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すべてのスペックを最上級で揃えたeスポーツプロ向けマウス「Razer DeathAdder V4 Pro」発表
税込価格は2万8980円である。
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第1の特徴は,ワイヤレス接続時の低遅延化にある。Razerは以前から,独自の低遅延ワイヤレス接続技術「Razer HyperSpeed Wireless」(以下,HyperSpeed)を採用していた。DeathAdder V4 Proでは,その進化型であるという「Razer HyperSpeed Wireless Gen-2」(以下,HyperSpeed 2)を,初めて採用したのが特徴だ。
ワイヤレス通信部分の遅延は,HyperSpeedが平均で0.461msだったのに対して(※ポーリングレート 8000Hzの場合,1000Hzでは0.934ms),HyperSpeed 2では0.291msと,約63%まで短縮できたという。
60fpsの映像1フレーム分の表示時間が約16.7ms,500fpsでも2msなので,どれだけ低遅延かが分かるだろう。
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DeathAdder V4 Proにおける第2の特徴は,ポーリングレート(USBレポートレート)にある。HyperSpeed 2とUSBによるワイヤード接続のどちらも,ポーリングレートは最大8000Hzだ。それに加えて,通信方式の改良により,PC本体とマウスの送受信を効率化して,通信の安定性も向上しているという。
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さらに,ワイヤレス通信時の電力効率も,約67%に向上。動的なポーリングレート切り替え機能により,ゲームプレイ時だけ最大8000Hzまで上げて,それ以外のアプリやOSの操作時には,1000Hzまで下げるといった動作も可能になった。バッテリー駆動時間の延長が期待できるだろう。
第3の特徴は,搭載センセーの強化にある。先代の「Razer DeathAdder V3 Pro」の搭載センサー「Focus Pro 30K Optical Sensor」は,トラッキング速度が750 IPS,最大加速度70G,トラッキング解像度最大3万 DPIというスペックを備えていた。
それに対して,DeathAdder V4 Proが搭載する光学式センサー「Razer Focus Pro 45K Optical Sensor Gen-2」は,トラッキング速度が900 IPS,最大加速度85G,トラッキング解像度最大4万5000 DPIと,すべての点で上回るスペックを備えている。DPIは1 DPIずつ調整が可能で,リフトオブディスタンスも26段階で調整できるなど,好みやゲームに合わせて細かく調整できるのもポイントだ。
また,スクロールホイールの改良も特徴である。Razer初という光学式エンコーダを備える光学式スクロールホイールを採用。既存のメカニカル式エンコーダに特有のバウンス現象が起きないため,精度が高くスクロールの向きや入力を誤ることがないという。
そのほかにも,左右メインボタンには,光学式スイッチ「Razer Optical Switch Gen-4」を採用し,ボタンの押下に必要な力を12%軽くしたほか,1億回以上の打鍵に耐える耐久性を備える。
マウスの軽量化もポイントで,DeathAdder V3 Proの約63gから,約56g(ブラック)または約57g(ホワイト)に軽くなった。それでいて,バッテリー駆動時間はポーリングレート8000Hz時で最大22時間,1000Hz時なら最大150時間を誇る。先述した動的なポーリングレート切り替え機能を使えば,ゲーム中は8000Hzに設定しておいても,比較的長時間使えるだろう。
最上級のスペックを詰め込んだeスポーツプロ向けマウスだけあって,かなり高価な製品ではあるが,最高の道具を揃えてプレイしたいという競技志向のゲーマーなら,響くところがありそうだ。
RazerのDeathAdder V4 Pro製品情報ページ
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