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静電容量式スティックを採用したゲームパッド「Rainbow 3」をMOJHONブースで発見。気になる感触は?[TGS2025]
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MOJHONというブランドに聞き覚えがないという人もいるかもしれないが,東京ゲームショウ2024に出展していた「BIGBIG WON」が,そのブランド名を変更したものだ。
旧BIGBIG WONが展示したゲームパッドである「BLITZ 2」と「BLITZ2 TMR」は,人気を集めており,eスポーツ選手にも愛用者が多い製品となっている。
今回展示するRainbow 3は,2025年9月23日に予約の受付を開始したばかりの新製品だ。税込価格は1万2999円で,MOHJHONの公式X(旧Twitter)にて,割引クーポンを配布している。
皆様、お待たせいたしました。
— MOJHON(モジョン) ?? (@mojhonJP) September 23, 2025
Rainbow 3の予約販売を開始!:https://t.co/v7vN0VfaU5
予約価格クーポンコード:IOOJD5WK
プレイヤーへのお礼にRainbow 3を5台抽選して送ります!
フォロー、リツイート、コメント?して参加できます。#BIGBIGWON #mojhon #コントローラー pic.twitter.com/oqub3ZglAd
Rainbow 3は,冒頭でも紹介したとおり,左右のアナログスティックに静電容量式スティックを採用したのがポイントだ。静電容量式スティックは,BLITZ2 TMRに採用するTMR(Tunneling Magnetoresistance:トンネル磁気抵抗効果)スティックに続く,新世代のスティックで,単体のゲームパッドで採用したものはかなり少ない。筆者が知る限り2製品めとなる。
なお,携帯型ゲームPCでは,「AOKZOE A1X」や「GPD WIN 5」など,静電容量式スティックを採用している製品がいくつかあり,今後さらに増えそうだ。
静電容量式スティックは,電極などの接点を物理的に接触させるのではなく,電極の間に生じる静電容量の変化を検出して,入力の判定を行う。そのため,接点の摩耗を防ぎ,アナログスティックの課題であるドリフト現象の発生を抑えられる可能性がある。
また,静電容量式スティックは,既存のスティックよりも高い分解能を実現できるそうだ。Rainbow 3の場合,スティックの分解能は8000で,BLITZ2 TMRの2倍近くに向上している。入力遅延は0.5msとのこと。
Rainbow 3とBLITZ2 TMRを交互に試してみると,操作している感覚が異なる。うまく言葉で説明できない不思議な感触だなのだが,その点をブースの担当者に聞いてみたところ,「そう,不思議なんだけど,ネガティヴではなくて,ポジティヴに不思議な感覚を覚える。君もそうだったんじゃないか?」との返答が返ってきた。
実際にスティック操作している感触は良好で,スティックを傾けるときに,従来よりもスルッと倒れはじめてくれるという感じと言うべきだろうか。
上側面と背面には,それぞれ2つの拡張ボタンを備えており,上側面の拡張ボタンは,ちょっと奥まった位置にある。持ち方によっては,操作時にショルダーボタンやトリガーボタンと干渉する可能性があり,好みが分かれそうだ。
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ボタンには,BLITZ2シリーズから変わらず,クリック感のあるメカニカルマイクロスイッチを採用する。eスポーツタイトル向けにキーストロークを短めに調整している点も同様だ。
今後,TMRスティックと同様に,電容量式スティック採用したさまざなま製品が登場すると思われる。いち早く最新のアナログスティックを試してみたいというゲーマーは,Rainbow 3をチェックするといいだろう。
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4Gamerの東京ゲームショウ2025特設ページ
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