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ゲーマー向けには見えない“マシュマロ”チェアなゲーマー向けチェアをPixioブースで体験。座面を思い切り低くできるのがいい[TGS2025]
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一方,その中に,一際目を引くゲーマー向け家具があったので紹介したい。
それは,2025年冬発売に向けて開発中という“なめらかフォルム”の電動昇降デスク「PXDS1200EWH」と,一風変わった“マシュマロ”チェアこと「PXCH300WH」だ。
税込価格は3万9800円の予定である。
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その外観は,ちょっとおしゃれな普通の椅子に見えるものだ。「コーナーのイメージに合うように,適当な椅子を持ってきたのかな」と思っていた筆者は,「これがゲーマー向けチェア!?」と驚いてしまった。
ゲーマー向けチェアと言えば,レーシングシート風や高級ビジネスチェア風が定番だが,こうしたおしゃれな椅子が登場してくると,ユーザーの裾野が広がりそうだ。
表面は柔らかい布製素材で,背もたれや肘掛けは固定式。深く腰掛けると,少しは前後に動くが,リクライニング機能はとくにない。
本製品の見どころは,座面の高さをとても低くできることにある。
既存のゲーマー向けチェアは,比較的座面が高いものが多い。ただ,そういう椅子は小柄な人,とくに小柄な女性が座ると,足が床につかないので使いにくい面がある。
そういう声を踏まえて,Pixioではマシュマロチェアの開発にあたって,座面を大幅に低くできるようにした。この椅子であれば,小柄な成人から子供まで,足が床につかないことはなくなるだろう。
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また,配信者の女性が,椅子の上で胡座をかいてゲームをプレイすることもあるという意見を反映して,胡座で座りやすいように,座面の幅を少し広くしているそうだ。
ただ,背もたれや座面の布が,完全に椅子本体に固定されているのは,少し気になった。長く使っていると,どうしても座面は汚れてくるもの。本製品では間に合わないだろうが,後継モデルの商品企画を行うことがあれば,せめて座面だけでも取り外して,洗えるようにしてほしいところである。
女性をターゲットに据えたゲーマー向けチェアではあるが,デザインは中性的なので,男性でも欲しがる人は少なくなさそうだ。
一方の電動昇降デスクは,高さ調整用のコントローラ部分とそのケーブルを除けば,ほぼ全体が白で統一されたゲーマー向けデスクである。
天板の幅は120cmなので,比較的コンパクトなデスクといったところか
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特徴のひとつは,Pixioも販売しているクランプ式のディスプレイアーム(モニターアーム)を取り付けやすいように,天板の端から少し離れたところまで,裏面もフラットにしている点だ。
天板を支える構造物が端に近いと,クランプをしっかり取り付けるのは難しい。だが,この電動昇降デスクなら,そういう心配なく,モニターアームを取り付けられるわけだ。
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もうひとつの特徴は,マシュマロチェアに合わせて,天板の高さを非常に低くできること。次の写真は,電動昇降デスクとマシュマロチェアの両方とも一番低くした状態だ。周囲の棚やタワー型PCのサイズと比べれば,どれくらい低いかが想像できるだろう。
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昇降の「昇」のほうも,かなりの高さまで上げられるようになっており,立ったまま作業できる「スタンディングデスク」的な使いかたも可能だ。
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どちらも,いかにも男性的なゲーマー向け家具とはイメージの異なる製品であり,女性に限らず,白い家具の好きなゲーマーなら,誰にも合う家具になりそうだ。
実機を確認したい人は,幕張メッセのホール9にあるPixioブースをチェックしてみよう。
PixioのPXCH300WH製品情報ページ
PixioのPXDS1200EWH製品情報ページ
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