やっつけ仕事推奨のビル管理人シム「Janitor Simulator」発表。クビにならない程度に作業をこなす

　ポーランドのFreeMindは2025年7月5日，同社が開発する新作「Janitor Simulator」を発表した。2025年内にリリース予定となっている。


　「Janitor」とは，ビルなどの管理人を表す言葉で，本作も清掃や修繕といった業務をテーマとしたシミュレーションゲームなのだが，特徴的なのは“やっつけ仕事”が推奨されていること。トレイラーには，壁に穴が空いていたらその上から壁紙を貼る，ネズミが出たら猫の置物を置く，掲示板に「今日やること」と書かれているものを「明日」に書き換える……といったシーンが収められている。


　ゲームの設定によると，主人公は低賃金で雇われているとのことなので，このくらいの仕事が“値段相応”なのかもしれない。とはいえ，クビにならない程度のやっつけ仕事というのもなかなか難しそうで，Steamのストアページでは「創造的」な作業が求められるという説明もある。

　近年流行の作業系シミュレーションは「地道にコツコツ」が定番だが，その逆を行く本作は，「できるだけ作業しない作業系シミュレーション」として，ジャンルに新風を吹き込むかもしれない。