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ユニークな変形機構を備えた2画面搭載Androidゲーム機「SUGAR 1」の予約受付がスタート
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印刷2025/09/24 18:54

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ユニークな変形機構を備えた2画面搭載Androidゲーム機「SUGAR 1」の予約受付がスタート

 2025年9月24日,天空は,ONE-NETBOOK Technology(以下,ONE-NETBOOK)製のAndroidゲーム機「SUGAR 1」と,携帯型ゲームPC「OneXPlayer X1 Air」の予約受付を開始した。中でも注目は,新たな製品シリーズであるSUGAR 1で,2つのディスプレイを搭載するほか,独自の変形機構を備えているのが見どころだ。

SUGAR 1
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OneXPlayer X1 Air
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 OneXPlayer X1 Airは10月31日,SUGAR 1は11月下旬の発売を予定しており,税込の通常価格と早期割引価格は,以下のとおり。

●OneXPlayer X1 Air
  • CPU:Core Ultra 7 258V,メインメモリ容量32GB,内蔵ストレージ容量2TB,22万8000円(早期割引価格:21万6600円
  • CPU:Core Ultra 7 258V,メインメモリ容量32GB,内蔵ストレージ容量1TB,20万8000円(早期割引価格:19万7600円
  • CPU:Core Ultra 5 228V,メインメモリ容量32GB,内蔵ストレージ容量512GB,17万8000円(早期割引価格:16万9100円
●SUGAR 1
  • CPU:Snapdragon G3 Gen 3,メインメモリ容量16GB,内蔵ストレージ容量512GB,10万8000円(早期割引価格:9万7200円

 SUGAR 1は,ONE-NETBOOKが2025年3月に発表したゲーマー向けサブブランド「ONEXSUGAR」の第1弾製品である(関連記事)。

SUGAR 1の開発責任者を担当するLeaf氏
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 SUGAR 1は,もともと中国でアニメ制作会社を経営するLeaf氏が立ち上げたゲーム機開発プロジェクトで,ONE-NETBOOKと協業することで,量産にこぎつけたという。開発期間は2年で,そのあいだに30回以上の金型変更を行うなど,開発は難航を極めたそうだ。

 SUGAR 1は,6.01インチサイズで,解像度2160×1080ドット,アスペクト比18:9のメインディスプレイと,3.92インチサイズで,解像度1240×1080ドット,アスペクト比8:7のサブディスプレイを搭載するのが特徴だ。
 メインディスプレイでゲームをプレイしつつ,サブディスプレイで攻略情報を調べたり,動画を視聴したりできる。

横長のメインディスプレイと,正方形に近い形状のサブディスプレイを搭載する
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たとえば,原神ではメイン画面でゲームをプレイして,サブ画面でHoYoLABのテイワットマップを表示するといった使い方が考えられる
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 さらに2Dアクションゲーム「荒野のハーク」は,SUGAR 1向けの最適化を施しており,メインディスプレイに操作キャラを,サブディスプレイにゲーム内マップを表示可能だ。

荒野のハークでは,サブディスプレイにマップを表示できる
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 SUGAR 1は,独自の変形機構を備えているのも見どころとなっている。サブディスプレイは背面への折りたたみが可能で,シングルディスプレイ環境とデュアルディスプレイ環境を切り替えられる。さらにゲームパッド部分は,ヒンジを開閉することで,位置を変更できる。

サブディスプレイを上側に
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サブディスプレイを後ろ側に折りたたんで,メインディスプレイのみを使うこともできる
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 ヒンジは,アルミニウム合金製のフレームを採用することで,耐久性に優れるとのこと。固定はマグネット式で,操作中にパカパカと開くことはない。また,本体に電源ボタンと音量調整ボタンを2つ搭載しており,ディスプレイやゲームパッドの位置に合わせてどちらかを使用する仕組みだ。

