Pro Gaming Groupブース
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台湾・台北市で開催中の「COMPUTEX 2025」にて,独Casekingは,同社が取り扱うゲーマー向けブランドをまとめた「Pro Gaming Group」ブースで,「
Endgame Gear」ブランドの新型マウスを展示していた。いずれも既存製品をベースとしつつ,搭載センサーを変更した第2世代モデルとなっている。
- OP1 8K v2:ワイヤードマウス,USBレポートレート8000Hz対応
- OP1w 4K v2:ワイヤードマウス,USBレポートレート4000Hz対応
- XM2 8K v2:ワイヤードマウス,USBレポートレート8000Hz対応
- XM2w 4K v2:ワイヤードマウス,USBレポートレート4000Hz対応
Endgame Gearの新型マウス。ショーケースの中に展示されていたので,実際に触れることはできなかった
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OPシリーズとMXシリーズは,どちらもつかみ持ちに特化した形状を採用するマウスだ。OPシリーズは,XMシリーズと比べて本体サイズがコンパクトで,手の小さな人にも使いやすく,日本国内でも人気が集まっている。
OP1 8K v2
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OP1w 4K v2
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XM2 8K v2
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XM2w 4K v2
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今回展示していた新モデルは,搭載センサーをPixArt Imaging製の光学式センサー「PAW3395」から「PAW3950」をベースにカスタマイズした「PAW3950 U+1F95A」に変更したのが見どころだ。「U+1F95A」は,卵(egg)の絵文字を表すユニコードで,Endgame Gear向けのカスタマイズを意味していると思われる。
海外市場では,OPシリーズを6月,XMシリーズを7月に発売する予定とのことだ。ただ,日本国内での販売時期は未定だという。というのも,OP1w 4K v2の前世代製品「
OP1w 4K」は5月1日に発売したばかり。M2w 4K v2の前世代製品「XM2w 4K」は5月29日の発売を予定している。新モデルが国内市場に登場するまでは時間がかかかりそうだ。
また,Pro Gaming Groupブースでは,「Ducky」ブランドのキーボードや,「ThunderX3」ブランドのチェアも展示されていた。
開発中のプロトタイプモデルとして展示されていたのが,フルキーボードの「
Cusion 98」だ。2種類の衝撃吸収用パッドが付属しており,パッドを交換することで,打鍵感を変えられるという。外装部分は工具なしでも簡単に取り外せる構造となっている。
Cusion 98
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衝撃吸収用パッドの交換で打鍵感を変えられる
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キースイッチは,Ducky独自の静音キースイッチを採用するこのことだが,具体的なスペックは明らかになっていない。ブースの担当者によると,2025年第4四半期〜2026年第1四半期での発表を予定するそうだ。
Duckyの展示コーナーには,ホロライブEnglishに所属するフワワ・アビスガードさん,モココ・アビスガードさんコラボモデルも展示されていた
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ThunderX3ブランドのチェアで注目したいのは,強力なランバーサポート機能を備えた「
Core Smart」と「
Flex Pro」だ。
Core Smartは,背もたれのクッション部分が可動式になっており,背中の動きに合わせて動くのが見どころとなっている。クッションは柔らかめで,体全体を包み込むような感触だ。
Core Smart
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体の動きに合わせて稼働するクッション
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一方のFlex Proは,ヘッドレストや背もたれ,ランバーサポート,座面といった各部位の位置や傾きを細かく調整できるチェアだ。とくに驚いたのは,ランバーサポートで,まとわりつくようにぴったりと腰にフィットして体を支える体験だった。
Flex Pro
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また,Flex Proは,アームレストの位置や角度も柔軟に調整できる。たとえば,マウスの横振りがやりやすいように,体と垂直に向きを変えたり,携帯型ゲームPCやスマートフォンを操作するときは,傾斜をつけたりと腕が楽になる位置に調整可能だ。
利用シーンに合わせて,アームレストを調整できる
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ThunderX3ブランドのチェアは,日本国内での販売に向けて調整中とのことで,そう遠くない時期にAmazon.co.jpなどで並行輸入品ではない製品を購入できるようになるかもしれない。担当者によると,同機能を備えた他社製品と比べて安価な価格で販売したいとのことだった。