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最新の量子ドット有機ELパネルを採用したBenQ製ゲーマー向け4Kディスプレイをチェック。映像美とゲーム体験を両立する新モデル[TGS2025]
このところ,有機ELパネルを採用するゲーマー向けディスプレイが増えており,「そろそろ有機ELディスプレイに買い換えたい」というゲーマーも多いだろう。そこで本稿では,EX271UZとEX321UZという注目製品をチェックする。
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EX271UZは,10月7日に発売予定で,すでに予約の受付を開始している。税込のメーカー想定売価は,19万8000円だ。なお,10月12日まで「TGS特別予約キャンペーン」を実施しているという。BenQ公式ストアで,クーポンコードを入力すると,15万1470円で購入できる。後述するスペックを踏まえると,手ごろな価格である。
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一方のEX321UZは,2025年内の発売を予定しており,本稿執筆時点で価格は明らかになっていない。
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サイズ以外のスペックは共通点が多い。ディスプレイパネルは,Samsung Display製の第4世代量子ドット有機EL(QD-OLED)パネルを採用しており,パネルの解像度は,3840×2160ドット,垂直最大リフレッシュレート240Hzだ。
中間調応答速度は0.03msで,ディスプレイ同期技術として,AMD独自の「FreeSync Premium Pro」に対応する。
最大輝度は1000cd/m2で,VESAのHDR関連規格「DisplayHDR True Black 400」認証も取得している。また,デジタルシネマ向けの色域規格「DCI-P3」のカバー率は99%にも達しているそうだ。
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有機ELディスプレイというと,焼き付きを気にする人もいるが,EX271UZでは,有機ELパネルを保護するグラフェンフィルムを採用することで,焼き付きリスクの軽減とファンレス駆動を実現しているという。グラフェンは,熱伝導性が高く,冷却機構に採用する有機ELディスプレイは多い。
EX271UZとEX321UZは,上位クラスのゲーマー向けディスプレイにおけるトレンドを一通りフォローしたスペックとなっており,機能面での不足はあまりない。あとは映像表示が好みに合うかどうかで選んでよいレベルと言えるだろう。
EX271UZの接続インタフェースは,DisplayPort 1.4×1とHDMI 2.1×2,USB Type-C×2だ。HDMIポートのうち,1基はHDMI eARC対応え,同じくHDMI eARC対応のスピーカーやサウンド機器と接続できる。さらに,USB Type-Cポートも1基は,DisplayPort Alternate Modeによる入力と,映像最大90Wの宮殿に対応するとのこと。
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画質調整プリセットの「カラーモード」は,MOBIUZブランドの既存製品と同じく,ゲームのアートスタイルに合わせた「ファンタジー」と「Sci-Fi」「リアリスティック」という3種類から選べる。ブースでは,標準設定時との比較も行っていた。
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加えて,カラーモードをAIが自動的に調整する「Smart Game Art」,なめらかな色再現を実現する「スペクトル色補正」,AIがリアルタイムでコントラストを自動調整する「高ピクセルコントラスト調整」といった機能もある。こうした機能は,実際にみながら説明されないと分からないことが多いので,ブースの展示をチェックするときは,スタッフの解説を参考にするといいだろう。
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そのほかには,細かいところで,付属のリモコンが新しくなったのもポイントだ。操作ボタンが追加されたほか,リモコンの本体色を白色に変更している。いざというときにリモコンをすぐに見つけられるようになるかもしれない。
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BenQのEX271UZ製品情報ページ
BenQの東京ゲームショウ2025特設ページ
4Gamerの東京ゲームショウ2025特設ページ
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MOBIUZ
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