電源ボタンと音量調整ボタンを2つずつ搭載している
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 ゲームパッドは,左右にアナログスティックと4ボタンを備える。付属のD-Pad型カバーを取り付けることで,片方の4ボタンをD-Padとして利用できる。ただ,変形機構によって,アナログスティックと4ボタンの上下が入れ替わってしまう点が気になるかもしれない。

SUGER 1のゲームパッド
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D-Pad型のカバーをかぶせることでD-Padとして使える
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 また,上側面に搭載するショルダーボタンとトリガーボタンの位置が近いので,片方を押すときにもう片方に干渉しやすいのも好みが分かれそうだ。

ショルダーボタンとトリガーボタンの位置が近めなのが気になる
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 搭載SoC(System-on-a-chip)には,Qualcommの携帯ゲーム機向けSoC「Snapdragon G3 Gen 3」を採用する。Qualcommによると,前世代の「Snapdragon G3x Gen 2」と比べて,CPU性能は30%向上したとのことだ。メインメモリ容量は16GB,内蔵ストレージ容量は512GBのみの構成だ。
 冷却には,2基の空冷ファンと2本のヒートパイプを組み合わせた冷却機構を採用する。

 内蔵ストレージ容量は5600mAhで,上位クラスのAndroidスマートフォンと同等だ。内蔵バッテリーには充電することなく,直接本体に電源を供給する「バイパス充電」といった機能にも対応するという。

 一方のOneXPlayer X1 Airは,携帯型ゲームPC「OneXPlayer X1」シリーズの新モデルだ。ディスプレイに10.95インチサイズで,解像度2560×1600ドット,最大リフレッシュレートは120Hzの液晶パネルを採用する点は,従来製品と変わらない。

OneXPlayer X1 Airのディスプレイ
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 ディスプレイの左右に着脱可能なゲームパッドを取り付けることで,携帯型ゲームPCとして利用できるほか,専用キーボードカバーと組み合わせて,一般的なノートPCとしても使えるのも共通だ。

OneXPlayer X1シリーズ用のゲームパッドをそのまま装着できる
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 OneXPlayer X1 Airは,筐体設計を見直しており,従来製品ではキーボードカバーに備えていたキックスタンドを,筐体側に搭載した。さらに,内蔵バッテリー容量が,2025年2月に国内発売した「OneXPlayer X1 Pro」の65.02Whから,72.77Whに増加したのもポイントだ。

本体の背面にキックスタンドを備える
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 OneXPlayer X1 Proは,搭載CPUにAMDのRyzenシリーズを採用していたのに対して,OneXPlayer X1 Airでは,IntelのノートPC向けCPU「Core Ultra 200V」シリーズに変更した。
 上位モデルに採用する「Core Ultra 7 258V」は,高性能コア「P-core」を4基,省電力コア「E-core」を4基という構成で,ブースト最大クロックは4.8GHzで駆動する。

 ONE-NETBOOKの性能検証によると,Intelの超解像技術「XeSS 2.0」と組み合わせることで,画質設定を「低」に設定したうえではあるが,「黒神話:悟空」を104fpsでプレイできるそうだ。

OneXPlayer X1 Airの性能検証
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 また,OneXPlayer X1 Airは,小型ストレージ規格「Mini SSD」に対応したカードスロットを備えるのもポイントだ。Mini SSDは,中国のストレージメーカーであるBiwinが策定する独自規格で,15(W)×17(D)×1.4(H)mmという小型サイズが特徴となっている。PCI Express 4.0 x2接続に対応することで,公称逐次読み出し性能は,最大3700MB/sという高速なデータ転送を実現している。

Mini SSDに対応
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 なお,天空は,OneXPlayer X1 Airの発売に合わせて,Mini SSDも取り扱う予定で,税込の通常価格は,容量512GBモデルで1万2800円,容量1TBモデルで1万9800円となる。

OneXPlayer X1 Air製品情報ページ

SUGER 1製品情報ページ

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    ONE-NETBOOK

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