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「第87回FFXIVプロデューサーレターLIVE」配信をレポート。パッチ7.3では新ディープダンジョンや新たな星の探索などが登場
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今回のPLLの内容は二部構成で,前半は「パッチ7.25 コミュニティフィードバック<クレセントアイル/コスモエクスプーロラー>」と題され,パッチ7.2中に実装された大型コンテンツの「クレセントアイル」と「コスモエクスプローラー」における,プレイヤーからの意見に答えていく場が設けられた。
後半は「パッチ7.3実装コンテンツ特集Part1」。次期大型パッチであるパッチ7.3にて実装されるコンテンツ内容が紹介された。
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PLL冒頭で,「大型コンテンツ導入直後とはいえ,緊急対応を行うことが多くなっており申しわけありません。運営も開発も,悪い意味で“慣れ”や“慢心”が出てしまっているのだと思います。運営の質が下がってきてしまっている」と吉田氏からプレイヤーへの謝罪があった。
一部プレイヤーからの不満や要望に応える意味もあり,今回のPLLの前半を使ってコミュニティフィードバックが行われることになったのだろう。ここからは全世界のプレイヤーから寄せられた意見のうち,主要なものをピックアップし,運営チームの対応や考え方などが回答される一問一答のQ&A形式で進行した。
パッチ7.25 コミュニティフィードバック<クレセントアイル/コスモエクスプローラー>
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コミュニティフィードバックに関しては「クレセントアイル」と「コスモエクスプローラー」それぞれに分けて行われた。最初は「クレセントアイル」に関してだ。
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A:パッチ7.3において緊急対応を行い,48人のアライアンスごと突入できるようにする仕組みを導入予定で,専用となるUIも開発中だ。加えて,フォークタワーへの突入に関して,「魔紋起動証:力の塔」を誰が何個使用したかが分かるように変更される。
さらに,現状ではフォークタワーが超高難度であると知らずに参加するプレイヤーがいるため,今後は「魔紋起動証:力の塔」を1個以上使用することが参加条件に加えられる。
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A:実際には2種類の難度を作るとなると(開発コスト的に)難しい。とはいえ,今回はプレイヤーが想像していた難度を上回るものだった可能性が高い。それでも(大抵の高難度コンテンツでは)クリアプレイヤーの中から全体を引っ張っていってくれる人が出てくる。今回もそれを期待していたが,現状ではまだ少なく,その点も運営側の想定を下回る結果になっている。
こうした結果を踏まえ,今後このようなコンテンツについてはノーマルと零式のような2種類の難度を作ったほうがいいのではと考えている。
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A:今回は報酬としてギルが確定で排出されるが,このギル報酬について運営とプレイヤーで認識のズレが生じていた。MMORPGの開発/運営側はゲーム内通貨(ギル)の排出に敏感になるきらいがある(インフレ抑制のため)。
しかし,現状のプレイヤーはギルをそこまで重視しておらず,今回は報酬の排出と分配を間違えたと痛感しており,全体的に報酬を改めて考え直そうと思っている。
過去のコンテンツも含めて,いい報酬を出しすぎていたこともあり,そういった点も含めて調整していくとともに認識を改めていきたい。
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A:F.A.T.E.には参加人数などに応じて敵パラメーターが変化する仕組みが導入されている。しかし,あまりに参加人数が多いとその調整が反映される前に倒されてしまうケースもある。調整が難しいが,もう少しなんとかできないかと話をしているところだ。
例えば,コンテンツ実装直後は人が殺到するのは予想できているので,あらかじめもう少し敵を硬い設定にしておくなどだが,それで硬すぎて時間切れになってしまうよりは,敵が柔らかい現状のほうがいいのかもしれない。
もっと頻繁にF.A.T.E.を発生させるという意見もあるが,サーバー内で発生する戦闘の数の上限もあるので,それはそれで難しい。もう一段踏み込んだ対策が行えないか協議中だ。
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A:はっきり言うと個人差だと思う。現状では緩和を考えておらず,状況を注視していくつもりだ。実はクリティカルエンカウントにおける排出率は20%。F.A.T.E.では5%になっている。完全確率(毎回同じ確率)であるため,排出率をたとえ30%にしたとしても,出る人は出るし,出ない人は出ないということになるはず。
参考までに,パッチ2.x時代のアートマの排出率は,最初はわずか2%だった。パッチ2.4で調整が入り,その後も調整が行われて,現在は20%になっている。
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A:クリティカルエンカウントが発生しているときは,蜃気楼にならないように調整を予定している。それでは蜃気楼の回数が減るのではと思われるかもしれないが,回数は維持していくので安心してほしい。
