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Switch版「アクアリウムは踊らない」のオフィシャルインタビューを掲載。制作者である橙々氏とキャスト陣に,ボイス収録の感想を聞く
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印刷2025/06/26 10:00

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Switch版「アクアリウムは踊らない」のオフィシャルインタビューを掲載。制作者である橙々氏とキャスト陣に,ボイス収録の感想を聞く

 フロンティアワークスが2025年内の発売を予定しているNintendo Switch用ソフト「アクアリウムは踊らない」で,制作者である橙々氏と,キャスト陣へのオフィシャルインタビューが公開されたので紹介しよう。

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 本作は,ホラー嫌いの作者・橙々氏が8年間を費やし完成させたインディーホラーゲームだ。「RPGツクール MZ」で制作され,無料のフリーゲームとして公開されたPC版は,2024年2月のリリースから,わずか2日で10万ダウンロードを達成。その後もSNSなどでの口コミにより,2025年6月までに60万ダウンロードを突破する人気を博している。
 さらに2024年12月にはドラマCDも発売され,そのほかコミカライズやグッズ展開など,今なお多方面に広がり続けている。


 物語の舞台となるのは,不気味な世界へと変貌を遂げた「ビアンカ水族館」。プレイヤーは,プレミアムチケットに釣られてこの場所を訪れた少女・スーズとなり,はぐれてしまった親友・ルルを探して,館内を探索することになる。
 しかし現れたのは剣を携えた軍服姿の謎の女性・レトロで……彼女もまた別の少女・キティを探し,水族館からの脱出を目指していたのだった。

 この度のオフィシャルインタビューでは,制作者である橙々氏のほか,本作のキャスト陣――スーズ役の黒沢ともよさん,レトロ役の花守ゆみりさん,ルル役の佐藤聡美さん,キティ役の釘宮理恵さん,クリス役のたみやすともえさんがコメントを寄せている。
 以下にその内容を掲載するので,本作の発売を心待ちにしている読者は,ぜひご一読いただき,さらに期待を高めてほしい。

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「アクアリウムは踊らない」公式サイト



「アクアリウムは踊らない」制作者 橙々氏


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――コンシューマゲーム化が決まったときの気持ちを聞かせてください。

 「そんなに注目されてるの!」と「どうなっても知らねぇぞ!」の二つの気持ちのせめぎ合いでした。趣味で作っていた処女作,しかもフリーゲームなのに,1年経たずにコンシューマゲーム化,しかもフルボイス化は完全にやってます。やりすぎです。
 しかし作者からすると,本作の人気ぶりがどの程度なのかは分かりづらいものなので,提案自体はとてもありがたく,ゲーム作家としても夢のあるお話だと思いました。とくに,今まさにゲームを作っている人に「ゲーム作家って夢がある素敵なお仕事だよ」って堂々と言えるようになったのが,一番嬉しいことかもしれません。

――ボイス収録に立ち会ってみて,どんな感想を持ちましたか。

 キャラクターに対し,「そんな表情するんだね,知らなかった」って声を掛けたくなりました。写真の中の人物に初めて会えたような,温かい手をようやく直接握れたような,人生で感じたことのない感覚だったと思います。圧倒の一言です。
 私は演技の経験がないので,収録前はリクエストを出そうとしても,うまく伝えられるか不安……というか,そんなことできないよ! と思っていたんです。しかし,そんな心配はまったく不要でした。音響の長崎(行男)監督はじめ,声優さんたちがまさにプロの技を披露してくれて……私の頭の中から直接取り出したのかと思うほどの完成度に仕上がっています。つまり,他人の脳みそを手軽に覗けるゲームとなっております。

――発売を楽しみにしている人へのメッセージをお願いします。

 まさに「命が宿ったゲーム」です。私の命みたいなものです。私の命,買えます。
 元々,初めてなりに一生懸命磨き上げたシナリオではあったのですが,声がついたことにより感動の程度が桁違いです。ダイヤモンドくらいピカピカになりました。もうすでにプレイした方も,もう一度感動の答え合わせができる…そんな素晴らしい内容です。ぜひお手に取ってみてください。
 そういえば,一枚絵を描きなおしたり,マップも綺麗にしたのでついでに見てってください。ついででいいです。あばよ。

