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独自の残像感低減機能を備えた24.5型1440pゲーマー向け量子ドット液晶ディスプレイが7月31日発売
税込価格は5万4980円である。
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GR2532DMLは,24.5インチサイズで解像度2560×1440ドットの液晶ディスプレイである。2560×1440ドットのゲーマー向けディスプレイは,多くが27インチサイズか,それ以上のサイズがあるので,小さめのディスプレイを求める人には歓迎されそうだ。
垂直最大リフレッシュレートは320Hzで,中間調(Gray to Gray)応答速度は最小1ms。VESAのディスプレイ同期技術「Adaptive-Sync」(≒FreeSync)にも対応する。
コントラスト比は1000:1だが,輝度はHDR映像表示時の最大で1000cd/m2もあり,VESAのHDR関連規格であるDisplayHDR 1000認証を取得しているとのこと。
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GR2532DMLにおける大きな特徴に挙げられているのが,「MPCS TECH」と称する残像感低減機能だ。
液晶パネルに付き物の残像感を低減する技術では,映像フレームと映像フレームの間に,真っ黒なフレームを挿入して残像感を減らす「黒挿入」と呼ばれるものが,10年以上前から使われている。ただ,黒挿入は瞬間的とはいえ画面全体が黒くなるので,見た目の輝度が下がるのが難点でもあった。
本製品におけるMPCS TECHは,分割数1152のエリア駆動が可能という直下型Mini LEDバックライトの特性を生かした技術だ。映像を解析して,動きの多い部分は,黒あるいはそのほかのフレームを挿入して残像感を減らす。一方で,動きの少ない部分は黒挿入を行わずに,見た目の輝度を維持することで,違和感の少ない映像を表現するのだ。
同種の技術は,直下型Mini LEDバックライトを採用するテレビ製品では,すでに利用されている。そうした技術を取り入れたのがGR2532DMLの特徴というわけだ。
映像入力インタフェースは,DisplayPort 1.4×1とHDMI 2.1×2を備えており,どの入力からでも,最大320Hzの映像表示が可能だ。
●GR2532DMLの主なスペック
- パネル:24.5インチ,量子ドットIPS方式,Mini LEDバックライト,非光沢
- パネル解像度:2560×1440ドット
- 垂直最大リフレッシュレート:320Hz
- ディスプレイ同期技術:Adaptive-Sync対応
- HDR表示:DisplayHDR 1000
- 輝度:450cd/m2(標準),1000cd/m2(HDR時最大)
- 表示色:約10億7000万色
- コントラスト比:1000:1
- 視野角:左右178度,上下178度
- 中間調応答速度:約1ms(オーバードライブ時)
- 内部フレーム遅延:未公開
- 映像接続インタフェース:DisplayPort 1.4×1,HDMI 2.1×2
- そのほかの接続インタフェース:3.5mmミニピンヘッドフォン端子
- USBハブ機能:非搭載
- スピーカー:非搭載
- チルト(上下回転):−5〜20度
- スイーベル(左右回転):左右22.5度
- ピボット(縦回転):左右90度
- 高さ調整:0〜100mm
- VESAマウント:100×100mm
- 公称消費電力:125W(最大),0.5W(スタンバイ)
- 公称本体サイズ:558.4(W)×253.5(D)×499(H)mm(スタンド含む)
- 公称本体重量:約5.3kg(スタンド含む)
GRAPHTのGR2532DML製品情報ページ
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