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4Kの映像美とeスポーツで有利な320Hz表示を両立して約6万円! Acerの液晶ディスプレイ「Nitro XV0」はお買い得だ【PR】
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印刷2025/08/16 12:00

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4Kの映像美とeスポーツで有利な320Hz表示を両立して約6万円! Acerの液晶ディスプレイ「Nitro XV0」はお買い得だ【PR】

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 2025年におけるゲーマー向けディスプレイのトレンドに,「デュアルモード」や「デュアル解像度」と呼ばれる機能がある。解像度3840×2160ドットの4K時と,解像度1920×1080ドットのフルHD時で,垂直最大リフレッシュレートを変えることで,映像美重視のゲームに適した高解像度表示と,eスポーツタイトルに適した高リフレッシュレート表示を両立する機能のことだ。
 今回紹介するAcerの新型ゲーマー向け液晶ディスプレイ「Nitro XV0」(型番 XV270KV4bmiiprx)は,「Dynamic Frequency Resolution」という呼び名でデュアルモード機能を実装しつつ,比較的手の届きやすい価格を実現したディスプレイだ。

Nitro XV0(型番:XV270KV4bmiiprx)
メーカー:Acer
メーカー直販価格:6万880円(税込,2025年8月16日現在)
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 本稿では,そんなNitro XV0の見どころと,ゲームで使ったときの利点を紹介しよう。

●目次


Dynamic Frequency Resolutionってなにするもの?


 Nitro XV0の詳細に触れる前に,Dynamic Frequency Resolution(以下,DFR)機能とは何かについて,簡単に説明しておこう。

 eスポーツタイトルをプレイするなら,高いリフレッシュレートで滑らかな映像を表示できるほうが有利だ。とくにeスポーツ向けを謳うディスプレイでは,解像度はフルHDで高くはないものの,垂直最大リフレッシュレートが300〜500Hz以上という,超高速表示が可能な製品が主流である。
 だが,通常のディスプレイは,表示解像度を変えても垂直最大リフレッシュレートは変わらない。高精細で情報量が多く,臨場感のある映像表示を重視した4Kディスプレイでは,eスポーツ向けディスプレイのような高リフレッシュレート表示はできないのだ。

 理想的には,4Kのような高解像度で300Hz以上の高速表示が可能なディスプレイがあれば,eスポーツ向けの高速表示と映像美や一般アプリ向けの使い勝手に優れた高解像度表示を両立できるのだが,まだ今は,そのようなゲーマー向けディスプレイは販売されていない。
 仮にそうしたディスプレイが登場しても,非常に高価な製品になるのは間違いないだろう。

 デュアルモードとも呼ばれるNitro XV0のDFR機能は,こうした問題に対する解決策のひとつである。Nitro XV0の最大解像度は4Kで,4K表示時の垂直最大リフレッシュレートは160Hzだ。しかしDFR機能で表示解像度をフルHDに下げると,垂直最大リフレッシュレート320Hzでの表示が可能となる。

※2 HDMI/DisplayPort接続時の最大リフレッシュレート
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 簡単に言えば,eスポーツタイトル向けの高リフレッシュレート表示と,映像美重視のゲームや一般のPC用途に適した高解像度表示を両立できるのが,Nitro XV0最大の特徴なのだ。


Nitro XV0の外観をチェック


 それでは,Nitro XV0の外観を見ていこう。
 Nitro XV0の製品ボックスには,本体と3ピースに分かれたスタンド,ケーブル類が同梱されていた。

Nitro XV0の製品ボックスの中身。スタンドが3つの部品に分かれているのは,ちょっと珍しい。このほかに,電源ケーブルとHDMI 2.1ケーブルが1本ずつ付属していた
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Nitro XV0の前面
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Nitro XV0の背面
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Nitro XV0のスタンド。V字型の台座部分は一般的なデザインだ
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 Nitro XV0のスタンドは,上下回転(チルト)と左右回転(スイーベル),縦回転(ピボット)と高さ調整が可能となっている。上下回転や高さ調整範囲は一般的なゲーマー向けディスプレイより広めなので,見やすい位置に設置しやすいのは利点だ。スタンドの側面には目盛が刻まれており,高さ調整時の目安になる。
 ちょっと面白いのは,スタンドの頂部に三脚用と同じ1/4インチネジの孔があることだ。ビデオチャット用のWebカメラや,実況配信用のカメラを設置するのに役立つだろう。いかにも今どきのニーズに合わせた仕様で,ささやかだが評価できる点だ。