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スーズ役 黒沢ともよさん


――収録を終えての感想をお願いします。

 テキスト量が通常のコンシューマゲームと比べて多くなく,とても明解なストーリーだったので,混乱することなくストーリーを追うことができ,とても豊かな収録でした。スーズを演じられたことを幸福に思います。

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――とくに印象に残っているシーンや,気になるキャラクターを教えてください。

 印象的なシーンは,やはりすべての要素がつながっていくクライマックスですが,あまりにもネタバレなので,もう何も言えません(笑)。一人一人の抱えている要素がたくさんあるので,ぜひ物語の余白を楽しんでいただけたらと思います。

――本作では,登場人物たちが海の生き物(クリーピー)へと変身するのが印象的ですが,ご自身が変身するとしたら何がいいですか。

 クラゲです。
 スーズを演じてるから,というのとは別に,私自身が元々身体をちゃんとメンテナンスしないとすぐにガタが来てしまうタイプなので,クラゲのようにふにゃふにゃ漂っている暮らしをしてみたいな,と。

――発売を楽しみにしている人へのメッセージをお願いします。

 皆様に愛されて止まない「アクおど」が,さらにパワーアップして帰ってくるということで,私自身もとても楽しみです。先生のさらなる愛を,みんなで全身で受け止めましょう!!


レトロ役 花守ゆみりさん


――収録を終えての感想をお願いします。

 ドラマCDから引き続き,強くて不器用で,優しい声を意識して演じました。スーズとの会話の一つ一つがとても愛おしく,終わるとやはり寂しかったです。でもこの寂しさも,「アクおど」の魅力の一つなんだと思います。

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――とくに印象に残っているシーンや,気になるキャラクターを教えてください。

 レトロの一番最後の台詞にすべてを託そうと思って臨みました。進み方を忘れたら,思い出してください。

――本作では,登場人物たちが海の生き物(クリーピー)へと変身するのが印象的ですが,ご自身が変身するとしたら何がいいですか。

 カクレクマノミです!
 小さい頃に観た映画の影響で,ずっとイソギンチャクの中の住み心地が気になっているので。

――発売を楽しみにしている人へのメッセージをお願いします。

 静かで,綺麗で,切ない。素敵な作品の思い出を彩る声になれるよう,精一杯演じさせていただきました。アクアリウムの世界をどうぞお楽しみに。

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ルル役 佐藤聡美さん


――収録を終えての感想をお願いします。

 ドラマCDに続き,またルルちゃんを演じられる機会があって,とても嬉しかったです! 今回は水族館にいる生き物たちを見ながら,あれこれ話す場面が多くて,その感想が独特で,台本を見ながらクスッとしちゃいました。
 のんびりしたルルちゃんを演じると,私ものんびりした気持ちになれるので,収録後はほんわかした気持ちに〜な〜り〜ま〜す〜(笑)。

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――とくに印象に残っているシーンや,気になるキャラクターを教えてください。

 キティちゃんとじゃれ合うシーンがとても好きです! 収録は一人でしたが,釘宮さんの可愛い声で自然と台詞が脳内再生されるので,ルルちゃんの「えへへ〜」は,皆様にお見せできないくらいデレッデレな顔で演じています(笑)。
 気になるキャラは,ニコくん! キティちゃんとルルちゃんと三人でお話しする様子を,遠くからこっそり見守りたいです。

――本作では,登場人物たちが海の生き物(クリーピー)へと変身するのが印象的ですが,ご自身が変身するとしたら何がいいですか。

 ウミウシさんです。
 とっってもカラフルで可愛いですよね! 「海の宝石」と呼ばれているのも素敵です。ふにょふにょ動きながら,普段見ることのない視点で海の中をお散歩できたら,ものすごく癒されそう〜。

――発売を楽しみにしている人へのメッセージをお願いします。

 「アクおど」を知らなかった方にも,気軽に作品に触れてもらえる場所が増えて嬉しいです。それにしても,「ホラー嫌いが作るホラーゲーム」だなんて,すごく心惹かれるフレーズですよね! ホラーが好きなあなたも,苦手なあなたも,散りばめられた秘密を解きながらストーリーをお楽しみください。


