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独自技術でBluetoothでも低遅延なGulikitの新作ゲームパッドに触れてきた。TGSで発表したTMRスティック搭載モデルも披露[TGS2025]
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印刷2025/09/28 02:33

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独自技術でBluetoothでも低遅延なGulikitの新作ゲームパッドに触れてきた。TGSで発表したTMRスティック搭載モデルも披露[TGS2025]

Gulikitブース
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 ゲームパッドの交換用やカスタム用のホールエフェクトスティックやトンネル磁気抵抗効果(TMR)スティックなどを手がけるGulikit。同社は,パーツだけでなく,自社開発のゲームパッドも展開しており,東京ゲームショウではおなじみの海外メーカーのひとつだ。

 東京ゲームショウ2025(以下,TGS2025)での同社ブースでは,国内発売したばかりゲームパッド「ES,ES PRO E-Sports Controller」(以下,ES/ES PRO)と,2025年10月発売予定の「TT PRO,TT MAX Controller」(以下,TT PRO/TT MAX)が展示していた。

ゲームパッドのラインナップと,交換用パーツが展示されていた
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 いずれも,Bluetooth接続でも低遅延を可能にするGulikitの独自技術「Hyperlink 2 Bluetooth」を採用しているのが特徴で,ES/ES PROは,ポーリングレート730Hzのときに遅延3.25msと,Bluetoothゲームパッドらしからぬ低遅延を実現している。
 USBによるワイヤード接続では,ポーリングレート1000Hzまで対応しており,その状態での遅延は1.87msまで縮まる。

 TT PRO/TT MAXになると,さらなる低遅延化を実現。ポーリングレート730Hzのときは2.62ms,ワイヤード接続時は,ポーリングレート1000Hzで遅延2.16msというスペックを誇る。

計測結果をアピールしていた。「計測環境をビルドしたほうがいいだろうか」と思いながら見ていた。いや,まずは力(gf)からか
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 まずはES/ES PROを見ていこう。どちらも追加ボタンのない,スタンダードなゲームパッドだ。

ESシリーズは,左右非対称なXboxレイアウトのスタンダードなゲームパッドだ。カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色を用意
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 ESとES PROの違いは,アナログスティックにあり,ESは磁気ホールエフェクト式のスティック(分解能 2000Step)を,ES PROはTMRスティック(分解能4000Step)を採用する。競技性の高いゲームをプレイするのならES PROを,カジュアルにいくならESでいい。

 ただ,ESは税込実勢価格が3600円前後で,ES PROは4500円前後と,どちらも低価格帯のゲームパッドに属する。1000円程度の価格差であれば,TMRスティックのES PROを体験してみるのも一興だ。

ショルダーボタンが大きめ
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背面には,PCとNintendo Switchのモード切替スイッチと電源ボタンがある
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 ジャイロ機能や振動機能も内蔵しており,D-Pad(十字キー)は,クリック感のあるタクタイルタイプ,交換用キーキャップも付属するなどなど,低価格帯のゲームパッドらしからぬ充実ぶりだ。
 PCとMac,Switch&Switch2(※スリープ解除も可能),iPhone&iPadやAndroid端末に対応している。

 続いて,2025年10月以降に,アメリカを皮切りとして順次各国で発売予定というTT PRO/TT MAXを見ていこう。

TT PRO/TT MAXは,アナログスティック配置がシンメトリーな,PlayStationレイアウトだ
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 本製品は,ES/ES PROの上位モデルに相当するが,先に価格帯に触れておくと,米国のAmazon.comにおける実勢価格(税別)は,TT PROが49.99ドル(約7475円)で,TT MAXが69.99ドル(約1万465円)である。日本での価格は未定だが,おおよそ8000〜9000円台に着地させたいとのことだ。

 TT PROとTT MAXのスペックは共通しており,違いは付属品だけの予定。3段階の高さ調整が可能な,スティックキャップキットが用意される。

カラーバリエーションは,ブラック(左)とグレー(右)
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 ショルダー面にあるUSB Type-Cポートの左右には,動作モード切替ボタンとバッテリーインジケータがある。
 [L/R]トリガーボタンの先端には,滑り止め加工が施されていた。ショルダーボタンを押下するときに,指を滑らせるように入力するゲーマーもいるため,そちらを優先したそうだ

TT PROのショルダー面
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背面の金属製パドルは4つある。取り外せるので,必要なパドルだけ残すことも可能だ。また,トリガーストップ調整スイッチもある。スイッチが小さいので,プレイ中の変更は難しいタイプだ
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 TT PRO/TT MAXのアナログスティックは,いずれも720度テンション調整対応のTMR磁気スティックになっている。
 調整幅は無段階とのことだが,ブースでは体験できなかった。スティックを横に倒す力が弱くなるほど,軽く,より素早く動かせるメリットがある。ただ,その分,誤操作の要因にもなってしまう。だからといって重すぎてもダメなので,無段階調整はうれしいところ。

 テンション調整機能付きのゲームパッドは,他社にもあるのだが,劇的に変わるわけではない。そういった観点では,720度テンション調整対応TMR磁気スティックが,どれくらい調整できるのかは気になるところだ。

PC用に交換用キャップが付属する。ケースを見ると専用の引き抜き工具のほか,パドルの収納もできるのが分かるだろう。ケースの片隅には,専用ドライバーらしきものも確認できる。スティックのテンション調整用ではないか
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 駆け足で見ていくと,取り外し可能な背面追加ボタンは,金属パドルでタクタイルタイプ。入力したことを分かりやすくしたかったそうだ。ほかに交換用パドルが付属するのかは,情報がない。
 トリガーボタンは,アナログとデジタルの切り替えに対応。ストローク調整機能の延長線上のような認識でいい。

 TT PRO/TT MAXの対応機種は,PCとMac,Switch&Switch2(※スリープ解除も可能),iPhone&iPadやAndroid端末となっている。

Gulikitの当該ニュースリリース(英語)

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