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エントリー市場向けゲームPC「NEXTGEAR」がラインナップを一新。デザインと冷却能力にこだわったフルタワー型が加わる
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マウスコンピューターのゲーマー向けPCは,ミドル〜ハイエンド市場向けで通販だけでなく家電量販店での店頭販売も行う「G TUNE」と,エントリー市場向けで直販サイトおよびダイレクトショップ販売のみのNEXTGEARという2ブランドで展開している。
2023年のブランド設立後,販売を拡大していたNEXTGEARだが,マウスコンピューターには,より高いスペックの製品を求めるゲーマーの声が寄せられていたという。
それに応えるべく,今回のPCケース一新に合わせて,新たにフルタワー型PCケース採用の製品をラインナップしたのが大きなポイントだ。
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フルタワー型モデルは,余裕のある内部容積を生かして,従来よりも大型のグラフィックスカードを装着可能になり,メインメモリ用のメモリモジュールを4枚装着できるマザーボードを採用しているのがポイントだ。
また,3.5インチHDD用の内部ベイも用意するなど,拡張の土台としても使いやすくなっている。
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フルタワー型とミニタワー型で共通の特徴も見ていこう。
これまでのNEXTGEARデスクトップPCでは,ブラックがメインカラーで,ホワイトは追加のカラーバリエーション的な位置付けであった。しかし,白いPCを求める消費者の声が多かったそうで,今回よりブラックとホワイトの両方を最初からラインナップしている。
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フルタワー,ミニタワーともに,前面パネルは「X」字をイメージしたデザインとなっており,メッシュパネルの中央には,「NG」をかたどったNEXTGEARのシンボルマークが造形されているなど,見た目も凝っている。
USBポートやヘッドセット用のインタフェース類と電源ボタンは,どこに置いても操作しやすい天面の前側にまとめられている。USB 3.2 Gen 1 Type-Cポートも天面に追加された。スマートフォンやタブレットの充電やデータ転送にも役立つだろう。
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各製品のスペックも,ザッと確認しておこう。
まず,両モデル共に,CPUには,価格対性能比に優れたAMDのRyzenプロセッサを採用している。
ミニタワー型モデルの場合,CPUには6コア12スレッド仕様で安価な「Ryzen 5 4500」から,大容量キャッシュメモリ搭載で非常に高いゲーム性能を誇る「Ryzen 7 9800X3D」まで,多彩なラインナップが見どころだ。
搭載GPUは,「GeForce RTX 5070 Ti」や「Radeon RX 9070 XT」といったミドルハイクラスから,エントリークラスの「GeForce RTX 3050」まで,こちらも幅広い製品を用意している。
マウスコンピューターが公開したミニタワー型モデルのひとつ,「JG-A7G60」の場合,CPUには2世代前の8コア16スレッド対応「Ryzen 7 5700X」を,GPUには「GeForce RTX 5060」8GBモデルを採用。メインメモリ容量16GB(8GB×2)で,内蔵ストレージ容量1TBといったスペックを備えつつ,税込価格14万9800円と,15万円を切っている。かなりお買い得感は高い。
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フルタワー型モデルは,エントリークラスのCPUやGPUは採用しておらず,スペックが高めのラインナップ中心となっている。
「HD-A7A70」という製品の場合,CPUにはRyzen 7 9800X3D,GPUには「Radeon RX 9070」を採用しており,価格は30万9800円だ。
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なお,いずれの製品も,メインメモリ容量や内蔵ストレージ構成,電源ユニットなどのパーツ類を注文時に選択できる。
価格対スペック比に優れたラインナップとなっているので,なるべく安くそれなりの性能を備えたゲーマー向けデスクトップPCを求める人には,NEXTGEARの新製品は選択肢のひとつとなりそうだ。
マウスコンピューターのNEXTGEARブランドページ
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