キティ役 釘宮理恵さん


――収録を終えての感想をお願いします。

 先んじてドラマCDを収録してからの本編でしたので,世界観や雰囲気がより掴みやすく,楽しく演じられたように思います。

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――とくに印象に残っているシーンや,気になるキャラクターを教えてください。

 ルルとのさりげないやり取りに,キティの心がほぐれてリラックスしていく様が,可愛らしく思えて印象に残っています。

――本作では,登場人物たちが海の生き物(クリーピー)へと変身するのが印象的ですが,ご自身が変身するとしたら何がいいですか。

 タツノオトシゴ的な生き物に変身してみたいです。
 尻尾……と言うのでしょうか? あの先端のくるくる丸まっている感じをダイレクトに体感してみたいです。

――発売を楽しみにしている人へのメッセージをお願いします。

 不思議な世界で楽しく遊びつつ,サスペンス味のある空気をひしひしと感じられるのではないかと思います! みなさまに楽しんでいただけると何より嬉しいです!


クリス役 たみやすともえさん


――収録を終えての感想をお願いします。

 実際にゲームをプレイして収録に臨んだのですが,こうして台詞で収録していくと,あっという間なんですよね! 脳内であんなシーン,こんなシーンが怒涛のように再生されていきました。
 また,クリスさんには「ゲーム上の演出があるので台詞をどうするべきか」というシーンが一つありまして,当日スタッフの皆さんや橙々さんと相談しながら収録しました。そのシーンがどう仕上がっているか,楽しみにしています。

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――とくに印象に残っているシーンや,気になるキャラクターを教えてください。

 各エンディングのクリスさんには,どれも胸がつまる思いです。クリスさんにとっての一番のグッドエンドが,一番悲しそうなのがまた……。
 あとは,収録後に橙々さんと話をする機会があったのですが,そのときに「あのシーンはこうですよね!!」「そうそう!!」というように答え合わせができて,それが合っていたので演者としてガッツポーズでした。皆さんのイメージとも合っていたらよいのですが。

――本作では,登場人物たちが海の生き物(クリーピー)へと変身するのが印象的ですが,ご自身が変身するとしたら何がいいですか。

 ルルちゃんが好きなウミウシ!!
 ウミウシ……大好きなんです。うちには私手作りの羊毛フェルトで作ったシンデレラウミウシと,家族が上手に作ってくれたアオウミウシがいるくらいです。
 海の生き物は,我々には理解が及ばない造形で,美しくもグロテスクだったり,可愛くも恐ろしかったりして,自分がその存在になったらどんな気持ちだろうと妄想しちゃいますね!! そういった恐ろしいものに惹かれていく感じが,「アクアリウムは踊らない」の作品にもピッタリ合っている気がします。

――発売を楽しみにしているお客様へ一言メッセージをお願いします。

 「アクアリウムは踊らない」にいろんな形で興味を持ってくださった皆様,ありがとうございます。クリス役を担当いたしましたたみやすともえです。
 もしかすると多くの皆さまは既に「アクおど」をプレイ済みなのにも関わらず,ボイスがついた今作を購入してまた楽しんでくださるという,「アクおど」愛溢れた皆様かもしれませんし,話題になっていた「アクおど」がボイス付きになった今回から体験しようとはじめて手に取ってくださった方々かもしれません。
 私は,元々個人でYouTube配信をしておりまして,はじめて「アクおど」に触れたときもゲーム実況でした。引き込まれるように楽しくプレイをさせていただいた日から,配信を原作者の橙々さんが見にきてくださって,そのままクリス役に抜擢されるという異色の経緯で今作に参加させていただきました。
 僅か1年の間に、脅威のDL数,数々の展開、RTA(笑)等など数々の偉業を打ち立てた「アクおど」ですが,私にとってもこんな事起きるんだ…という特別な作品となりました。
 皆様にとっても特別な体験となる1本になるよう願っております。

「アクアリウムは踊らない」公式サイト

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