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再開「キネマ51」:第3回上映作品は「新幹線大爆破」
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印刷2025/09/18 12:00

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再開「キネマ51」:第3回上映作品は「新幹線大爆破」

1.「『ぷっ』スマ」
1998年〜2018年まで続いたテレビ朝日系列の深夜バラエティ番組。草彅 剛とユースケ・サンタマリアが進行役を務める,超ゆるゆるバラエティだったが,ユースケの雑なフリに,サラッと答えてしまう草彅 剛のスター芸能人としての資質が絶妙なバランスで,人気番組として20年続いた。ユースケは,1997年までCS放送のスペースシャワーTVでウルフルズのトータス松本とやっていた音楽バラエティ番組,「夕陽のガンマン」でも相方を雑にイジる手法で人気を博していたが,それがメジャーでも通用したことで,この時期,多くのバラエティ番組の進行役として引っ張りだこだった


2.1975年版「新幹線大爆破」
1975年に東映制作配給で公開された高倉 健主演のパニックアクション映画。高度経済成長期における社会の矛盾・歪みなどを,目線を犯人側にすることで浮き彫りにした描写と,迫力のある東映アクションが相まって人気作となった。スピードが低下すると爆発する爆弾を仕掛けた犯人からの電話から始まり,それを止めるために多くの機関が奔走するという設定はリブート版と同じである。海外のファンも多く,1994年公開のキアヌ・リーブス主演映画「スピード」の元ネタとして使われたことも有名である。ちなみに,今作に出てくる俳優陣はアクションスターが多く,緊迫したシーンでアップになる表情のアクが強すぎるため,思わず笑ってしまうシーン続出なのはご愛嬌


3.リブート版
リブートとは,元々あった作品のポイントとなる部分を抽出し,オリジナル作では描かれなかった部分や,矛盾点の訂正などを加えてあらためて新しい作品として生み出す手法。リメイク作品も同様ではあるが,よりサンプリング的な要素が強いため,オリジナル作品へのリスペクトや熱烈なファンへの配慮なども考えなくてはならず,リメイク作以上に制作に手を出すのは”茨の道”となるに違いない


4.明朝体
1995年にテレビ東京系列ほかで放映されたアニメーション「新世紀エヴァンゲリオン」劇中にたびたび登場して話題となった字幕表記。ポップでスピーディなアニメーションの中に違和感のように出てくる重々しい明朝体の漢字がインパクトを残して,当時のアニメファンを興奮させた。独特のレイアウトで明朝体の文字を出すエヴァンゲリオンの手法は,1976年公開,東宝配給・市川 崑監督作「犬神家の一族」で有名になったL字型表記のオマージュと言われている。「シン」シリーズや,GAINAXの一連作,そして今作のように登場する兵器や,地名などを画面下部に明朝体で表記する手法は,東宝特撮作品のそれへのオマージュかと思われる。


5.「ローレライ」
2005年公開,東宝配給・樋口真嗣監督作「ローレライ」のこと。実質,樋口監督の長編実写監督デビュー作。福井晴敏の小説「終戦のローレライ」を原作とした,第二次世界大戦を舞台としたSF架空戦記。ナチス・ドイツが開発したローレライシステムという謎の音響兵器を搭載した潜水艦「伊507」の乗組員と,ローレライシステムに関わる関係機関の暗躍など,狭い艦内にたくさんの”働くおじさん”が登場するという意味で,今作へつながる作品ではないかと。主要キャストで実質1人しか登場しない女性キャラ,パウラは設定といい衣装といいエヴァンゲリオンの綾波レイの雰囲気を漂わせており,演じていた香椎由宇さん(オダギリ・ジョーさんの妻)のコスプレ感あふれる衣装に注目が集まった。というか素敵だった(文責:支配人)


6.はたらくおじさん
NHK教育テレビで1961年から1982年まで約20年にわたって放送された教育番組のこと。あやつり人形の男の子タンちゃんと犬のペロくんが,毎回さまざまな働くおじさんに仕事内容を教えてもらう社会科見学番組だった。しかし,時代とともに,働くのはおじさんだけじゃないだろうという,そういった感じの声が上がったとかで「はたらくひとたち」とタイトルが変わって放送された。ちなみにオープニングでは元々「はたらくおじさん,はたらくおばさん,こんにちは〜♪」と歌われており,おじさんだけを労働者としていたわけではないのだが……ゴニョゴニョ


7.タクシー運転手役の竹野内 豊
2014年,フジテレビ系で放送された竹野内 豊主演ドラマ「素敵な選TAXI」のこと。脚本を,お笑い芸人バカリズムが担当し話題となった。乗客の望む過去までタイムスリップさせることができるタクシー運転手,枝分(えだかれ)と,毎回登場する人生の選択に後悔をする乗客が過去に戻りながら生きることや人との関わりの大切さなどを再認識していくアットホームSFドラマ。タクシー運転手役の後,毎回謎の動きをするCMでお馴染みのGOタクシーの乗客役として登場する竹野内 豊はつくづくタクシーに縁があるから,新幹線映画に起用されなかったのではないかという,勝手な,しかも雑な考察のキネマ51であった

 
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