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Snapdragon G3 Gen 3を採用した携帯型ゲーム機「AYANEO Pocket S2」のクラウドファンディングが近日中にスタート
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AYANEO Pocket S2は,AYANEOが2025年3月に発表した携帯型ゲーム機で,すでに販売している「AYANEO Pocket S」の後継製品となる。AYANEOによると,スリムで薄型な筐体デザインを引き続き採用しつつ,SoCの性能や冷却機構,ゲームパッドの精度,バッテリー駆動時間などあらゆる要素を強化したという。
ディスプレイは,6.3インチサイズで,解像度2560×1440ドットの液晶パネルを採用しており,AYANEO Pocket Sの6インチサイズと比べてわずかに大きくなった。また,パネルの輝度が従来の400nitから,600nitへと明るくなったのもポイントだ。
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搭載SoCのSnapdragon G3 Gen 3は,Qualcommの携帯型ゲーム機向け最新SoCで,最も性能が高い「プライムコア」が1基,それを支える高性能コアが5基,高効率コアが2基という8コア構成のCPUに,GPUコアの「Adreno A33 GPU」を統合する。Qualcommによると,前世代の「Snapdragon G3x Gen 2」と比べて,CPU性能が30%,GPU性能が28%向上したという。
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また,AYANEO Pocket S2は,オープンソースで開発が進められているグラフィックスドライバの「Turnip」を採用するのも見どころとなっている。AYANEOによると,特定のゲームをプレイするときに,標準のグラフィックスドライバと比べて,よりスムーズで安定した動作を実現するそうだ。これにより,同価格帯の競合製品やスマートフォンよりも高い性能を発揮するとアピールする。
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AYANEO Pocket S2では,冷却機構も強化しており,冷却ファンをマザーボードに近付けたほか,大型のヒートシンクと銅製パネルを組み合わせた。また,大型の吸気孔と排気孔も備えており,冷却性能が向上したとのこと。一方で,筐体の金属フレームとマザーボードの間に断熱層を入れることで,熱が手のひらに伝わりにくい設計となっている。
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内蔵バッテリー容量は,AYANEO Pocket Sの6000mAhから大幅に増加した8000mAhで,より長時間のバッテリー駆動を実現する。
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ゲームパッドには,ドリフト現象やデッドゾーンがない高精度のアナログスティックやトリガーボタンを搭載するそうだ。D-Padにはメンブレン式のマイクロスイッチを採用しており,軽くてシャープな押し心地を実現したという。
IndiegogoのAYANEO Pocket S2プレローンチページ
AYANEO Pocket S2製品情報ページ
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