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ファミコンの光線銃を使った新作が登場。「ゼルダの伝説」にインスパイアされたフィールド探索と,光線銃によるガンシューティングを楽しめる
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アメリカの個人インディーゲームスタジオであるRetroBroGamingが開発を手がける「Mavericks Baghdad Extraction」は,イラク戦争を舞台としたアクションゲームだ。プレイヤーは,主人公であるアメリカ海軍特殊部隊のジョン・マーベリックを操作し,敵の宮殿目指して戦っていく。
「『Zombies Ate My Neighbors』のアーケードゲーム的なスリルと,『ゼルダの伝説』の奥深い戦略性にインスパイアされた」という本作には,「ゼルダの伝説」風のフィールド探索と,ガンシューティングステージが存在している。
広大なフィールドには,仲間が囚われた基地や装備を手に入れられるポイントが点在しており,銃やグレネード,壁を破壊するC4爆薬,敵のすべてを吹っ飛ばす空爆といった攻撃を駆使し,水場を渡るためのブーツを手に入れるなどして行動範囲を広げていく。ゲームを進めるとガンシューティングステージに切り替わり,画面内に出現する敵に照準を合わせて狙い撃つ……と,2つのモードを楽しめる。
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ガンシューティングステージはもちろん,フィールドでも光線銃に対応しており,トリガーを引くと銃から弾が発射される。NES実機+NESザッパー(海外版光線銃)+ブラウン管テレビで使えるのはもちろん,「Sinden Light Gun」(リンク)を使用することにより,液晶ディスプレイの環境にも対応するという。なお,光線銃を使わなくても,コントローラのみでもプレイできるとのこと。
すでに遊んだプレイヤーからは,「『メタルギア』や『ゼルダの伝説』のファンなら遊ぶべき」「『魂斗羅』と『メタルギア』が愛国心の強い赤ん坊を産んだようだ」といったコメントが寄せられているという。
12ドル(約1700円)のプレッジ(支援)でWindows版とNES用ROMファイル,NES風マニュアルとマップのPDFが入手できる。また,40ドル(約5800円)でNES,またはファミコン用カートリッジが加わり,60ドル(約8700円)でNES版の箱と30ページフルカラーのマニュアルをもらえる。
ストレッチゴールはすでに達成しており,前作である「Desert Of The Undead」のディレクターカット版がデジタルで提供されるのに加え,40ドル以上のプレッジで物理CDによるサントラも付属するという。
2025年第3四半期末に発送が行われ,10月末までには全員が物理カートリッジを手に入れられる予定とのこと。海外(日本)への発送については言及されていない。
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ファミコンの実機とともに光線銃も再び注目を集めており,先日は裏切者を見つけ出して光線銃で撃つ“ソーシャル推理ゲーム”「Undercover Shot」が発売されたばかり(関連記事)。
旧世代のゲームが現行機で遊べるようになる中で,光線銃の手触りや狙い撃つ体験に着目したゲームが同時多発的に世に出ているのは,興味深い現象といえるだろう。
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Kickstarter「Mavericks Baghdad Extraction」キャンペーンページ
RetroBroGaming公式サイト
Itch.to「Mavericks Baghdad Extraction」ページ
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