スタンドの根元(左)。後ろ側にも突起があり,安定感を高めている。アーム根元の孔は,ケーブルをまとめるためのケーブルホルダーだ。スタンド頂部にはネジ孔があり,カメラを取り付けるのに役立つ
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スタンド側面にある目盛は,持ち運んで使う場合に,好みの高さに合わせたいときに役立つ
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上下回転の可動範囲は,下側に約5度(左),上側に約25度。一般的なディスプレイよりも,やや上向けに傾けられる
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高さ調整の範囲は150mmと,こちらも広い。左写真は最高まで上げた状態で,右写真は最低まで下げた状態だ
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背面にあるOSD操作用ジョイスティック(下)とボタン類。一番上は電源ボタンだ
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 画面上で操作するオンスクリーンディスプレイ(以下,OSD)メニューの操作は,背面右側のボタン3つとジョイスティックで行う。ただ,後段でも触れるがNitro XV0は,PC側からディスプレイの設定を変えるソフトウェア「Acer Display Widget」が公開されている。PCで使うなら,ジョイスティックやボタンに触れる場面は少ないかもしれない。

 Nitro XV0のインタフェース類はシンプルだ。映像入力インタフェースは,DisplayPort 1.4が1つと,HDMI 2.1を2つ備えており,すべての入力で4K/160Hz,フルHD/320Hzの表示が可能である(デフォルトは4K/160Hzで,OSDメニューで変更できる)。
 そのほかに,サウンド出力用の3極3.5mmミニピンヘッドフォン出力端子も備える。Nitro XV0は,2Wのスピーカー2基を内蔵しているので,ヘッドフォンをつなげなくてもステレオサウンドの出力が可能だ。
 とはいえ,音質を重視した製品ではないので,サウンドを楽しむならヘッドフォンをつなぐか,ほかの手段をお勧めする

Nitro XV0のインタフェース部分。中央から左にHDMI 2.1×2,DisplayPort 1.4×1,3極3.5mmミニピンヘッドフォン出力×1が並ぶ
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Nitro XV0のスペックと機能


 一部おさらいとなるが,Nitro XV0の液晶パネルは,27インチサイズで4K解像度のIPS方式液晶パネルである。
 輝度は250cd/m2で,コントラスト比は1000:1(※通常時)で,中間調(Gray to Gray)応答速度は1ms(※最小0.5ms)といったスペックを備えている。HDR映像も表示可能だ。

 表示色数は約1677万色で,色表現力(色再現性)の目安である色域のカバー率は,デジタルシネマ向けの色域規格「DCI-P3」のカバー率90%である。スペック的には,ごく一般的なIPS液晶パネルといったところか。
 液晶パネル表面は,画面への映り込みを抑えるノングレア加工が施されている。視野角は広めで,ゲームをプレイしていて見え方に不満を感じることはまずないだろう。

テストパターンを表示した状態で正面から撮影した様子。発色,コントラストともに良好だ
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30度(左),60度(右)と角度を変えて撮影した様子。視野角も十分に広い
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 Nitro XV0は,AMD独自のディスプレイ同期技術である「FreeSync Premium」にも対応している。ディスプレイ同期技術とは,ディスプレイ側の映像表示タイミングをPCやゲーム機側からコントロールする技術のことだ。「可変リフレッシュレート」技術と呼ばれることも多い。
 ディスプレイとPC(やゲーム機)がこれに対応していると,GPUからの映像出力タイミングとディスプレイ側の表示タイミングが同期するので,映像が上下でずれて表示されるように見える「テアリング」(Tearing,ティアリングとも)や,映像がカクついて見える「スタッター」を生じない利点がある。
 とくに,描画負荷が高くてフレームレートの低くなりがちなゲームで,効果のある技術と言えよう。

