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NVIDIAがGeForce RTX 5060搭載ゲームノートPCを紹介。DLSS 4の新たな対応タイトルも公開
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GeForce RTX 5060は,米国時間2025年4月15日に上位モデルの「GeForce RTX 5060 Ti」とともに発表となった製品だ。
NVIDIAによると,同社独自の超解像技術「DLSS」を利用することにより,解像度1920×1080ドット,高画質設定という環境において,多くの大作ゲームを100fps以上のフレームレートでプレイできるという。
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GeForce RTX 5060を搭載したゲーマー向けノートPCも,ASUSTeK Computer(以下,ASUS)やAcer,Dell,MSI,Razerなどのメーカーから登場する予定だ。すでにASUSは日本市場での販売予定も発表している(関連記事)。
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GeForce RTX 50シリーズを搭載したノートPCは,18インチ級と16インチ級の製品を中心としたラインナップだったのに対して,GeForce RTX 5060搭載製品は,16インチ級と14インチ級が中心となるようだ。
NVIDIAによると,持ち運びしやすい薄型モデルや,これまでのGeForce RTX 50シリーズ搭載PCよりも手ごろに入手可能なモデルなど,多様な製品があるとのこと。これにより,ゲーマーやクリエイターが自分のニーズにあったPCを選択しやすくなるという。
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また,NVIDIAは,DLSSをはじめとする同社の独自技術に対応する最新ゲームも合わせて紹介した。
5月15日に発売したばかりの「DOOM: The Dark Ages」では,DLSSの最新バージョンである「DLSS 4」や,遅延低減技術「Reflex」への対応が明らかになっている。
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そんなDOOM: The Dark Agesだが,2025年6月に予定するアップデートによって,パストレーシングと「DLSS Ray Reconstruction」に対応することが発表となった。
パストレーシングは,レイトレーシングを拡張した手法で,ある点においたカメラからランダムに光線(レイ)を飛ばして,光源に到着するまでの光跡をもとにして映像を描写するというものだ。無数の光線を追跡して,写実的な映像を描画できる。同じくパストレーシングに対応する「サイバーパンク2077」で,その効果を体験したゲーマーも多いだろう。
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一方のDLSS Ray Reconstructionは,「DLSS 3.5」で追加となったレイトレーシングにおける高画質化技術だ。AIを活用して描写に必要な光線を再構成することで,ノイズの少ない映像を実現できるという。
こうした技術を組み合わせることで,従来のレイトレーシングよりも高画質かつ,高フレームレートな映像表現が可能になるというのがNVIDIAの主張だ。
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DLSS 4に対応したゲームやアプリは125を超える。今後も「紅の砂漠」や,「F1 2025」「明末:ウツロノハネ」といった作品がDLSS 4の対応を予定している。
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現在開催中のComputex 2025は,明日から各メーカーの本格的な展示がはじまる。GeForce RTX 5060搭載のグラフィックスカードやノートPCの情報も随時伝える予定だ。
NVIDIAのGeForce RTX 5060シリーズ製品情報ページ
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GeForce RTX 50
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