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ゾンビ映画「バタリアン」がTRPGとして復活。「最後に生き残った少女」などの自キャラを作成し,終わりなきゾンビとの戦いに挑む
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Kickstarter「Return of the Living Dead Official TTRPG」キャンペーンページ
「Evil Genius Games」公式サイト
1986年に日本公開された映画「バタリアン」は,死者を復活させ,人間をゾンビ化する化学物質「トライオキシン245」が漏れ出したことによるパニックを描いた作品で,カルト的な人気を獲得し,シリーズ化された。ゾンビがしゃべったりなどユーモラスな要素もあり,コールタール漬けのタールマンや,上半身だけのオバンバなど,個性的なゾンビたちも話題を呼んだ。
そんな「バタリアン」をTRPGにするのはEvil Genius Gamesで,ほかにも,「ランボー」や「ニューヨーク1999」「キングコング:髑髏島の巨神」などの映画を原作としたTRPGを開発している。
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キャラクターのオリジン(出自)としては,「Postmortem Technician」や「Final Girl」などがあるが,さらにゾンビである「Living Dead」や「Rageful Dead」を選ぶことも可能だ。これに,「パンクロッカー」や「Fresh Meat」などのバックグラウンド,さらに「スリーパーエージェント」や「墓泥棒」「トライオキシン245を作ったDarrow Chemical Companyの役員」などの職業を組み合わせて自分のキャラクターを作成し,ゲームマスターが用意したシナリオに挑んでいく。
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なお,「Return of the Living Dead Official TTRPG」は,「Everyday Heroes」システムのサプリメントであり,プレイには「Everyday Heroes」のコアルールブック(Core Rulebook)が必要になるとのことだ。
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30ドル(約4400円)のプレッジで,ルールを記した126ページの書籍「Return of the Living Dead Cinematic Sourcebook」の紙版とデジタル版を入手可能だ。50ドル(約7300円)では上記に加えて「Roll20」「Foundry」「Quest Portal」といったバーチャルテーブルトップ(VTT)用のマップやトークン,アートライブラリ,そしてTRPG用の楽曲を作るSyrinscapeによる50曲以上のサウンドセットなどがリワードとなる。さらに,75ドル(約1万1000円)では「Everyday Heroes Core Rulebook」の紙版とデジタル版が加わる。
アドオンとしては,15ドル(約2200円)でタールマンのエナメルピンズやその夜光バージョン,20ドル(約2900円)で白地に血しぶきが飛んだデザインのダイスセット「Blood Splatter Dice」,25ドル(約3600円)でタールマンのぬいぐるみ,そして40ドル(約5800円)でトライオキシン245が入ったドラム缶をモチーフとしたダイスロール用の容器とダイストレー「Trioxin Barrel Dice Roller & Tray」が用意されている。
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![]() サウンドセット |
![]() タールマンのエナメルピンズ |
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公式サイトでは4時間ほどでプレイできる無料アドベンチャー「Adventure: Typical Army F*ck-Up」の配信も行われているので,気になる人はあらかじめ,こちらで試すといいだろう。
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今のところ,対応言語は英語のみであるようだが,Evil Genius GamesのECサイトにある送り先として,「JAPAN」の選択肢もあるので,日本への発送にも対応していると思われる。気になる人は問い合わせてほしい。
1986年のゾンビ映画が公式TRPGとして帰ってきたわけだが,短時間で目標額を達成したのは,映画ファンやTRPGファンの期待の大きさを示しているようだ。
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