 Nitro XV0とAMD製グラフィックスカードやAMD製APU(GPU内蔵型CPU)を組み合わせると,FreeSync Premiumによるテアリングのない映像表示が行える。
 さらに,Nitro XV0のHDMI 2.1入力は,HDMI 2.1で導入されたディスプレイ同期技術である「Game Mode VRR」(以下 VRR,Variable Refresh Rate)にも対応。VRR対応のゲーム機であるPlayStation 5シリーズやNintendo Switch 2と接続して,テアリングのない映像でゲームをプレイできるわけだ。

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 ちなみにNitro XV0は,周囲が暗い環境の場合,映像の輝度を自動で落とす「ローディミング」機能や,映像を調整してブルーライトを低減する「ブルーライトシールド」など,目への負担を軽減するさまざまな機能も実装している。
 Acerでは,こうした目の負担軽減機能をまとめて,「Acer VisionCare」と呼んでいる。直接ゲームプレイに役立つ機能ではないが,長時間画面を見続けることの多いゲーマーにとっては,こうした配慮は嬉しいところだ。

 Nitro XV0のスペックを示しておこう。

●Nitro XV0(XV270KV4bmiiprx)の主なスペック
  • パネル:27インチ,IPS方式,LEDバックライト,非光沢
  • パネル解像度:3840×2160ドット
  • 垂直最大リフレッシュレート:160Hz(4K表示時),320Hz(フルHD表示時)
  • ディスプレイ同期技術:FreeSync Premium対応,HDMI VRR対応
  • HDR表示:HDR10
  • 輝度:250cd/m2(標準)
  • 表示色:約1677万色
  • コントラスト比:1000:1(通常),1億:1(ACM有効時)
  • 視野角:左右178度,上下178度
  • 中間調応答速度:約1ms(通常時),0.5ms(最小時)
  • 映像入力インタフェース:DisplayPort 1.4×1,HDMI 2.1×2
  • そのほかの接続インタフェース:3.5mmミニピンヘッドフォン端子
  • USBハブ機能:非搭載
  • スピーカー:2W+2W
  • チルト(上下回転):−5〜25度
  • スイーベル(左右回転):左右20度
  • ピボット(縦回転):左右90度
  • 高さ調整:0〜150mm
  • VESAマウント:100×100mm
  • 公称消費電力:66W(最大),26W(通常),0.5W(スタンバイ)
  • 公称本体サイズ:614(W)×247(D)×400〜550(H)mm(スタンド含む)
  • 公称本体重量:約6kg(スタンド含む)


Nitro XV0の映像機能をチェック。PCからも画像調整できる


 Nitro XV0で各種設定を変更するには,背面のジョイスティックで操作するOSDメニューを使う。設定項目は多岐にわたるため,全部を説明するのは本稿の趣旨から外れるため,重要な項目に絞って簡単に紹介しよう。

 ゲーマー向けディスプレイで重要なのは,ゲームの種類やディスプレイの用途に合わせて,画質調整プリセットを切り換える機能だ。Nitro XV0の場合,OSDメニューの「カラー」タブにある「モード」の項目で,プリセットを選択できるようになっていた。

カラータブのモードに,8種類のプリセットが並んでいる
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プリセット切り換えメニューは,ジョイスティックの上にあるショートカットボタンから一押しで呼び出すことも可能だ
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 8種類あるプリセットのうち,ゲーム向けは「アクション」「レーシング」「スポーツ」の3種類だ。
 それぞれの設定で映像表現にどのような違いがあるのか,サンプルとして,同じ映像を表示した状態で,プリセットを切り替えて見た目の違いをデジタルカメラで確認してみた。サンプルに使った映像は,ベンチマークソフト「3DMark」の「Speed Way」だ。

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標準。輝度は80,ブラックブーストは5
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アクション。拡大すると分かるが,画面の中央に照準点が表示されている。輝度は50,ブラックブーストは5
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レーシング。輝度は60,ブラックブーストは8
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スポーツ。輝度は25と非常に低い。ブラックブーストは6

