［韓国ゲーム事情＃835］「Hellgate」ローンチイベントで明らかになった大型アップデート“Stonehenge Chronicle”

Kimの韓国最新PCゲーム事情＃835

「Hellgate」ローンチイベントで明らかになった大型アップデート“Stonehenge Chronicle”（2008/1/15）

　韓国では1月15日からオープンβテストが始まった「Hellgate: London」（以下，Hellgate）。そのローンチフェスティバルが1月11日にソウルで行われた。当日は，雪が降る悪天候にもかかわらず2000人を超えるプレイヤー達が会場に集まり，韓国におけるHellgateの注目度の高さを証明した。


　同イベントでは，まずFragship StudiosのCEO，Bill Roper氏とHanbitSoft社の会長であるKim Young Man氏が登壇し，1月中に北米サーバーに実装される予定の大型アップデート“Stonehenge Chronicle”についての発表を行った。まずは，発表会で上映されたムービーをご覧いただきたい。


　Stonehenge Chronicleは，有名な古代遺跡が背景になっている。一定のレベルに到達したプレイヤーなら誰でもTempler基地からStonehengeへ移動することができる。プレイヤーは“新しい地域を探険する”ことを選択してランダムに生成されるインスタンスダンジョンに入場し，巨大な新悪魔達と戦うことになる。悪魔との戦闘に勝利すれば，隠された地域を探索できるという。
　Stonehengeは既存のストーリーラインから少し抜け出した，より高難度のエリアとなる。すでにHellgate本編をやり込んだプレイヤーにとってもプレイしがいのあるコンテンツとなるだろう。なお，Stonehenge Chronicleで追加される地域やクエストは以下のとおり。

Stonehenge

　Stonehengeは，未知の世界を探険する拠点となる“村”だ。今回のアップデートコンテンツの中心に位置し，今後アップデートされるコンテンツのハブ的な役割も果たすことになる。

野生の森

　プレイヤーはロンドンを抜け出せることになったが，一人で冒険するのは非常に危険だ。“野生の森”は，いくつかのフィールドから構成されており，強力な敵が存在する。もちろん，敵を倒せば魅力的な戦利品が得られる。

君主の洞窟

“地獄男爵のモルロク”と戦える君主の洞窟は，合計8個のマップで構成される。何度でもプレイすることが可能で，モルロクに挑戦したいプレイヤーは，まず君主の洞窟奥にいる4体の“君主”達をなぎ倒さなければならない。4体の君主達を倒せば，新デザインのフィールドでモルロクに挑戦できるようになる。


　それ以外の要素としては，ほかのプレイヤーとのPvPが行える決闘場，Stonehengeエリアでのみ得られる新しい武器や防具，そしてさまざまな新悪魔の追加などが挙げられる。また，チャットやパーティ検索といったコミュニケーション機能，近接戦闘アニメーションなども改善されるとのことだ。


　Hanbit Softによれば，1月12日と13日の両日に行われたプレオープンβテストでは，50万件を越えるクライアントのダウンロードが行われたとのこと。以前に行われたクローズドβテストと先行発売された限定版パッケージ，そして加盟PC BANGに設置されたクライアントを合わせると，100万人近いHellgateの潜在プレイヤーがいるという推測も成り立つ。韓国では，北米版の発売から約3か月遅れてのオープンβテスト開始となったが，今後の動向に注目したい。