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国内プロ格闘ゲーマーのこだわりを反映した「ZENAIM」のレバーレスアケコンが2026年の発売を目指して鋭意開発中[TGS2025]
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印刷2025/09/27 15:09

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国内プロ格闘ゲーマーのこだわりを反映した「ZENAIM」のレバーレスアケコンが2026年の発売を目指して鋭意開発中[TGS2025]

画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / 国内プロ格闘ゲーマーのこだわりを反映した「ZENAIM」のレバーレスアケコンが2026年の発売を目指して鋭意開発中[TGS2025]
 独自開発の磁気ホール式スイッチを使ったキーボードを展開している東海理化のゲーマー向け製品ブランド「ZENAIM」(ゼンエイム)は,東京ゲームショウ2025(以下,TGS2025)でも,プロeスポーツ&ストリーマーチーム「ZETA DIVISION」とコラボして,ZETA DIVISIONブースで製品の展示と試遊を行っている。
 とくに今回は,2026年の早い時期に発売することを目指して開発中のレバーレスコントローラ(以下,アケコン)を試遊台で試せるのが見どころだ。

レバーレスアケコン試作機の展示品。登場は2026年の早い時期の予定だ
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 展示機の写真と,9月25日にZETA DIVISIONブースで行われた新製品発表会の様子をお届けしよう。

写真左から,ゲストとして登壇したZETA DIVISION所属の格闘ゲーマーであるひかる氏,ももち氏,チョコブランカ氏。3人ともすでにレバーレスアケコン試作機を使っているそうだ
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 ZENAIMのレバーレスアケコンは,9月25日に発売となったアケコン自作キット「ARCADE CONTROLLER BUTTON MODULE KIT」(以下,モジュールキット)と,開発中の完成品の2種類がある。

 モジュールキットは,既存のレバーレスアケコンのボタンと内部基板,内部配線用ケーブル(ハーネス)を,東海理化製のボタンと基板に交換するためのキットだ。税込直販価格は2万7000円である。
 ボタンと基板の交換は,ユーザー自身で行う必要があるので,相応に人を選ぶ製品ではあろう。

モジュールキットと製品ボックス。配線すれば,これだけでもアケコンとして使えなくはないというものだ。強度的に長持ちはしないだろうが
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モジュールキットの組み立て方。ハンダ付けなどは必要ない
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 やはり本命は,開発中のレバーレスアケコン完成品だ。
 展示されていた試作機は,比較的オーソドックな外観とレイアウトのレバーレスアケコンそのものである。ゲームプレイに使う15ボタンが天面に並んでいるが,「Start」ボタンや「Home」ボタンなどに類するものは見当たらない。

試作機の天面。メインの15ボタンが並ぶ
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こちらは東京ゲームショウ2024で公開した試作機。2025年の試作機は,製品化に向けて大きく前進したのが分かる
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 ボディの厚みはそれなりにあるので,薄型特化タイプではない。その意味では,オーソドックスなレバーレスアケコンという印象を受ける。

手前の側面から見たところ。分厚くもないが薄くもないという感じだ
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後ろ側の側面にも3つのボタンがあった
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 そうなると,やはり重要なのはスイッチそのものの性能と,それを生かす機能だ。
 新製品発表イベントでは,ZENAIMによるこだわりのポイントと,試作機を試用しているプロゲーマーが挙げた意見などが語られた。

 ZENAIMのレバーレスアケコンは,ZENAIMのキーボードと同様に,東海理化が独自に開発した磁気ホール式センサー採用スイッチを使っているのが重要な点だ。
 磁気式スイッチは,指で押し込んでボタンがオンになるアクチュエーションポイントの深さを,ソフトウェアによって変えられるのが特徴である。キーボードではこの特徴を生かして,ラピッドトリガーのような特殊機能を実装するのが流行だ。

 こうした特徴を有するボタンをレバーレスアケコンに採用するに当たって,ZENAIMではさまざまな要素を取り入れた。たとえば,ボタンの入力がオンになる深さは,約0.75mmという,誤入力をしない範囲で非常に浅いものだ。
 0.75mmについては,ZETA DIVISIONのひかる選手が,かなりこだわって開発側に要望していたそうで,何度も調整を繰り返して見つけた最適解であるという。

 また,キーごとにオン/オフ位置がばらつかないように調整するキャリブレーション機能や,0.05mm単位で設定できるラピッドトリガーといった特徴も有する。今どきの高機能レバーレスアケコンとして求められる機能は,ひととおり揃えているようだ。

スライドはモジュールキットの説明だが,レバーレスアケコン試作機でも同じ特徴を受け継いでいる
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イベントでは,ゲストによる対戦デモも披露された
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 試作機を試用しているゲストの3選手も,開発側に対して細かい注文をたくさん出してきたとのこと。開発側もそれを受けて,何度も修正を繰り返してきたそうだ。
 とくに,ひかる選手は細かかったそうで,ボタンの角度や配置を,mm単位で要望したこともあったという。ももち選手は格闘ゲーム大会「EVO」でも,すでに使っているそうだ。

 国内プロゲーマーのこだわりを反映したZENAIMのレバーレスアケコン製品版が登場するのが待ち遠しい。

ZENAIM公式Webサイト

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