなデザインの箱に入ったドット絵のカードでプレイする,ボードゲームのKickstarterキャンペーンが展開中

 ゲームボーイのようなデザインの箱に入ったドット絵のカードでプレイする,ボードゲーム「The Grail Games Pixel Series」のクラウドファンディング(リンク)の締め切り(2025年7月15日22:59)が迫っている。エイリアンとの戦い,ランダム生成される迷宮での宝探し,農場を大きくするなど,ゲーム内容もどこかビデオゲーム的なのだ。

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 オーストラリアとフランスに拠点を置くGrail Gamesが手掛ける「Pixel Series」は,「Aliens Attack」「Ohio Bob」「Harvest Valley」の3種類が用意されている。
 ボックスはそれぞれ赤・緑・黄色のカラーでまとめられており,十字キーや2つのボタンがデザインされているためか,まるでゲームボーイや携帯ゲーム機のように見える。それもそのはず,シリーズのコンセプトは「Retro gaming is here to stay(レトロゲームはこれからも続く)」であり,「ノスタルジアとゲームプレイ,両方のボタンを押す」ことが目標になっている。

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砲台を使ってエイリアンを撃退する「Aliens Attack」


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 「Aliens Attack」はソロプレイ用で,地球上の砲台を操作し,フィールド上部から襲ってくるエイリアンの船を撃破するのが目的だ。エイリアンの船は縦長のフィールドを下へ下へと降りてきて,これが地球に達してしまうと負けだ。
 プレイヤーが操るのは「アルファ」「ベータ」「ガンマ」「デルタ」のコード名が付いた4つの砲台である。アルファは最も近い敵に2ヒット,ベータは範囲内にいる2隻のエイリアンを攻撃でき,ガンマは射程が長い上にレンジ内のどの敵も狙え,デルタは左右に攻撃範囲が広いものの真正面が死角になっている。それぞれに個性的だ。
 砲台の修理や敵を吹き飛ばすなどのさまざまな効果を持つ「PLANETARY DEFENCE CARD」を併用し,敵編隊を撃破すれば4枚のカードで構成された巨大マザーシップが登場。これを倒せば勝ちとなる。
 「スペースインベーダー」を思わせる基本ルールに,性能の異なる砲台や巨大ボスといった今風の要素が加えられており,ビデオゲームからの影響も大きいといえるだろう。

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さまざまな装備を使ってランダム生成の魔宮に挑む「Ohio Bob」


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 「Ohio Bob」は探検家のオハイオ・ボブとアイダホ・ジョーになって魔宮へ挑む,1〜2人用のゲームだ。2人が見つけた「Kachapacha amulet(カチャパチャの護符)」には罠が仕掛けられており,解除するためには指定された色と数のジェムを集めなければならない。
 魔宮は3つのフロアで構成されており,指定された数のエリアを探索しなければ先のフロアへ進めない。しかし,魔宮にはあちこちにトラップや宝箱が存在しており,一筋縄ではいかない。「装備カード」「エネルギー」という2つのリソースを管理しつつ探索していく。
 装備カードには2人が移動すべき方向が「上 or 下」「右 or 左」というように指定されており,同時に「行く先のトラップを無視できる岩」「扉を開ける鍵」「壁を壊せるスレッジハンマー」といった特殊効果も書かれている。うまく方向と特殊効果を組み合わせて,引っかかるとエネルギーが減るトラップを避け,新たな装備カードやジェムが手に入る宝箱を開けて進んでいく。
 手持ちの装備カードが尽きることでもエネルギーが減り,ゼロになるとゲームオーバーになってしまう。2人プレイでは,オハイオ・ボブとアイダホ・ジョーが協力し合い,装備カードを交換しながら魔宮の最深部を目指すのだ。

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農家となって土地を開墾,ライバルを制する「Harvest Valley」


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 「Harvest Valley」は,2〜5人のプレイヤーが農家となって,ライバルよりも高い得点を目指すゲームである。5×5もしくは5×6マスのプレイフィールドに自宅を建て,「トマト畑」や「果樹園」「麦畑」といったカードを配置していく。こうしてすべてのマスが埋まった時点で,自宅に隣り合った作物カードの点数を計算し,最も得点の高い農家が勝ちとなる。
 とはいえ,カードは毎回シャッフルされるため,自分の番にどんなカードを使えるかは分からない。また,他人の作物カードを台無しにする「雑草」,地形を1マスずらす「トラクター」,置くと周囲の果樹園カードを除去する「カラス」といった妨害カードも存在し,ライバルの土地を荒らすことも可能だ。
 そして,同種のカードを隣接させた枚数が多いほど飛躍的にスコアがアップする「麦畑」や,周囲の野菜や果樹園のスコアを上げる「池」といったパワーアップ系カードもあるため,勝負は最後まで分からないものとなるだろう。

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 プレッジ(支援)は,14オーストラリアドル(約1300円)で「Aliens Attack」「Ohio Bob」「Harvest Valley」のいずれか,39オーストラリアドル(約3700円)で3本セットを入手可能だ。また,発売済みの「Level 10」も14オーストラリアドル(約1300円)で提供され,4本セットは52オーストラリアドル(約4900円)となる。発送は3本セットが2025年10月,そのほかは2026年2月に予定されている。ゲームは英語のみのようだが,日本への発送は可能である。

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 「スペースインベーダー」のような「Aliens Attack」,ローグライトアクションを思わせる「Ohio Bob」,農場系のようなテーマでありつつもプレイヤー同士が対決する「Harvest Valley」は,いずれもビデオゲームからの着想を生かしたタイトルに仕上がっている。
 横スクロールローグライトアクションのようなカードゲーム「Hyperstar Run」関連記事)という例もあり,今後もボードゲームとビデオゲームの融合は進んでいきそうだ。

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Kickstarter「The Grail Games Pixel Series!」キャンペーン

Grail Games公式サイト

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