 画質調整プリセットを変えると,色調が大きく変わるディスプレイもあるが,Nitro XV0のプリセットを変更しても,色調はほぼ変わっていない。
 設定項目がどう変わるかを確認してみたが,基本的には標準よりも輝度を下げつつ,次に説明する暗部を見やすくする機能「ブラックブースト」を,プリセットによって異なる値に設定していた。
 さらに,ゲーム系プリセットは,映像のエッジを際立たせる「スーパーシャープネス」を有効にしている。一方,色味に関する数値は調整しないようだ。

 画質調整としてはマイルドな傾向なので,たとえばレーシングを使っていると,アクションゲームには画質が適さないということはないだろう。どれを選んでも,あまり支障なくゲームをプレイできるわけだ。

 ゲーマー向け機能では,「ブラックブースト」と「ブラックブースト Pro」も役立ちそうだ。
 これは,映像全体の輝度バランスを壊さないようにしながら,暗部を明るめにして見やすくする機能で,暗所にいる敵や隠れたアイテムを見つけやすくできる。次に示すサンプル写真で,中央の棚,下から2段目に注目すると,ブーストのレベルが上がると,暗部が明るくなっているのが分かりやすいはずだ。

左上からブラックブースト0,レベル5。下段左からレベル8,レベル8+ブラックブースト Proオンの順で明るくなっている。しかし,全体の色調は破綻しておらず,写真左側に見えるPCディスプレイの画面も,明るくなりすぎてはいない
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 暗部は明るくしても,映像全体の輝度や色調のバランスが大きく変わっていないのが,Nitro XV0の優れた点である。これなら,暗さが重要なホラー系のゲームを除けば,常時ブースト状態でゲームをプレイしてもいいだろう。

 Nitro XV0の設定関連で重要な特徴は,PC用のディスプレイ設定アプリ「Acer Display Widget」があることである。Nitro XV0とPCをDisplayPortかHDMIで接続しておくと,OSDメニューの一部機能をDisplay Widgetで変更できるのだ。

Display Widgetのメイン画面
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 Display Widgetでは,画質調整プリセットを切り換えたり,輝度やコントラスト,ガンマ値,Black Boostの設定をカスタマイズしたりできる。さらに,ゲーム別にプリセットを紐付けておき,任意のゲームを実行中は,割り当てたプリセットに自動で切り換えるといった便利な使いかたも可能だ。

プリセットの設定内容を,Display Widgetで調整できる(左)。プリセットをゲームに紐付けておけば,ゲームの起動に合わせて任意のプリセットに切り換えられる(右)
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 ゲームを起動するたびに,ディスプレイ背面のジョイスティックを操作してOSDメニューからプリセットを切り換えるのは面倒という人も多いだろう。その点,Nitro XV0なら,Display Widgetにゲームを登録してプリセットを割り当てておけば,自動で希望のプリセットに切り換えてくれるので,手間いらずというわけだ。

Display Widgetには,画面の中央に照準を表示したり,中央周辺だけを拡大するといった機能もある
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DFR機能をゲームで使ってみた


OSDメニューを表示すると,一番上にDFR機能の切り換えがある
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 さて,冒頭で取り上げたNitro XV0最大の特徴であるDFR機能は,OSDメニュー用ジョイスティックの上にあるショートカットボタンの,一番上のボタンから切り換えられる。
 Nitro XV0の初期状態では,4K解像度の160Hz表示なので,OSDメニューを開くと一番上のボタンのところに「DFR」の文字と,現在の状態が「Up to UHD@160Hz」で表示されていた。ここで一番上のショートカットボタンを押すとサブメニューが開いて,DFR機能のオン,オフを,ジョイスティックで切り換えられる仕組みだ。
 ちなみに,オフ状態が4Kで,オン状態がフルHDである。

DFR機能のオンオフメニュー(左)。オンにするとフルHD/360Hzに切り替わる(右)
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 DFR機能をオンにすると,画面が一瞬消えて,Nitro XV0の表示解像度がフルHDに切り換わる。Windows側でもNitro XV0の解像度と,選択可能なリフレッシュレートが変わっているのを確認できるはずだ。

