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書籍「ゲームクリエイター 宮本茂 世界を変えたゲームづくりの思想とアイデア」,7月8日に発売決定
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本書は,5月に発売された「ゲームデザイナー 小島秀夫論」(関連記事)に続く,Bloomsbury Academic Game Studiesの翻訳シリーズ第2弾だ。
今回は,「マリオ」「ゼルダの伝説」など世界的な人気作品を生み出し,ゲーム開発者として史上初の文化功労者に選ばれた宮本 茂氏(任天堂 代表取締役 フェロー)の功績を,“日本文化×ゲーム研究”の先駆者の1人である,ジェニファー・デウィンター氏(イリノイ工科大学教授)が分析した一冊になる。
また,ディスクユニオンの公式オンラインショップでは,紙面の一部が紹介されている。興味のある人はこちらに目を通してみるといいだろう。
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書籍「ゲームクリエイター 宮本茂 世界を変えたゲームづくりの思想とアイデア」紹介ページ
日本版解説はJini氏、国内外のゲーム研究者の推薦コメントも!
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好評の『ゲームデザイナー 小島秀夫論』(2025年5月23日発売)に続く、ゲーム研究で高く評価されているBloomsbury AcademicのGame Studies(UK)の翻訳シリーズ第2弾!Nintendo Switch 2、 実写映画「ゼルダの伝説」でも話題!ゲーム開発者として史上初の文化功労者に選ばれた「ビデオゲームの父」宮本茂の功績を、イリノイ工科大学教授であり日本文化×ゲーム研究の先駆者の一人、ジェニファー・デウィンターが分析。工業デザイナーとしての側面から、空間的な物語というゲームならではのクリエイションなど、その創作術の背景に迫った一冊です。
《国内外からの推薦コメント》
ゲーム業界で最も有名かつ影響力のあるデザイナー、宮本茂についての批評的考察を深めてこなかったことが、私たちの研究を妨げていた。しかし、本書のバランスの取れた分析が、この問題を解決した。この優れた仕事を基に、さらなる研究を進めなければならない―― ヘンリー・ローウッド(アメリカ・スタンフォード大学図書館 科学技術史コレクション、フィルムメディアコレクション)
マリオはどこから来たのか? 技術、市場、組織、そして作家の個性と創造性。ビデオゲーム作品を作り上げる複数の要因を、豊富な資料と綿密な作品分析をもとに丁寧に解きほぐしながら、宮本茂の巨大な業績とその背景を明らかにする、これまでにない作家論的なビデオゲーム史。――松永伸司(京都大学文学研究科准教授、『ビデオゲームの美学』著者)
宮本茂はアメリカでどう語られたのか?本書は、その粗削りな描写も含め、宮本茂論である以上に、アメリカにおける日本観そのものを映し出す鏡となっている。――井上明人(ゲーム研究者、立命館大学准教授)
《書誌情報》
書名: ゲームクリエイター 宮本茂
副題: 世界を変えたゲームづくりの思想とアイデア
原題: SHIGERU MIYAMOTO: Super Mario Bros., Donkey Kong, The Legend of Zelda, First Edition
著者: ジェニファー・デウィンター
訳者:樋口武志
ブックデザイン:小野英作
判型:四六版・並製・288ページ
定価:本体2,300円+税
ISBN: 978-4-86647-233-1
発売予定:2025年7月8日(火)
発売元:株式会社ディスクユニオン
発行元:DU BOOKS
商品紹介ページ:https://diskunion.net/dubooks/ct/detail/DUBK389
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