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8.8型有機ELディスプレイ搭載の携帯型ゲームPC「Legion Go Gen 2」が12月12日に国内発売
上位モデルにあたるLegion Go Gen 2は,2023年に登場した初代「Legion Go」をベースとして改良を加えたスペックアップモデルだ。一方のLegion Go Sは,携帯性を重視した新たなモデルで,税込のメーカー想定売価は,順に18万9000円,9万9880円となっている。
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Legion Go Gen 2は,8.8インチサイズのディスプレイを搭載した携帯型ゲームPCで,ディスプレイの左右に着脱可能なゲームパッドを備えているのが特徴だ。
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ディスプレイのサイズは,初代Legion Goと変わらないが,パネルがIPS液晶パネルから有機ELパネルに変更したのが見どころである。パネルの解像度は1920×1200ドットで,最大リフレッシュレート144Hzとなっている。
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Legion Go Gen 2は,初代Legion Goに寄せられたフィードバックを取り入れて,さまざまな改良を施しているのもポイントだ。たとえば,初代Legion Goの筐体は全体的に直線が多い角ばっていたのに対して,Legion Go Gen 2は若干丸みを帯びたものに変更となった。
ゲームパッドもボタンの大きさや位置を調整しており,側面や背面に搭載する拡張ボタンを少し小さくすることで,誤操作しにくい設計を採用したという。
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また,右側のゲームパッドに付属のアタッチメントを取り付け,垂直に立ててマウスのように操作する「FPSモード」用の新たな機能も備えている。
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Legion Go本体と接続するポゴピンを直接触らないようにするカバーや,アタッチメントが外れにくくなるロック機構,アナログスティックの軸が手に当たらないようにする工夫なども盛り込まれている。
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搭載SoC(System on a chip)の「Ryzen Z2 Extreme」は,AMDが2025年1月に発表した携帯型ゲームPC向けのプロセッサ(関連記事)で,8コア16スレッドのCPUコアとRDNA 3.5世代のGPUを統合している。Ryzen Z2 ExtremeのCPUコアは,Zen5アーキテクチャベースの高性能コアと,Zen 5cアーキテクチャベースの高効率コアを組み合わせることで,高い性能とバッテリー駆動時間を両立するという。
メインメモリ容量は32GBで,初代Legion Goの16GBから倍増しているのもポイントだ。内蔵ストレージ容量は1TBで,さらに最大容量2TBまでのmicroSDカードも利用できる。
内蔵バッテリー容量は74Whで,初代Legion Goの約1.5倍となり,より長時間のバッテリー駆動が可能とのことだ。
一方のLegion Go Sは,持ちやすさを重視した携帯型ゲームPCだ。8インチサイズで,解像度1920×1200ドット,最大リフレッシュレート120HzのIPS液晶パネルを搭載しつつ,公称本体重量が約740gと,比較的軽いのが見どころとなっている。
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こちらは,ゲームパッドが固定式で取り外しできない。また,背面の拡張ボタンが左右1つずつだけで,比較的シンプルな構成となっている。
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搭載SoCの「Ryzen Z2 Go」は,Ryzen Z2 Extremeと同時に発表となった携帯型ゲームPC向けのプロセッサだ。Zen3+アーキテクチャベースの4コア8スレッドCPUと,RDNA 2世代のGPUを統合しており,Ryzen Z2 Extremeと比べると,性能面は控えめだが,電力効率を重視したSoCといえるだろう。
メインメモリ容量は16GBで,内蔵ストレージ容量は512GBとなる。
なお,海外市場向けのLegion Go Sには,OSにSteam OSを採用したモデルも用意されているが,Lenovoによると日本市場ではWindows 11搭載モデルのみを販売するという。
- 関連タイトル:
Legion,LOQ
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