DFRオフ状態で,Windows 11の設定アプリから「ディスプレイの詳細設定」を確認したところ。リフレッシュレートは160Hzまでとなっている
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DFRオン状態にして同じ設定を確認すると,リフレッシュレートは320Hzまでに変わった
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Nitro XV0で表示したアサシン クリード シャドウズ
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 さて,DFR機能で解像度と最大リフレッシュレートを切り換えられるのは分かったが,実際のゲームで使うとどう違うのだろうか。Ubisoft EntertainmentのPC版「アサシン クリード シャドウズ」を使って,まずは解像度の違いによる映像表現力の差を調べてみよう。
 解像度以外のグラフィックス設定は同じ状態で,DFRオフの4K状態と,DFRオンのフルHD状態で,同じシーンをNitro XV0に表示した状態をカメラで撮影して,解像度の違いを見てみた。

4K/160Hzの状態
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同じシーンをフルHD/320Hzで表示した状態
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 ぜひサムネイルをクリックして,フルサイズの写真を見てほしいが,城の屋根や柵,木々のを見ると,精細さの違いが分かるだろう。
 アサシン クリード シャドウズは,非常に先進的な機能を盛り込んだグラフィックスエンジンを使っているゲームである(関連記事)。リッチなグラフィックスのゲームを楽しむなら,Nitro XV0の4K表示をぜひ活用したい。

4K表示なら,ネコの毛並みのフワフワ感もマシマシに?
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 一方,DFR機能をオンにしたフルHD/320Hz表示を生かせるゲームといえば,やはりeスポーツタイトルだろう。そこで今回は,お馴染みの「フォートナイト」を使って,4K/160HzとフルHD/320Hzで同じシーンをリプレイで表示して,その様子をスローモーションで撮影してみた。撮影に使ったのは,「フォレストガーディアン」のマップである。

 スローモーションの映像では,キャラクターが振り回す剣の動きに注目してほしい。160Hzの映像をスローモーションにすると,コマ落ちのように映像が飛んでいるのが見える。一方,320Hzは,コマ落ち感がだいぶ少ないのが見てとれよう。


 320Hzでゲームを表示するには,相応にパワフルなGPUとCPUが必要ではある。別記事で紹介しているAcerのゲーマー向けノートPC「Predator Helios Neo 16S AI」のような高性能のノートPCを用意できるなら,Nitro XV0のDFR機能を使い,映像美を楽しむゲームは4Kで,eスポーツタイトルならフルHDと使い分けて,ゲームを楽しめるはずだ。


先進的な用途とゲームに求められる機能をまとめたディスプレイがこの価格はお買い得


 まとめに入ろう。Nitro XV0は,今どきのゲーマー向け4K液晶ディスプレイに求められる機能を,過不足なく備えた製品だ。すべてにおいて最高スペックのディスプレイというわけではない。だが,購入してから「あれがない,これがない」という不満を感じることは,あまりないだろう。

 最大の特徴であるDFR機能も,4Kをメインに使いつつ,160Hzを超えるフレームレートで表示したいeスポーツタイトルのときだけ,パッと設定を切り換えるといった使いかたに,十分応えられる。
 また,画質調整機能をPCのアプリから操作できるのも,Nitro XV0の利点と言っていい。DFR機能は,Nitro XV0本体での切り換えになるが,操作は簡単なので手間取ることはない。

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 なにより,これだけ充実した機能とスペックを備えていながら,税込直販価格が6万円少々,頻繁に行われるセール中なら5万円台半ばで買えるというのは,競合他社製品を見渡しても珍しいほどだ。流行りの機能になりつつあるデュアルモード付き4K液晶ディスプレイを,なるべく安く手に入れたいと考える人は,まずこのNitro XV0を検討してほしい。

Acer直販ストアのNitro XV0製品情報ページ


●合わせて選びたいAcerのゲーマー向けノートPC
 4Gamerでは本稿と同時に,Acerのゲーマー向けノートPC「Predator Helios Neo 16S AI」を紹介している。Nitro XV0のDFR機能を生かせる高性能なノートPCなので,ディスプレイと合わせて検討してみてはいかがだろうか。

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