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写真で見るAndroid携帯ゲーム機「AYANEO Pocket ACE」。質感の良いレトロゲーム向けのポケットサイズゲーム機だ
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印刷2025/06/14 12:00

テストレポート

写真で見るAndroid携帯ゲーム機「AYANEO Pocket ACE」。質感の良いレトロゲーム向けのポケットサイズゲーム機だ

 多種多様な携帯型ゲームPCや携帯ゲーム機を手がけるAYANEOから,新しいAndroid搭載携帯ゲーム機「AYANEO Pocket ACE」が登場した。国内でも,2025年6月末に正規代理店の天空から発売となる予定だ。

AYANEO Pocket ACE(レトロパワー)
メーカー:AYANEO
価格:9万9800円(税込,2025年6月14日現在)
画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / 写真で見るAndroid携帯ゲーム機「AYANEO Pocket ACE」。質感の良いレトロゲーム向けのポケットサイズゲーム機だ

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 2025年5月28日,天空は,AYANEO製の携帯型Androidゲーム機「AYANEO Pocket ACE」を6月末に国内発売すると発表した。予約受付は同日に開始している。4.5インチという小さな液晶ディスプレイの左右にゲームパッド部分を配置したポケットサイズが特徴だ。

[2025/05/28 14:00]

 そんなAYANEO Pocket ACEの実機を,クラウドファンディングキャンペーンに応募していた弊誌編集長が入手したので,簡単に写真で紹介しよう。

 AYANEO Pocket ACEは,今どきのスマートフォンよりもやや小さい筐体に,4.5インチサイズで解像度1620×1080ドット,アスペクト比4:3のIPS液晶パネルとゲームパッド機能を盛り込んだ携帯ゲーム機だ。Android搭載の携帯機ではあるが,携帯電話系の通信機能はなく,インターネット接続には内蔵の無線LAN(Wi-Fi)機能を用いる。

画像ギャラリー No.015のサムネイル画像 / 写真で見るAndroid携帯ゲーム機「AYANEO Pocket ACE」。質感の良いレトロゲーム向けのポケットサイズゲーム機だ

AYANEO Pocket ACEのサイズは,ちょうどNintendo Switchの本体部分に似ている
画像ギャラリー No.016のサムネイル画像 / 写真で見るAndroid携帯ゲーム機「AYANEO Pocket ACE」。質感の良いレトロゲーム向けのポケットサイズゲーム機だ

 SoC(System-on-a-Chip)には,Qualcommがゲーム機向けに開発した「Snapdragon G3x Gen 2」を採用する。このSoCは,2024年7月に国内発売となったAndroid携帯ゲーム機「AYANEO Pocket S」でも採用されていたもので,ハイエンド市場向けのゲーマー向けスマートフォンには及ばないが,その6〜7割程度のグラフィックス性能を備えるものだ。
 なお,メインメモリ容量12GBで内蔵ストレージ容量256GBの下位モデルと,メインメモリ容量16GBで内蔵ストレージ容量1TBの上位モデルがラインナップされており,税込価格は順に8万4800円9万9800円だ。

表1 AYANEO Pocket ACEの主なスペック
メーカー AYANEO
OS Android 13
ディスプレイパネル 4.5インチ液晶解像度1620×1080ドット最大リフレッシュレート60Hz
プロセッサ Qualcomm製「Snapdragon G3x Gen 2」
・CPUコア:Kyro(8コア)
・GPUコア:Adreno A32
メインメモリ容量 LPDDR5X 12GB,16GB
ストレージ 256GB,1TB
アウトカメラ 未搭載
インカメラ 未搭載
無線LAN対応 Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)
Bluetooth対応 5.3
バッテリー容量 6000mAh
連続駆動時間 未公開
USBポート USB 3.2 Gen 2 Type-C×1
公称本体サイズ 176(W)×82.5(D)×18.4(H)mm
公称本体重量 約310g

 ベンチマーク性能が重要なハードではないが,いちおうAndroid版「3DMark」の計測結果を載せておこう。いずれも2回計測で,AYANEO Pocket ACEの動作モード「Performance Mode」は「Balance」で計測した。3DMarkのスコアは,最高性能を引き出せる動作モード「Max」でも,ほとんど変わらないためだ。
 スコアからすると,2024〜2025年のハイエンドスマートフォンと比べて,半分から6割程度のグラフィックス性能と理解していい。