具体的に言うと,クリティカルエンカウント発生中に蜃気楼になる場合,その発生フラグは保持したまま保留される。その後,クリティカルエンカウントが終了したら天候が変化するようになる。
最後に,クレセントアイルに関連して吉田氏からお知らせと謝罪があった。フォークタワーについてフランス語版とドイツ語版において,別々のアクションが同一の名称になっている不具合が発生しており,バトルに重大な支障が起きているとのこと。こちらは6月24日にホットフィックスが行われる予定になっている。
続いて「コスモエクスプローラー」についてのQ:Aが行われた。
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A:マウントが必要ないコンテンツを目指していたが,そこまで完成度を引き上げられなかった。パッチ7.3でグラウンドマウントに対応する予定だ。もちろん,次に実装される星では最初からグラウンドマウント対応にする。
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A:パッチ7.3で,Bランク以下と一部ミッションの緩和を行う予定。また,Aランクについてはミッションそれぞれに対して調整を行っていく。
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A:初動で対応できていなかったのは開発,運営側の手落ちだ。残るタスクが報告だけになった時点で,報告ウィンドウが開くようにする。
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A:GP回復待ちが発生してしまっていることは把握している。ギャザラーミッションコンプリートで,消費分のGPを回復するようにする。また,GP回復薬のリキャストタイムもリセットする。
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A:チャットウィンドウだけでなく,画面中央にアナウンスを出す予定。
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A:現状,パッチ7.25で進捗状況などを入れさせていただいている。さらなる調整などが必要か検討していく。
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A:調整不足だった。こうした意見を踏まえて,開発中の次の星ではレベルデザインそのものを見直している。
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A:まっさらな状態からの開発という設定だったが,プレイヤーの体験のほうを優先することにして,次の星からは最初から設置される予定だ。
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A:次回からはさらなる追加報酬や報酬獲得の仕組みを導入予定だ。
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A:世界観や設定に従った“ルール”を優先して置いていなかったのだが,こちらもプレイヤーの要望を優先して置くことにした。宇宙に相応しいデザインのものは(次の実装時に)間に合わなそうなので,普通のリテイナーベルになってしまう。
なお,ソリューション・ナインにあるリテイナーベルのデザインについては,コスモエクスプローラーの参加条件に「黄金のレガシー」が含まれず,まだ見たことがないプレイヤーもいるため設置できない。
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A:ベストウェイ・バローのエーテライトから,最新の星へ直接飛べるように調整予定。また,フォローアップとしてドライビングウェイ前に移動できるテレポチケットの導入も検討している。
プレイヤーの意見として,「プレイしていれば(こうした不満や意見は)分かるだろう」とのコメントも目にしているという吉田氏は「そう言われても仕方がない内容も間違いなくあった。今後はそんなふうに言われることがないように,自分自身も含めて,改めてみなさんの信頼を積み上げていきたい」として,締めくくった。
パッチ7.3実装コンテンツ特集Part1
休憩を挟んだあと,いよいよパッチ7.3実装コンテンツ特集Part1だ。パッチ7.3のタイトルは「明日への道標(THE PROMISE OF TOMORROW)」,実装時期は2025年8月上旬予定となる。
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●新たなメインクエスト
メインクエストは,「黄金のレガシー」関連のストーリーを締めくくるものとなるようだ。
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●新たな友好部族クエスト「ヨカフイ族」
新たな友好部族クエストは,クラフター系となる。
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●事件屋ヒルディブランド「黄金編」
ネタバレを避けたスクリーンショットを公開。これまでとちょっと変わった雰囲気のものも……?
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●新たなインスタンスダンジョン「永久幽界 メインターミナル」
メインクエストで挑戦することになる,新たなインスタンスダンジョン。スクリーンショットによってだいぶ印象が異なる。
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●新たな討伐・討滅戦「????????」討滅戦(ノーマル/極)
新たな討伐・討滅戦は実装まで秘密だ。この画像が示すものとは……?
