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携帯型ゲームPC「GPD WIN 5」の国内予約がはじまる。Ryzen AI Max+ 395搭載の上位モデルで税込30万円台前半から
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印刷2025/10/17 16:16

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携帯型ゲームPC「GPD WIN 5」の国内予約がはじまる。Ryzen AI Max+ 395搭載の上位モデルで税込30万円台前半から

 2025年10月17日,天空は,Shenzhen GPD Technology(以下,GPD)の携帯型ゲームPC「GPD WIN 5」を12月27日に国内発売すると発表し,予約の受付を開始した。本製品は,上位モデルの搭載SoC(System on a chip)に,AMDの「Ryzen AI MAX」シリーズを採用するなど,高いスペックを備えているのが見どころだ。

GPD WIN 5
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 搭載SoCとメインメモリ容量,内蔵ストレージ容量が異なる計3モデルをラインナップしており,税込価格は以下のとおり。また,先行予約をすると,本体価格から5000円引きとなるキャンペーンも実施している。

  • CPU:Ryzen AI Max+ 395,メインメモリ容量64GB,内蔵ストレージ容量:4TB,36万8000円(早期割引価格:36万3000円
  • CPU:Ryzen AI Max+ 395,メインメモリ容量64GB,内蔵ストレージ容量:2TB,30万8000円(早期割引価格:30万3000円
  • CPU:Ryzen AI Max 385,メインメモリ容量32GB,内蔵ストレージ容量:1TB,26万8000円(早期割引価格:26万3000円

 GPD WIN 5は,7インチサイズで,解像度1920×1080ドット,最大リフレッシュレート120Hzの液晶ディスプレイを搭載する携帯型ゲームPCだ。
 ディスプレイサイズは,前世代製品である「GPD WIN 4」の6インチサイズから,少し大きくなった。それに伴い,本体サイズもGPD WIN 4と比べて,大型化しており,GPD WIN 4の220(W)×92(D)×28(H)mmに対して,GPD WIN 5は,267(W)×116(D)×24.21(H)mmと,横幅が47mm増している。

7インチサイズのディスプレイを搭載したGPD WIN 5
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 筐体サイズが大きくなったものの,公称本体重量は約590gで,GPD WIN 4の約598gとそう変わらない。この要因として,GPD WIN 5は,従来製品では内蔵していたバッテリーを,外付けに変更したことが挙げられよう。
 外付けバッテリーの容量は80Wh,GPD WIN 5と専用ケーブルで接続するか,背面に直接取り付けて使用する。天空によると,処理能力を求められるゲームを,高画質設定でプレイした場合で1時間程度,軽めのゲームをプレイする場合で2〜3時間程度の駆動をするそうだ。

GPD WIN 5
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バッテリー本体の背面に接続用のコネクタがある
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GPD WIN 5の背面にも取り付けられる
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 バッテリーのサイズは,110.76(W)×110.3(D)×18.1(H)mmで,手が大きめな人の手のひらにギリギリ収まるサイズだ。重量は約350gもあり,GPD WIN 5と合わせると約940gとなる。背面への装着は手軽だが,相応に重いので,モバイルバッテリーのようにバッグやポケットに入れて,ケーブルで接続するのが良さそうだ。

 通常の携帯型ゲームPCは,内蔵バッテリーでの駆動が可能だが,それほど駆動時間は長くない。結局はACアダプタにつないだまま使うことが多いので,実際のところ,それほど使用感は変わらないのかもしれない。

 ただ,注意したいのは,ACアダプタやバッテリーのケーブルを外してしまうと,即座にGPD WIN 5の電源が落ちてしまうことだ。
 この点は,通常の携帯型ゲームPCやスマートフォンと,使用感が大きく異なる。何らかのトラブルやうっかりで,ケーブルを外してしまっても数分は持つように,小容量のバッテリーを搭載してほしかったところだ。
 なお,GPD WIN 5の外付けバッテリーは,単体販売もするそうで,税込価格は,1万5000円となっている。

 付属のACアダプタは容量180Wと,かなり容量が大きい。これは,搭載SoCによるものだ。GPD WIN 5の上位モデルに採用する「Ryzen AI Max+ 395」は,16基のZen 5世代CPUコアと,RDNA 3.5世代のGPUコア「Radeon 8060S」を統合した高性能ノートPC向けのAPUである。GPD WIN 5では,SoCのTDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)を,45〜75Wの範囲で設定可能で,消費電力に合わせて大容量のACアダプタを用いているのだ。

 その分,従来の携帯型ゲームPCよりも高性能を謳っており,GPDの検証では,さまざまなゲームタイトルにおいて,画質設定を「中」や「高」に設定しても,60fpsでプレイできるという。

GPD WIN 5の性能検証結果
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 これまでの携帯型ゲームPCは,画質設定を「低」にするという前提のもと,ある程度快適にゲームをプレイできるという状況だった。Ryzen AI Max採用製品の登場で,この状況に変化が起こりそうだ。

 GPD WIN 5の冷却機構は,2基の空冷ファンとヒートパイプを組み合わせている。ゲームをプレイすると,空冷ファンが勢いよく駆動して,排気孔から常に少し熱めの風が出ていた。

 ディスプレイの左右に搭載するゲームパッドは,アナログスイッチが左右非対称のXboxレイアウトを採用する。筐体の大型化による影響か,従来のGPD製品と比べて,アナログスティックやボタンのサイズが大きくなった。ボタンのストロークも深めで,GPD WIN 4と比べて,各段に操作しやすい。

GPD WIN 5のゲームパッド
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 インタフェースは,上側面にUSB4ポートとUSB 3.2 Gen 2 Type-Aポート,4極3.5mmミニピンヘッドセット端子を搭載。下側面には,USB 3.2 Gen 2 Type-Cポートと,Mini SSDスロットがある。さらに右側面には,microSDカードスロットを備える。

GPD WIN 5の上側面,インタフェースは,USB4ポートとUSB 3.2 Gen 2 Type-Aポート,4極3.5mmミニピンヘッドセット端子を搭載する。排気用の開口部も目立つ
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下側面は,中央にUSB 3.2 Gen 2 Type-Cポートを,右端にMini SSDスロットを備える
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 また,天空は,GPD WIN 5専用のドッキングステーションも合わせて,12月27日に発売することを発表した。税込価格は,1万5000円となっている。

GPD WIN 5専用ドッキングステーション
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 GPD WIN 5専用のドッキングステーションは,GPD WIN 5を立てかけられるスタンド型の機器で,背面にUSB Type-C(バージョン未公開)×1,HDMI 2.1出力×1,USB 3.2 Gen 2 Type-A×3,有線LANポートを備える。

GPD WIN 5を立てかけられる
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ドッキングステーションの背面インタフェース
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 天面には,外付けバッテリーと接続できるコネクタも搭載しており,バッテリーへの充電も可能なのが特徴だ。

バッテリーへの充電も可能だ
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GPD WIN 5製品情報ページ

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