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サングラス型ディスプレイ「XREAL One」専用小型カメラ「XREAL Eye」が6月27日発売。映像を空中に固定する空間ディスプレイを実現
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既報のとおり,XREAL Eyeとは,XREAL Oneシリーズの左右レンズをつなぐブリッジ部分下に取り付ける小型カメラだ。
本製品を取り付けると,XREAL Oneシリーズは,サングラス型ディスプレイ本体の内蔵3軸自由度(3DoF)センサーと,XREAL Eyeによる周囲の画像認識を組み合わせることで,6軸自由度(6DoF)の動き検出が可能となる。
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これにより,映像を周囲の空間における任意の位置に固定表示できるようになるので,映像に近づいて細部を見たり,離れて全体を見たりといった空間ディスプレイ的(空間アンカーとも)な使いかたができるというものだ。
また,解像度や画質は良いとは言えないものの,写真や動画を撮影する機能もあるので,目で見ているものに近い自然な映像を撮影することも可能である。
サングラス型ディスプレイで「空間ディスプレイ」が可能になる小型カメラ「XREAL Eye」の国内発売決定。予約受付は本日開始

2025年5月14日,XREALは,サングラス型ディスプレイ「XREAL One」シリーズ専用の小型カメラ「XREAL Eye」を発表,予約受付を開始した。映像を空中に固定して表示する「空間ディスプレイ」的な機能を実現するものだ。税込価格は1万3980円で,発売および出荷開始時期は6月下旬の予定。
直接ゲームに関係するアイテムではないが,任意の空間に固定した映像は,あたかもプロジェクタで投影した映像のような感覚で扱える。顔を横に向ければ,映像は視野から外れるので,どこを向いても映像が付いてくるような不自然さ(※便利なときもあるが)はない。
大画面プロジェクタでゲームをプレイするのと似たような体験を,サングラス型ディスプレイで実現できるわけだ。実際に使ってみても,XREAL One単体の機能による表示位置固定モードよりも,XREAL Eyeを組み合わせた空間アンカーのほうが,長時間使っていても安定していて扱いやすいと感じる。
また,XREALでは,XREAL Eyeをゲームエンジン「Unity」シリーズで使うためのAPIを公開する予定なので,これを使ったARゲームの開発も可能だろう。
ちなみに,2025年6月25日に配信を開始したファームウェアアップデートを適用すると,XREAL Oneの「ウルトラワイド表示モード」が強化される。これにより,従来からある解像度3840×1080ドット,アスペクト比32:9表示に加えて,解像度2560×1080ドット,アスペクト比21:9表示が可能になるのだ。
アスペクト比21:9は,いわゆる映画のシネスコサイズに近いうえ,GPUにかかる処理負荷も32:9ほど高くはないので,ゲーム用途にお勧めできる機能だ。
XREALのXREAL Eye製品情報ページ
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