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豊富な拡張ボタンを備えたPC向けゲームパッド「GENESIS」がAndGAMERブースで展示。今後発売予定の有機ELディスプレイも[TGS2025]
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AndGAMERは,2020年にその前身を立ち上げた日本発の周辺機器メーカーだ。PlayStation 5やPlayStation 4向けを中心に,高いカスタマイズ性を備えるゲームパッドを提供する「Void Gaming」,FPSゲーマーに特化した製品をそろえる「AIM1」,任天堂のゲームタイトルに向けたカスタムパーツを展開する「VIZARD CLUB」という3つのブランドを運営している。
2025年8月には,渋谷に初の直営店をオープン。製品を手に取って試せるようになった。
今回は,Void GamingのPC向けゲームパッド「GENESIS」を紹介しよう。GENESISは,独自方式とBluetoothによるワイヤレス接続に加えて,USB Type-Cでのワイヤード接続に対応した製品だ。
「競技レベルの性能」と「手に取りやすい価格」の両立を謳う意欲作で,豊富な機能を備えつつ,税込1万2980円という手ごろな価格を実現したのが見どころとなっている。
すでに予約の受付を開始しており,10月12日までに予約すると,2025年内に届くという。
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GENESISは,いまどきのゲームパッドにおけるトレンドとなる要素を多く取り入れている。その一例が追加ボタンだ。いまや背面ボタンを備えたゲームパッドは珍しくないが,GENESISには,背面だけでなく,上側面の追加ショルダーボタン,[A/B]ボタンの下にも拡張ボタンを備える。プレイするゲームタイトルやゲームパッドの持ち方に合わせて使いやすいボタンを選べるのがポイントだ。
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さらにGENESISは,アナログスティックの下に,F1〜F4までのファンクションキーも用意しているされている。ファンクションキーには,キーボードのボタンを割り当てても良いし,設定用ソフトウェアでショートカットを登録できる。
PCゲームでは,特定の操作にキーボードを使うこともあるので,ファンクションキーを魅力と感じるゲーマーも多そうだ。
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アナログスティックには,ドリフト現象を抑えるTMR(Tunneling Magnetoresistance:トンネル磁気抵抗効果)スティックを採用。ボタンのスイッチに,耐久性が高くクリック感のあるマイクロスイッチを用いているも最近のトレンドである。
また,最大2000Hzという高速なUSBレポートレート(ポーリングレート)に,対応するのもポイントだ。USBレポートレートが1000Hzの製品に対して,入力遅延を抑えられる。ちなみに,ポーリングレートによる体感差は,2倍でなんとなく,4倍ではっきりと分かるというケースが多いようだ。
なお,GENESISは,最近のゲームパッドでおなじみである振動機能を搭載していない。振動機能は,ゲームへの没入感を高める一方で,入力ミスを誘発する場合があり,eスポーツタイトルでは使われることが少ない。ただ,ゲームによっては,特定のアクションを振動で知らせるという場合もあり,プレイするゲームタイトルによって重要度が分かれるところだろう。
筆者のように,ゲームジャンルによって異なるゲームパッドを使い分ける変更するスタイルもありだ。
AIM1ブランドの新作マウスパッドや有機ELディスプレイも展示
また,AndGAMERブースには,AIMブランドの新作マウスパッド「雷」と,今後発売を予定するゲーマー向け有機ELディスプレイ「AIM 1 Display」も展示されていた。
雷はなめらかな感触で,摩擦が少なめなスピード系マウスパッドで,表面の加工が異なるハードモデルとソフトモデルを用意する。操作スタイルに応じて選択可能だ。
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一方のAIM1 Displayは,27インチサイズの有機ELパネルを採用したディスプレイで,垂直最大リフレッシュレートが280Hz,中間調応答速度が0.03ms,24.5インチ相当の画面表示を行う機能を備えるそうだ。
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AndGAMER公式Webサイト
4Gamerの東京ゲームショウ2025特設ページ
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