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求む!ゲーマーの声。ホリのブースで開発中のレバーレスアケコンや格ゲー用ゲームパッドへの意見を募集中[TGS2025]
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印刷2025/09/27 00:00

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求む!ゲーマーの声。ホリのブースで開発中のレバーレスアケコンや格ゲー用ゲームパッドへの意見を募集中[TGS2025]

 PCやゲーム機用の周辺機器でお馴染みのホリ(HORI)は,東京ゲームショウ2025(以下,TGS2025)で,さまざまな製品に加えて,開発中の新しいコントローラを出展していた。
 中には,ゲーマーの意見を聞いて,どこを改良するか,製品化するかどうかを決めたいという製品もある。多くのゲーマーの声を聞きたいそうなので,本稿を読んで興味を持った人は,ぜひホリブースに足を運んでほしい。

 まず1製品めは,小型軽量のレバーレスアーケードコントローラ(以下,アケコン)だ。「開発中」の赤い札が示すとおり,製品化までは,まだ時間がかかる試作品である。もちろん発売時期や価格も未定で,そもそも製品化するかどうかも決まっていない。

開発中のレバーレスアケコン
画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / 求む!ゲーマーの声。ホリのブースで開発中のレバーレスアケコンや格ゲー用ゲームパッドへの意見を募集中[TGS2025]

 このレバーレスアケコンの特徴は,なんと言っても小さいこと。持ち運べるサイズと重量を目指しているそうで,ホリの既存製品である「NOLVA」シリーズと比べて,3分の1程度のサイズに収めているという。
 製品化する場合,ボタンの並ぶ天面を保護できるように,スマートフォン用ケースのようなカバーを付属させる予定であるそうだ。

 追加ボタンは異なるものの,主なボタン類のレイアウトは,NOLVAを踏襲したものだ。サイズが小さいとはいえ,小さすぎるほどではないので,使い勝手はそれほど変わらない。ただ,サイズや重量は,まだ確定ではない。

試作品とNOLVAを並べて,サイズはおよそ3分の1程度しかない
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奥に見えるNOLVAと比べると,厚みも半分程度である。USBケーブルは着脱式で,ロックも付いている
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底面は全体に滑り止めのゴムが貼られていた
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 なぜ持ち運べるサイズのレバーレスアケコンを開発しているのかと聞いたところ,NOLVAをリリースしたあとに,「もっと小さいものを」という声が多数寄せられたそうだ。しかし,そうした声が多かったとしても,本当に小型レバーレスアケコンを製品化して,商売が成立する程度に売れるのかどうかは分からない。
 そこで,TGS2025に訪れるゲーマーの意見を聞いて,製品化するかどうかの判断材料にしたいということだった。

 もうひとつ,ゲーマーの意見を求めている製品は,天面に6ボタンを配置する格闘ゲーム向けゲームパッド「ファイティングコマンダー OCTA Pro」(以下,OCTA Pro)をベースにした新製品だ。ブースには2種類の試作機があり,どちらのどの要素がいいかを,実際のゲームで確かめられるようになっている。

試作機の1台。見た目は既存のOCTA Proと同じように見えるが……
画像ギャラリー No.006のサムネイル画像 / 求む!ゲーマーの声。ホリのブースで開発中のレバーレスアケコンや格ゲー用ゲームパッドへの意見を募集中[TGS2025]

 OCTA試作機では,まず左アナログスティックの太さが少し異なっている。スティック軸が太いほうは,スティックを軽く倒すだけで縁に当たって止まるので,大きく動かさなくても入力できるわけだ。
 また,左アナログスティックの高さにも違いがあるという。

ベースモデルがOCTA Proなので,PCとPS5,PS4の切り替えスイッチがある。しかし,製品版がどのプラットフォームに対応するかは,確定していない
画像ギャラリー No.007のサムネイル画像 / 求む!ゲーマーの声。ホリのブースで開発中のレバーレスアケコンや格ゲー用ゲームパッドへの意見を募集中[TGS2025]

 そのほかに,D-Pad(十字キー)のストロークにも違いがある。押し比べても違いはわずかだが,ストロークが深いほうと浅いほうのどちらが好まれるかを調べたいということだった。

D-Padの形状も,3種類のバリエーションを用意している。どれが好みか,人によって意見は分かれそうだ
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試作機における違い。D-Padとアナログスティックに違いがある
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 最後に紹介するのは,2026年初夏発売を目指して開発中というステアリングコントローラ「ダイレクトドライブハンドル」(仮称)だ。

開発中のステアリングコントローラ。ハブ部分のデザインは試作のもので,製品版とはかなり異なる
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こちらが製品版に近いデザインのステアリング。ゲームパッドっぽさが残っていた試作品と異なり,本格的な見た目だ
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 開発中のステアリングコントローラにおける大きな特徴は,実勢価格で10万円を超える高級ステアリングコントローラに使われる「ダイレクトドライブ」方式を採用している点にある(関連記事)。
 それでいて,想定売価が4万円台と,大幅に安価なのが見どころだ。

 一般的なステアリングコントローラが,複数のモーターとギアを介して振動をハンドルに伝え,フォースフィードバックを実現している。一方で,ダイレクトドライブは,強力なモーター1基の力を,直接ハンドルに伝える仕組みだ。
 そのため,細かい振動から,ハンドルをグルグル回すような強い力まで,さまざまな力を表現できる。ハンドルにかけられる力は,最大9Nmとのこと。高級ステアリングコントローラに比べると控えめであるが,手に伝わる力はかなりのもので,ゲームにおける臨場感は十分すぎるほどだ。

レースゲームでプレイ中の様子
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 プレイで使ってみると,縁石に乗ったりギアをシフトしたときの振動や,コースオフしてスピンしたときの激しい振動と回転を堪能できた。スピン時には,ホイールが激しく回転するので,しっかり握らないと手を取られそうになるのもリアルだ。
 意図的にスピンさせてみて,ハンドルがどれだけ動くかを動作が撮影してみた。笑っちゃうくらいぶんぶん回るので,最後は手で止めてるほどである。


 本格的なステアリングコントローラを,比較的安価に手に入れたいという人は,来年の発売を期待しよう。

ホリ 公式Webサイト

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