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●エコーズ オブ ヴァナ・ディール第2弾「サンドリア:ザ・セカンドウォーク」
今回もいろいろな場所に手記が落ちているので,「ファイナルファンタジーXI」をプレイしたことがある人も,ない人もそれらを探してみてほしいとのこと。
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●幻青龍征魂戦
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●新たなトレジャーハントダンジョン「宝物庫 ボルト・オネイロン」
ダンジョン内には新たなミニゲーム的なものも追加されている。
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●コンテンツサポーター対応「流砂迷宮 カッターズクライ」
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●PvPアップデート
一覧には書かれていないが,フロントラインの調整も予定されている。
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・クリスタルコンフリクト新ステージ「ベイサイド・バトルグラウンド」
クリスタルコンフリクトでは,特殊ルールのない新ステージ「ベイサイド・バトルグラウンド」が実装予定だ。カジュアルプレイヤーも増えてきており,そういった人にも遊んでほしいステージとのこと。
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・クリスタルコンフリクト 新階級追加
クリスタル帯のプレイヤーが増加してきており,ポイントも数千という値になってきている。そうした状況を鑑みて,新たな階級が追加される。クリスタル以上の階級では,クリスタルポイントの値によって昇級や降級が決定されることになる。
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●コスモエクスプローラー
コスモエクスプローラーでは,新たな星に移動して探索が行われる。その名は「ガラスの星 パエンナ」。なぜガラスの星なのかはまだ秘密とのこと。ちなみに大気はちゃんとある模様だ。
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●武器強化コンテンツ「ファントムウェポン」
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●新たなディープダンジョン「ピルグリム・トラバース」
新たなディープダンジョンは,第一世界を舞台にした「ピルグリム・トラバース」となる。今回は,階層を登ったり潜ったりするわけではなく,横に続く部屋(エリア)を奥へと進んでいくようだ。ディープダンジョンのルールも改めて紹介された。
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「ピルグリム・トラバース」最奥に待ち構えるボスも“一部だけ”紹介された。
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最後にコンテンツの追加について,一部プレイヤーからの要望がある「絶」コンテンツについては,パッチ7.3では予定していないそうだ。とはいえ,次の「絶」コンテンツを作る予定はあるそうなので,それまで待ってほしいとのこと。
●システムアップデート
ここからはシステムアップデート系の紹介が行われた。
・チャットのフキダシ表示機能
チャットの会話をフキダシ状にして画面上に表示する機能となる。デフォルトではオフになっており,プレイヤーごとにカスタマイズが可能になる予定とのこと。
とはいえ,色分けによっては画面がうるさくなるなど,吉田氏はまだ迷っている点がいくつかあり,コメントなどで意見を募っていた。「バトル時のみフキダシが出るようにしてほしい」という意見は想定していなかったようで,驚きつつも,最終的には納得していた様子だ。
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・ロスガル/ヴィエラの頭装備の追加対応
ロスガルとヴィエラの頭装備の追加については,一部,金属系の頭装備以外は対応が行われる。一部の金属系の頭装備は「耳が突き出ているとちょっと痛そうに見える」ということで後々の対応になる。
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・ヴィエラの耳をしまえる機能
ヴィエラの長い耳を頭装備の内部にしまったことにできる機能が追加される。ギアセットにも反映されるので,個々人で装備ごとに細かく設定可能だ。
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・フード型頭装備で前髪を表示する対応
フード着用時に,キャラの前髪が表示されない仕組みとなっており,一部プレイヤーの不満点となっていたが,髪型に合わせて見えるはずの部分が表示されるようになる。
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・ホワイトボード機能の開発状況について
過去に紹介されたホワイトボード機能について,パッチ7.4での実装を予定しているが,ここではその開発状況が伝えられた。現状では大枠が完成し,これから細かいところを詰めていくことになるようだ。
機能は盛りだくさんなので,“ホワイトボード職人”が作ったものをプレイヤー間で共有したり,自分たちのパーティ用に一部を修正したりといった使い方ができる。なお,共有方法はパスワード形式で,文字列を入力することで同じホワイトボードが再現できるようになる予定とのこと。バトル中にも画面に表示しておけるなど,実用面もしっかり考慮されている。
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また,今回はハウジング関連の紹介はなかったが,さらに楽しめるように制作中であり,次回のPLLなどでお伝えする予定とのことだ。
THE PRIMALSライブツアーの“日本武道館”公演も決定
お知らせコーナー
最後はお知らせコーナーだ。終盤では,「THE PRIMALS」関連で「THE PRIMALS」関連で祖堅正慶氏,「ファイナルファンタジーXVI」関連で前廣和豊氏を迎えて,それぞれ告知が行われた。
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- ライター:植竹貴史

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