マイクがより高音質になったワイヤレスヘッドセット「G522 LIGHTSPEED」が7月24日発売。Bluetoothや有線接続も使える

　2025年6月26日，Logitech Internationalの日本法人であるロジクールは，ゲーマー向け製品ブランド「Logicool G」（日本以外では「Logitech G」）から，新型ワイヤレス＆ワイヤードヘッドセット「G522 LIGHTSPEED Wireless Gaming Headset」（国内ではG522 LIGHTSPEEDワイヤレスゲーミングヘッドセット，以下 G522 LIGHTSPEED）を7月24日に国内発売すると発表した。
　税込直販価格は2万5080円である。

G522 LIGHTSPEEDワイヤレスゲーミングヘッドセット

　G522 LIGHTSPEEDは，世界市場ではすでに発売済みのヘッドセットである。Logicool Gの製品ラインナップの中では，「G733 LIGHTSPEED ワイヤレス RGB ゲーミングヘッドセット」（以下，G733 LIGHTSPEED）の上位に位置付けられる製品だ。価格的にも，2万円台前半のG733 LIGHTSPEEDより，やや高めになっている。

G522 LIGHTSPEEDのブラック（型番：G522-BK，G522-BKd）

G522 LIGHTSPEEDのホワイト（型番：G522-WH）

　G522 LIGHTSPEEDにおける大きな特徴は，高音質を謳うブームマイクを備える点だ。本製品のマイク機能は，16bit/24kHzでの録音が可能で，周波数特性も70Hz〜20kHzと，100〜10kHz程度が多いヘッドセットのマイクよりも，とくに高音域に強いのが見どころである。
　また，G522 LIGHTSPEEDは，Logicool G独自のマイク用リアルタイムエフェクト機能「BlueVO!CE」も利用可能だ。特別なボイスチェンジャーソフトを使わなくても，G522 LIGHTSPEEDとLogicool Gの統合設定ソフト「G HUB」を使うだけで，声を変えたり聞き取りやすくしたりして楽しめるだろう。
　さらに，BlueVO!CEによる音声の調整設定を，G522 LIGHTSPEED本体に保存できるので，G HUBをインストールしたPC以外でも，エフェクトをかけたマイク音声を利用できるのも見どころだ。

ボタンやダイヤル類は，ブームマイクのつながった左側イヤーカップに並んでいる

イヤーカップ側面には，カラーLEDイルミネーションを装備しており，外からなら光っている様子が目立ちやすい（左）。イヤーパッドは単純な楕円形ではなく，耳たぶ側が広がった耳を圧迫しにくい形状をしている（右）

　内蔵するスピーカードライバーは，Logicool G独自ドライバー「PRO-G」の40mm径モデルであるが，従来のドライバよりも厚みを減らした「低プロファイル」なモジュールを採用しているのが特徴だ。スリムで軽量，バッテリー消費が少ないことに加えて，低音域の向上や24bitオーディオ再生を可能にするといった利点も有するという。
　ただ，音質的には，「PRO X 2 LIGHTSPEED ワイヤレス ゲーミング ヘッドセット」が採用するグラフェン製ドライバーには及ばないとのことなので，すべての面で最上位のヘッドセットというわけではない。

　もうひとつ，G733 LIGHTSPEEDと比べたときの大きな特徴は，Logicool G独自の低遅延ワイヤレス接続技術「LIGHTSPEED」に加えて，Bluetoothによるワイヤレス接続と，USBケーブルによる有線接続の3方式に対応した点にある。G733 LIGHTSPEEDは，独自ワイヤレス接続しか使えなかったので，さまざまな機器や接続方式で使えるようになったわけだ。

　充実したスペックと機能を備えながら，2万円台半ばという価格を実現しているので，ゲーマー向けワイヤレスヘッドセットを求める人の注目を集めそうな製品だ。

Logicool G公式Webサイト