表2 3DMarkの計測結果
Steel Nomad Light Solar Bay
1077 4994

 各部を見ていこう。
 AYANEO Pocket ACEは,アナログスティックが画面を挟んで下側に並列で並んだ「PlayStation Vita」と同じレイアウトを採用している。各アナログスティックは,磁気ホール式センサーを採用しており,使い込んでもドリフト現象を起こしにくい。

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AYANEO Pocket ACEの背面。空冷ファン用の吸気孔がある
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アナログスティックの頂部は,軽く凹んで指を置きやすくなっている。液晶パネルの下側には,「Home」ボタンや動作モードの切替ボタン(左),独自ホーム「AYA SPACE」への切替ボタン(右)などが並んでいる
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 AYANEO Pocket ACEの下側面には,充電や周辺機器との接続に使うUSB 3.2 Gen 2 Type-Cポートがある。

AYANEO Pocket ACEの下側面
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 一方,上側面には,[L1/R1]バンパーや[L2/R2]トリガーのほかに,指紋認証センサー内蔵の「電源/スリープ」ボタンや音量調整ボタン,そしてユーザーが機能を割り当てられる[LC/RC]ボタンが並んでいた。
 ちなみに,[L2/R2]トリガーにも,磁気ホール式センサーを採用しているそうだ。

AYANEO Pocket ACEの上側面
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 そのほかに,右側面にmicroSDカードスロットがある。携帯電話系の通信機能はないので,SIMカードスロットはない。

AYANEO Pocket ACEの左側面(左)と右側面(右)。左側面には何もない
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 液晶パネルのサイズやアスペクト比から想像が付くとおり,AYANEO Pocket ACEは,レトロゲームやレトロ調ゲームのプレイに適したゲーム機だ。……ぶっちゃけてしまえば,レトロゲームをエミュレータで動かすのに適したゲーム機と言えなくもないが,本稿では触れないこととする。

 そこで実際に,Android向けのレトロゲームとして,ゲームパッドでの操作に対応している「メタルスラッグ4 アケアカNEOGEO」(以下,メタルスラッグ4)をプレイしてみた。
 次の写真は,プレイ中のスクリーンショットを表示した状態だ。周囲に黒帯が表示されてしまっているが,映像のピクセルは鮮明で,見映えは非常にいい。

メタルスラッグ4をプレイ中のイメージ。黒帯部分は広いものの,映像が見えにくいことはない
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 また,プレイしていて感心したのは,AYANEO Pocket ACEの質感が非常にいいことだ。とくに高価な外装素材を使っているわけではないが,ボディやボタン類を触っても安っぽさを感じることはない。ボタンの押し心地もよく,連打していても,変にグラついたりすることはなかった。
 AYANEO独自のホームアプリである「AYA SPACE」は使いやすいし,Android側も,ボタンとアナログスティックで快適に操作できる。さすがに携帯型ゲームPCやAndroidゲーム機で豊富なノウハウを有するAYANEO製だと感心することしきりだ。

ホームアプリのAYA SPACE(左)。画面右から出てくるパネルで,設定を確認,変更できる
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D-Padでもアナログスティックでも,ゲームの操作は快適だ
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 ただ,すべてのAndroidゲームに適した製品ではない。大抵のスマートフォン向けゲームは,6〜6.7インチサイズ,アスペクト比でいえば16:9〜20:9程度のスマートフォンの画面を前提に作られているので,AYANEO Pocket ACEの画面に表示するには適さないのだ(※表示できないわけではない)。
 今回はガチのレビューではないので,ちょっと試してみた程度だが,たとえば「勝利の女神:NIKKE」はちゃんと表示できるものの,画面サイズの小ささとアスペクト比の違いによって,プレイはできるが快適とは言いがたかった。
 やはり4.5インチの画面では,レトロなピクセルアートのゲームのほうが適するだろう。

 ハードウェアの特徴から,レトロゲームやレトロ風ゲームに特化したゲーム機ではあるものの,質感は非常に良く,プレイしていて楽しいマシンではある。どこにでも持ち歩けるレトロゲームマシンが欲しいという人なら,AYANEO Pocket ACEは試してみる価値がありそうだ。

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AYANEOのAYANEO Pocket ACE製品情報ページ


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