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元気,荏原製作所の製造DXプロジェクト「EBARA-D3」への技術提供を実施。ゲーミフィケーションで製造現場をサポート
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荏原製作所は,エネルギー産業,インフラ構築,廃棄物焼却プラントなどを担う企業だ。製造DXプロジェクト「EBARA-D3」は,ゲーミフィケーション技術を通じた技能伝承を目的としたもので,設備や工程のデジタルツイン(仮想空間上での再現モデル)の作成や,定量化が難しい暗黙知の再現といった目標が掲げられている。
ナレッジ統合基盤「Beyondverse」は,EBARA-D3を構成する中核プラットフォームの1つだ。今回の発表では,元気が同基盤の実装支援に参加したことが明かされたわけだ。本プロジェクトの詳細は,荏原製作所のニュースページに詳しいので,気になる人は確認してみよう。
荏原製作所 公式サイト
ゲーミフィケーション技術で技能伝承、“人を主役にした製造DX”「EBARA-D3™」を立ち上げ 〜熟練技術の伝承危機の解決にゲーミフィケーション技術で挑む〜
元気 公式サイト
元気株式会社
ゲーム開発の力を製造現場へ――
荏原製作所『EBARA-D3™』に元気株式会社の技術を提供
元気株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:堀越水軌)は、株式会社荏原製作所(本社:東京都大田区)が推進する製造DXプロジェクト「EBARA-D3™」において、ナレッジ統合基盤「Beyondverse™」の実装支援を担っています。荏原製作所の構想および設計方針に基づき、リアルな製造現場を再現する3D仮想空間の構築と、その運用を支えるシステム基盤の実装を通じて、製造現場のナレッジデジタル化を支えるシステム基盤の整備に貢献しています。
■1.提供技術の詳細
●「Beyondverse™」の空間設計・構築
UnrealEngineを用いて、製造現場の設備や作業環境を高精度に再現。利用者は仮想空間上で事前シミュレーションや、工程のボトルネックになっている箇所の検出などが可能。
●リアルタイムデータ連携
人の位置座標、骨格情報、IoT機器の情報などの可視化を実現。
●バックエンド基盤の設計・実装
セッション制御、データ保存・分析、セキュリティ設計など柔軟かつ堅牢なシステムを構築。今後の機能拡張にも対応可能なアーキテクチャを採用しています。
■2.今後の展望
当社は、本取り組みを通じて得た知見をもとに、以下の領域でさらなる社会貢献を目指してまいります。
- 開発支援を通じて得られた知見をもとに、他業種・他社向けに3D空間設計・リアルタイムデータ連携技術の活用可能性についても検討
- AI・XR技術の統合による高度な教育空間の開発
- 国内外の製造現場での多拠点・多言語対応の実装
元気株式会社は「”楽しい”を世界に届ける」というビジョンのもと、ゲーム開発やそこで磨き上げた幅広い経験と専門的なスキルを活かしデジタルツイン、メタバース、ブロックチェーンなど新たな事業分野における企画立案から開発までを一貫して行っています。ゲームで培った技術は、今やエンターテインメントを超えて産業の未来を変える力になっています。
私たちは、リアルタイム3D、UXデザイン、ネットワーク設計などの知見を活かし、今後も日本の製造業における人材育成・技能伝承の革新に貢献してまいります。
「Beyond the game, beyond the industry」
会社情報 所在地 〒164-8721
東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー代表者 代表取締役社長 堀越 水軌 URL https://www.genki.co.jp/ 問合先 newbiz_info@genki.co.jp
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